「ブラックリスト」シーズン3第2話「マーヴィン・ジェラード」(Marvin Gerard )のあらすじと感想(ネタバレ)

「ブラックリスト」シーズン3第2話「マーヴィン・ジェラード」(Marvin Gerard (No. 80))のあらすじと感想です。
** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
シーズン3の記事一覧はこちらから
シーズン2の記事一覧はこちらから
シーズン1の記事一覧はこちらから
(Photo: NBC)
ロシア大使館
エリザベス・キーン(メーガン・ブーン)は、レスラーとサマールの追跡を逃れてロシア大使館に逃げ込んでいた。
とあるホテルにいるレッド
レイモンド・レディントン(ジェームズ・スペイダー)は、とあるホテルにいる。
そこにはロシア大使がいた。
浮気の現場だ。浮気相手はシャワー室にいる。
レッドは、リズが大使館に逃げ込み外交特権を求めていることを告げる。
そして、大使館内の詳細、特に意思決定権を持つ者とその流れを教えるように頼む。
リズ、モスクワへの移送が決定
ロシア大使館では、情報部門のチーフが現れ、「ウソは明白だ。なぜ外交特権を主張するのか?」と聞く。
リズは、身を守るためと、アメリカとロシアの冷戦を回避するためだと言う。
そして、外交特権を書面で約束してくれれば、実行犯であるカラクルトのことをすべて話すという。
間もなくリズは、モスクワへの移送が決定したと告げられる。
結社の手が伸びる
ホテルの大使に電話がかかってくる。
「キーンはモスクワに移送される」といい、その命令を下したのは連邦関税局のウラジミール・ヴィツィンだという。
ヴィツィンと聞き 、レッドの顔色が変わった。
大使館から移送
リズを載せた車が大使館から出ようとしている。
同乗者の1人が電話で報告する。相手は、ミスター・ソロモン(エディ・ガテギ)だ。
ソロモンは、リズを殺すように指示した。
大使館の門で、レスラー(ディエゴ・クラテンホフ)が立ちはだかる。
ところがサマル・ナヴァービ(モズハン・マーノ)に説得され、車は空港へと出発した。
そこに、レスラーにレッドから電話が。
モスクワへの移送を手配したヴィツインは、カラクルトの入国を指示した男だった。
リズを移送しているのは結社の一味で、リズが危ない。
すぐにレスラーは車で追跡し、追突してなんとか行く手を阻む。
レッドの居場所を携帯で確認した。
ピーボディ通り1425だ。
クーパーとレヴィン
2人がオフィスで話をしている。
レヴィンは、ハロルド・クーパー(ハリー・レニックス)に辞職を勧めている。
ホワイトハウスにまで根回しし、クーパーが年金をもらえるように、投獄されないようにしたのだ。
「自分と奥さんのために条件を飲んで。飲まないのなら、裁判になる。裁判が終わるまで、刑事司法情報サービスに転属。書類仕事の閑職でキャリアを棒に振るつもり?」と聞く。
クーパーは辞職するつもりはない。「力になりたいんだ」という。
FBI
レスラーは、レッドから情報提供があったことを告げる。
「移送は結社が手を回した」といい、病院に運ばれた運転手を尋問することにした。
ところがその頃、病院の運転手はミスター・ソロモンによって殺されていた。
ピーボディ通り1425のダイナー
リズが到着するとレッドが待っていた。
レッドの隣のテーブルの男(クレイトン)が因縁を付けてくるが、銃で脅して黙らせる。
「レスラーに殺されそうになった」というリズに、「あれは結社の一味だ。レスラーは君を守ったんだ」という。
まもなく、ダイナーにパトカーが来る。
慌てるリズだが、レッドは銃を取り出し、客に向かって「大変申し訳ないが、ランチの時間の延長を。指示に従ってくれれば傷つけない」という。
レスラーたちもかけつける。
レスラーは銃を置き、ダイナーの玄関までやってくる。
レッドは、3つの要求する。「電力供給を再開すること。防弾仕様の車を用意すること。マーヴィン・ジェラードを連れてくること。すべて90分でやれ」
マーヴィン・ジェラード
服役中だったマーヴィン・ジェラードを刑務所から移送する。
ハーバード大卒、31歳で教授になり、NYで検事を3年務めた。すべて順調だったが結婚生活の破綻とともに人生も破綻する。妻が親権を持つ息子を誘拐し、服役。その後、闇の弁護士となる。レッドも顧客の1人だった。
ダイナーに到着すると、レッドから洋服が届いていた。
洋服に盗聴器を仕込むFBIに、「そんなことをしても無駄だ」という。
マーヴィンがダイナーに入る。
「来週、仮釈放だったのに」というマーヴィンに、「これは前祝いだ」というレッド。
そして、1つずつ盗聴器を外していく。
マーヴィンはリズに、「やっと会えた。君のために彼は自由を投げ出したんだからな」という。「友人として計画の見直しを頼んだだけだ」というレッド。
そして、「ベッキー・ワインバーグと婚約した。ところが君のせいで婚約期間が10年延びるよ」とため息をつく。
クレイトンをこてんぱんにするリズ
リズの腰に差してあるピストルを狙うクレイトン。
その結果リズと格闘となり、こてんぱんにやられる。
「もうよせ」とレッドは制止するが、リズは完全に切れている。
クレイトンは肋骨が折れ、肺に血液がたまっている。
苛立つリズ
リズは計画がわからずイライラしている。
