「ブラックリスト」シーズン3第12話話「フェーメ団」(The Vehm (No. 132))のあらすじと感想(ネタバレ)

このブログでは、『ブラックリスト』に登場する英語フレーズの解説、詳しいあらすじ、次回エピソードの予告を紹介しています。
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Photos:NBC
拷問
ピエロの格好をした男。子供向けののイベントに参加していたようだ。
車に乗り込み走り出す。
道で前後から別の車に挟まれて拉致される。
そしてある施設に連れて行かれる。そこには白装束の男たちが集まっていた。
男は、煮えたぎる鉛をかけられ、拷問される。
リズのアパート
エリザベス・キーン(メーガン・ブーン)は、新居のアパートにいる。
子供を生むことのメリットとデメリットのリスト作りをしている。
「トム?」と書く・・・。
そこにトム・キーン(ライアン・エッゴールド)が、犬を連れて朝食を持ってやって来る。
ボストンで教師の職を見つけたらしい。
一緒に来て欲しいというトムに、リズははっきり返事をせずにFBIへ。
リズが出かけた後、トムはリズのリストを見つける。
フェーメ団
レイモンド・レディントン(ジェームズ・スペイダー)がFBIにいる。
焼けた鉛を飲ませるという中世の拷問による殺人事件が起きていた。
レッドの友人であるウェストンも被害者の1人だ。
中世の手口だったことから、フェーメ団が浮かび上がる。
フェーメ団は、元々自警団だったが、大司教の許可のもと、殺人を請け負っているという。
別室でレッドに妊娠したことを告げるリズ。
レッドは気付いていたという。
「トムが父親だな。現在事態は複雑だ。子供が生まれれば、もっと複雑になる」という。
フェーメ団のメンバー
教会の懺悔室にいるメンバー。
封筒を渡される。中には、次のターゲットの資料が入っていた。
サマール復帰の理由
サマール・ナヴァビ(モズハン・マーノ)がクーパー(ハリー・レニックス)に、レスラーとはまだパートナーなのかと聞く。
クーパーは、ロナルド・レスラー(ディエゴ・クラテンホフ)が報告書でサマールが必要だと訴えたため、サマールを復職させた、と説明する。
次のターゲット
子供のセラピストのオフィスにフェーメ団のメンバーが押し入る。
その頃、レスラーとサマールは犠牲者の娘と接触し、殺された父親が小児性愛者だったことを突き止めていた。
小児性愛者がターゲットになっているらしい。
リズの隣人
リズは隣人とすれ違う。
赤ちゃん連れだ。友達になりましょう、と言い合う。
自分の部屋に入ると、トムがいた。
リズのリストを見たトムは、子供のことを話出す。
「生まれてくる子が希望だ、僕たちの子だ」というトム。
リズは、養子に出すつもりだと言い、「レッドからは逃げられない。私たちの世界は子供が住む世界じゃない」という。
それでもトムはボストンへ行こうという。
レッドと男
ある部屋にレッドは男といる。
「人を殺すたびに、私の一部も死んでいく」と男に話すレッド。
そこにデンベが入ってくる。
フェーメ団の情報として、小児性愛者がターゲットで、何者かが裁いているらしいことを伝える。
レッドは男に、「お前は妊婦を殴り、放置した」といって銃殺する。
リズを殴った男だった。
フェーメ団のアジト
アラム・モジダバイ(アミール・アリソン)は、使用された鉛から、フェーメ団のアジトを特定する。
元受刑者が運営する作業所兼会社だった。
レスラーとサマールが踏み込むが、誰もいない。拷問された死体があった。
地下へと降りると、フェーメ団のメンバーがいる。何人かを射殺するが、メンバーの1人を逮捕した。
検視結果
検視官によると、メンバーは体毛をすべて剃っており、しかも去勢されていた。
検視官は、「自分で去勢したようだ」と驚いている。
そして、メンバー自身も元小児性愛者で服役した経歴があった。
つまり、自分と同類を襲っていることになる。
レスラーは逮捕したメンバーを尋問するが、口を割らない。
レスラーたちは、被害者の共通点を探る。
そして、「フェーメ団は操られているんだ」といい、次のターゲットを聞き出す。
次のターゲット
レスラーは、次のターゲットの元へと急ぐ。
そのとき、すでにフェーメ団のメンバーがターゲットに接触していたが、なぜかフェーメ団は姿を消していた。
レスラーは、次のターゲットとして狙われていた男に、「お前は小児性愛者か資金洗浄グループのいずれかだ」といい、逮捕する。
教会
レッドは独自のルートから、フェーメ団の黒幕を探し出していた。
