犯罪捜査の英語:instinctとhunch – GRIMM/グリムシーズン1第2話

 

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** ネタバレを含みます **

 

今日は、犯罪捜査の海外ドラマで、捜査官の会話で結構でてくる単語をご紹介します。

ベテランの捜査官や刑事のセリフには、「捜査には勘が大切だ」とか、逆に「勘だけで捜査するな」とかがたまに出てきます。

instinct
本能、直観
これは、持って生まれた先天的な本能や勘です。

 hunch
勘、予感
こちらは、虫の知らせや、当てずっぽうを指します。「勘だけで捜査するな」というときは、だいたいこちらの単語が使われます。

 

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さて、『GRIMM/グリム』シーズン1第2話「通過儀礼」(Bears Will be Bears)の続きです。

3人のイェーガーバーの儀式を阻止し、ほっとしているニック・ブルクハルト(デヴィッド・ジュントーリ)に、モンロー(サイラス・ウェイア・ミッチェル)から電話が入ります。

ニックは、何者かに命を狙われているマリーの護衛をモンローにお願いしていました。モンローたちブルックバッドにとって、マリーたちグリムは宿敵です。実際、モンローの祖先はグリムに随分酷い目に遭わされてきたのです。それにもかかわらずモンローはニックのためにマリーの護衛を引き受けたのでした(本当にいい人)。

そして、予想通り刺客がやってきたのですが、モンローは過剰に撃退してしまいます(つい本能が出て、相手の腕をもいでしまった・・・)。電話で知らせを受け、ニックは病院へと急ぎます。

一方病院では、神父に変装した刺客がメスを持ってマリーに近づきます。
ガンでしかも重症を負っているにのかかわらず、マリーは反撃し、刺客を倒します。さすがグリムの意地というか、底力というか。

そこにニックが到着しますが、マリーの命は消えかかっています。最期にマリーは、ニックに重要なメッセージを託すのでした。

Marie:Remember who you are. Trust your instincts and nothing else.
マリー:自分が何者なのかを忘れないで。本能を信じて。それだけが頼りよ。

 

このエピソードのタイトルは 「Bears will be bears」です。この will は「習慣の will」 というもので、「熊というものは、どうしたって熊なのだ」という意味になります。

立場は違えども、イェーガーバーであるレイブ氏も、グリムであるマリーも、同じことを言っているのですね。

 マリーはグリムという血筋について語っているので、この場合は「instinct であって、hunch ではないな」ということはおわかりですね~。

 

ニックはマリーのトレーラーを、誰にも悟られない場所へと移動します。
マリーのお墓の前で死を悲しむニック。
墓石には、Marie Kessler 1958-2011 と彫られています。53歳かー。ずいぶん若くして亡くなってしまったのですね。

マリーのお墓を後にするニックとジュリエットの姿を、木の陰からそっと魔物が覗いています・・・・。

 

さてこれから、ニックのグリムとしての成長が始まります。
引き続きお楽しみください!

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