「弁護士なんてなぜ呼んだの?」とリズ。
レッドは、マーヴィンの経歴を話す。
東海岸トップの刑事弁護士だったマーヴィンは、すべて順調な人生を歩んでいた。
ところが息子が学校で問題を起こすようになる。妻は精神科に連れて行き、たくさん薬を飲ませた。
やがて虐待が始まった。離婚し、息子の親権は妻のものに。ところが虐待が止まらない。
息子を心配したマーヴィンは息子を誘拐し、逮捕される。
服役中、息子は自殺した。15歳だった。
マーヴィンの指摘
PCで作業していたマーヴィンがレッドに声をかける。
「これ読んだか?39-Cの216~217ページ。5~19行目だ。こんなおかしなことがあるか?」という。
そして、「危険だがなんとかなる」と言った。
レッド、行動開始
客にキッチンに移動するように指示する。
そして店主に、ピーカンパイを2切れテイクアウトするといった。
レスラーに電話し、「電源共有をすぐもどせ。60秒以内だ」という。
レスラーのチームが突入
ダイナーの外では作戦が練られている。
突入チームのリーダーは、人質のために電源をもどす。
そして、「レッド目撃の通報があったからここに来た」という。
レスラーは違和感を感じる。というのは、レッドの目撃談などこれまでまったくなかったからだ。
通報の音声を再生すると、通報したのはレッド自身だった。
これは罠だ。
突入することにした。
レッドの行方
人質をキッチンに入れた後、店主、レッド、リズ、マーヴィンの4人は倉庫へと入る。
店主が奥のボタンを押すとエレベーターの扉があき、別の部屋へ。
そこでは、男達が偽札を作っていた。
すぐに撤収を指示し、全員外に出る。
車がさっと到着した。中には、マーヴィンの婚約者が乗っている。
レッドは、「タヒチでバナナ園を買った。そこでのんびりしてくれ。そのうち連絡する。それまでに計画を完璧にしておいてくれ」という。
レスラーたちが突入するが、レッドの姿はなかった。
ピーカンパイと北極星
ホテルらしき部屋でピーカンパイを楽しむレッド。
リズは、「自分を怖れる人の眼が気になる」と落ち込んでいる。
レッドは、船長になるのが夢だった、と語り、「連中は、君のことをわかってると思っていが、本当は何もわかっていない」と諭す。そして、「私が君を見る視線が慰めになればいいのだが」とほほえむ。
部屋のボタンを押すと、壁が開く。
なんとそこは船上だった。部屋はコンテナだったのだ。
空を見上げ、「北極星だ。船乗りはあれで家路を知った。君を見ると、あの星を思い出す家路への道しるべだ」という。
クーパー、調査開始
平社員の小さなデスクに異動したクーパー。
妻のシャーリーンの写真を飾る。
さっそく、カラクルトの調査に着手する。
ソロモンが拷問を開始
デンベ(ハイシャム・トーフィーク)がとらわれている部屋にソロモンがやってくる。
「孫には解毒剤をやったよ。次は君の番だ。レディントンの行方は誰も知らない。でも君は知っているよな?」と、拷問を始める。
レスラーとトム
レスラーは薄暗い建物の廊下を歩いている。
後ろに気配を感じて振り返り、銃を構える。
トム・キーン(ライアン・エッゴールド)だった。
トムは、「話がある」という。
スポンサーリンク
サウンドトラック/音楽/挿入歌
ちょっとした感想
いやぁ、レッドすごい。いつもだけど。
次回予告からすると、行き先はスペインなんですね。
それにしても、用意周到です。
脚本のボーケンキャンプ氏によると、第8話までは伏線がてんこ盛りらしいですね。
マーヴィン・ジェラードも大活躍してくれることでしょう~!
That’s how sailors used to find their way home.
When I look at you, that’s what I see.
I see my way home.
あれはポラリス。北極星だ。
船乗りは、北極星を頼りに家路を探す。
君を見ると、あの星を思い出す。
家路への道しるべだ。
北極星は、ドラマによく登場しますね(恋愛ものが多いかな)。
それにしても、レッド素敵~。
あぁ、こんな台詞、私にも言って欲しい!!!
これって最高の台詞じゃないですかっ!
私ならここで絶対にハグだわ~!
・・・・今世ではムリそうなので、来世に期待します・・・。
それなのに、リズって「ふーん」って感じですよねぇ。
船長の話だって、
あなたなら素晴らしい船長になったでしょうね。
ふつーじゃんっ!
「あなたの船で一緒に航海したいわ」とかなんとか、もっと気の利いたこと言えんのかいな。
リズについてはアメリカのサイトでもいろいろ言われていますが、私もいろいろ思うところがあり。「気分にムラがあって思春期の子供みたい」ってコメントがあったのですが、これに同感ですっ
まぁ、濡れ衣を着せられて間一髪をすり抜け続けているんだからわからないでもないけど・・・。
もう「つかまったらつかまるでいいや」と腹をくくり、レッドを100%信頼すればいいのになぁと思うんですけどね。だって、これまでの行動と言動から、レッドはリズのことを本当に大事に思ってることは明白なんだから。
ぶつぶつぶつ・・・。
『ブラックリスト』に関する記事一覧はこちら:
シーズン1の記事一覧は、こちらから
シーズン2の記事一覧は、こちらから
シーズン3の記事一覧は、こちらから
シーズン4の記事一覧は、こちらから
スポンサーリンク