「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン11話のあらすじ「代理母の誤算」(Down the Drain)

「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン第11話「代理母の誤算」(Down the Drain)のあらすじををお届けします。
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『Major Crimes~重大犯罪課』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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Photos:WarnerBors
下水道の排水路に若い女性の遺体
海へと続く下水道で女性の遺体が発見される。
ルイ・プロベンザ(G・W・ベイリー)、アンティ・フリン(トニー・デニソン)、マイク・タオ(マイケル・ポール・チャン)、フリオ・サンチェス(レイモンド・クルツ)、エイミー・サイクス(キーラン・ジョバンニ)、バズ・ワトソン(フィリップ・P・キーン)が出動。
(キャストのご紹介は、Major Crimes(メジャークライムス)シーズン3:キャスト紹介をどうぞ)
女性の靴が片方なくなっている。
事件と事故の両面から捜査することにした。
検死
遺体が運ばれ、モラレス(ジョナサン・デル・アルコ)が所見を述べている。
シャロン・レイダー(メアリー・マクドネル)とフリンが立ち会っている。
死体の傷はほとんど死後についたものだが、喉を殴れてたため窒息したことが死因だ。
シャロンの携帯が鳴る。先週離婚が成立し、養子縁組を進められるという知らせだった。
にっこり嬉しそうなフリン。
そこでモラレスが重要な発見をする。女性は5~8日前に出産しているというのだ。
赤ん坊は発見されていない。2人とも殺された可能性もある。
大捜索
下水に警察犬を投入し、浜辺ではダイバーが捜索するが、血の付いたベビー用の毛布が発見されただけだった。
そんな中、顔写真から身元が判明する。
ヘザー・ローソン、26歳。
病院の記録から、男の子を出産していたことがわかった。
ヘザーの契約
ヘザーのアパートへ行くと、大家は「家賃は1年分前払いだった。男が払った」という。
その男が「ロナルド・グラバー」という人物だということを特定したチームは、グラバー氏の自宅へと向かう。
夫妻は、ヘザーと代理母の契約をしており、アパートの賃貸も契約の一部だったという。
ラスティの2人の母親
シャロンの自宅。
ラスティ・ベック(グレアム・パトリック・マーティン)は、タオが監修を務めるTVドラマの現場でアルバイトをしている。
コーヒーの調達やちょっとした雑用をしているが、1日に14時間も働いている。
「今週、養子縁組ができるわ」というシャロンに、もじもじするラスティ。
実は、まだ母親に養子縁組のことを話していないという。早々に会いに行くことにする。
代理母契約
取調室にグラバー夫妻がいる。
グラバー夫妻は、代理母の業者にヘザーを紹介してもらった。
ところが途中でヘザーが「別の夫妻に変更する」と言ってきた。
その後、1ヶ月前にまた「まだ興味があるのなら子供を渡せる。ただしエージェントを通さず取引したい」と追加料金を求めてきた。
妻は、「エージェントを通さないからこんなことになるのよ!」と泣きながら出て行く。
夫は、「実は、妻に内緒でさらに追加料金を払っていた」という。出産費用として6万5000ドル、追加で1万ドルだ。
さらに2組の夫妻
ヘザーのメールアドレスを追跡した結果、さらに2組の夫妻に連絡していることが判明した。
ゲイのマグワイヤ夫妻と、ハント夫妻だ。
ハント夫妻はホテルに滞在中なので、チームがかけつけると赤ん坊を抱いていた。
ヘザーが出産した子供だという。
ラスティの決心
ラスティが刑務所で母親に面会している。
「刑務所の生活も慣れてきた」と、ラスティに会えて嬉しいという母。
「どう取るかわからないけど、シャロンの養子になる。ボクには生活の基盤が必要。いつも一緒にいてくれる家族が必要なんだ」というラスティに、母親は怒り出す。
「絶対に許さない。誰の考えなの?」という母親に、「シャロンの考えだけど、自分も100%同意している」というラスティ。
「母親は間違えをおかすものよ」というが、「そうだね、でも母さんは法を犯してる」といって立ち去ろうとする。
母親は、「何が起こっても、何に署名しようと私が母親よ」といい、泣き崩れる。
DNA検査
ラッセル・テイラー(ロバート・ゴセット)の部屋に赤ん坊がいる。