レッドはとある教会にいる。
すると、枢機卿がやってくる。
枢機卿は、バチカン銀行の資金洗浄をしていたのだ。
資金洗浄をする組織は他にも存在したので、彼らをつぶしてビジネスを独占するために、フェーメ団を騙して殺させていたのだ。
レッドは、「ある資金洗浄グループをつぶしたくないか?フェーメ団を呼んでくれ」という。
まもなく、リズとサマールが現れる。
捜査で浮かび上がった枢機卿を探しに来たのだが、枢機卿はもういなかった。
すべてを知ったフェーメ団が枢機卿を拉致して連れて行ったのだ。
「枢機卿が商売敵だから?」と聞かれたレッドは、「そうだ。今、資金調達している。戦争に備えるためだ。我々の戦争だ」という。
一件落着のFBIにて
サマールはレスラーに「今までのことを謝るわ。報告書の件、ありがとう」というが、レスラーにはやっていないという。
「戻るべきじゃなかったと思っているからね。はっきり言って、君は何を考えているかわからない」という。
トムの考え
トムがリズに電話をする。
ボストンの仕事は、レッドの邪魔が入りダメになったという。
そして、養子に出すというリズに、「考えがある。明日には戻る」という。
リズを守るレッド
リズは美容院で髪を元の色に戻した。
アパートに戻るとレッドがいる。
部屋には、レッドが買ったソファがあった。
リズの母親のことを話出す。
「彼女が妊娠したとき、ソ連は崩壊しつつあった。彼女はは中絶さえ考えていた。ところが生まれてみると、彼女にとって子供は神様の贈り物だった。子供を持つ「都合」なんてない。私は子供を持つことを否定しているわけではない」。
リズは「トムの仕事を奪ったわね。あなたが危険の原因を作ってる。もう帰って」という。
「ソファはベッドにもなるよ。妊婦マッサージを予約しておいたから」と言い、出て行く。
サマールとアラム
「ありがとう、報告書」というと、「ばれてた?」とアラム。
チームには君が必要だから、というアラムに「傷つけたのに?」と聞く。
「そうだね、でも君は友達だよ」というアラム。
別居中のクーパー
アラムは、クーパーがまだ部屋にいるのに気付く。
クーパーは、オフィスに寝泊まりしていた。
別居中なのだ。
「このことは内密に」と頼むクーパー。
リズの隣人
リズが隣人のドアをたたくと、中から出てきたのはレッドのアソシエイトだった。
24時間体制でリズのセキュリティを監視しているという。
リズは、養子斡旋業者に連絡する。
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音楽/サウンドトラック/挿入歌
ちょっとした感想
レッド、地道にコツコツ、商売がたきを消していますね。
リズが美容院から帰ってくると、レッドが部屋で待っています。
リズが入ってきたのに気付いたとき、レッドは寝てた?
「はっ」と起きたような気がしたのですが。
お疲れなのかも・・・。
アロママッサージでも受けてリラックスしてください。
トムが犬を 連れてきますね。
この犬、リズたちが前に飼っていた犬なのかな?
似ているけど・・・。
トムは、「犬の散歩してくる」と言って姿を消したわけですけど、そのとき犬を誰かに預けて・・・なんてしていないと思うし。
だとすると、トムが似た犬を探して連れてきたのでしょうか。
そうだったら、いやぁ~、手が込んでいるというか、さすがというかなんというか・・・やなヤツです(笑)
サマールが、アラムがレスラーのレポートに細工したと気付き、「ありがとう」というシーンで。
「ありがとう」と言われたアラムは、自動的に「どういたしまして(You’re welcome.)」と言います。
日頃、いろんなことをやってあげて、「ありがとう」って言われ慣れているのですね。
それから、「えーっと、なんだっけ?(Uh, what for, exactly?)と聞いています。
レスラーとサマールの会話
悪気はないが、レディントンが不確定要素だから、確かな仲間が必要だ。
I’m not so sure I know with you.
君はよくわからないよ。
あらそう。悪気はないけど、ベッドでは最低だったわ。
wild card:正規表現の「ワイルドカード」は、どんな文字にも一致する記号です。
つまり、万能なのだけど、不確実。何をするかわからない人、ということになりますね。
nothing personal:悪気はないけど
よく使う表現です。
suck:吸い込む/最悪、むかつく、うんざりだ
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