フリンが抱いて、ミルクをあげている。
「赤ん坊の扱いがうまいのね」とシャロンが言う。
3組のカップルがいる以上、父親を特定することが重要だ。DNA検査をすることにした。
そこにタオから連絡が入り、マンホールの階段でヘザーの靴が見つかったという。
他の2組のカップル
ハント夫妻は、6万5000ドルの出産費と、追加で2万ドルを払っていた。
マグワイヤ夫妻は、金以外に車も貸していた。
その後、駐車違反の連絡があったのだが、写真に写っていたのは見知らぬ男だったという。
ヘザーに聞くと、「元カレのトムだ」ということだった。
そして、数日前に医師から連絡があったという。「赤ん坊は元気か?」と聞かれたので「赤ん坊はいない」というと、電話は切れた。
元カレのトム
通話記録から、トーマス・ドーンズという男が浮かび上がった。
トーマスはヘザーの元カレで、医師になりすまして赤ん坊の様子を聞いたのだ。
まもなく、指名手配されたトーマスがカジノで捕まり、取調室へ。
口座に金があり、医師に偽装して電話したことを言うと、「金は返す」という。
自分自身に家族がいないトーマスは、ヘザーと家族を持ちたいと思っており、生まれた子供を抱いたときにそれを確信した。
ところがヘザーは子供を契約していたカップルに渡してしまった。
怒ったトーマスは、ヘザーを呼び出したが、「頼りないあなたには無理。父親失格」と口論になり、ヘザーを殴ってしまう。
隠蔽のためにマンホールに遺体を投げ入れたのだ。
ラスティの決意
部屋でラスティが養子縁組の書類に記入している。
「人生に子供を迎えられるということは幸運だわ」とシャロンがいう。
そして、「私は誰にも頼まずに子供を迎えることができた。これは奇跡よ」と喜ぶ。
ラスティは、「ボクは初日から迷惑をかけ続けてる。いつか、自慢してもらえるような人になるよ。約束する」と、足早に部屋を出る。
ラスティの背中に、「ラスティ、もう自慢に思ってるわよ」とシャロンが言う。
3組みの夫妻の決断
トーマスが2級殺人で起訴されることにより、親権が放棄された。
会議室では、3組の夫婦が今後の対応を話し合っている。
マグワイヤ夫妻は、どちらかの精子で妊娠した子供を望んでいるのであきらめるという。
また、ハント夫妻はいちからやりなおすという。
結果、グラバー夫妻が子供を引き取ることになった。
「今回ほど親切が染みたことはない。みなさんの信頼に恥じないように大切に育てる」と涙する。
養子縁組
判事の前にラスティとシャロンが座っている。
重大犯罪課のメンバーたちが見守る中、正式な養子縁組の手続きが行われるのだ。
養子縁組の書類を読み上げ、サインしていく2人。
「これで手続きは完了した。君たちは正式に法的な家族だ。この場に立ち会えて嬉しいよ」と判事が言う。
シャロンとラスティは抱き合って喜びを噛みしめる。
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ちょっとした感想
ラスティが実の母親に養子縁組の件を話します。
「生活の基盤が」ってさぁ、ラスティそりゃないよ、と思ったのだけど、母親を納得させたかったんだよね。
今まで散々放置していたラスティに「私はずっと母親よ」ってさ。「手元になくなると惜しくなる」って心理でしょう。
そして、「あなたが子供になるなんて奇跡よ」とうれしがるシャロンに、「いつかきっと自慢の息子になるから」と言い放って部屋を出て行ってしまいます。
「あの母親の息子であるボクはそんなに褒められた人間じゃない、今までだって散々酷いことしてきた」と、ラスティは自己肯定度低いと思う。そこに、立派で家柄もいいシャロンに手放しで喜ばれちゃって、困ったんでしょう。
今までのラスティならば嫌みなことでも言いそうだけど、「いつか自慢の子供になるよ」と言うあたり、成長したなぁ・・・としじみじ思うのでした。
それと、3組の夫婦。
とっくみあいのケンカになっても当然のこの状況。しかも、それぞれがかなり経済的ダメージも受けているわけです。日本円にすると1000万円くらい騙されて払っているわけです。
うまく話がまとまってよかったな、と思う。
この後、残りの2組の夫婦にも赤ちゃんがやってきて、3人の子供は同い年、3組で家族ぐるみのお付き合いが続き、兄弟同然の仲良しに・・・・とひじょーに「アメリカ的」な展開を想像しちゃった私(笑)
最後、シャロンとフリンはほっぺにキスしてましたね。これはまぁご挨拶だけど、他のメンバーとはしてなかったと思う・・・。
キャストのご紹介は、Major Crimes(メジャークライムス)シーズン3:キャスト紹介をどうぞ
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