「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン6話「捨てられた命」から英語表現:Jane Doe

「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン6話「捨てられた命」から英語表現です。
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『Major Crimes~重大犯罪課』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
関連記事の一覧はこちらをご覧ください!
とある高級住宅街の平和な朝、ゴミ収集車は、収集箱に少女の遺体が捨てられているのを見つけます。
このエピソードのタイトルが「Jane Doe」ですが、これは「身元不明の女性(の遺体)」を指します。
犯罪捜査ドラマではよく出てくるので、これは是非ともおさえておきたい単語です。
身元不明の人(または遺体)や、裁判で実名を使用できない場合(目撃者など)の匿名としても使用されます。
男性の場合は、John Doe または John Roe
女性の場合は、Jane Doe または Jane Roe
子供の場合は、Baby Doe または Precious Doe
イギリスのドラマでは、John Smith (男性) も使われてたりします。
なぜか???
John や Jane は、いわゆる「よくある名前」なのです。
欧米の名前は聖書に出てくる聖人からとる場合が多いのですが、Johnは「ヨハネ」(英語版の聖書では、「ヨハネ」はJohn)。
Jane は、「ヨハネ」の女性形です。
日本でいえば、「山田太郎」とか「山田花子」・・・でもこれも最近ではあまりピンと来ないかなぁ。
猫でいえば「タマ」、犬でいえば「ポチ」、馬でいえば「アオ」でしょう。
ちなみに、 doe は「メスの鹿」です。「ドレミの歌」の最初に出てくる「ド」は「female deer」です。
これと同じ発音が、dough (パンの生地)。ドーナツ(doughnut)のドー(dough)ですね。
すみません、話がそれちゃった・・・
スポンサーリンク
日本人は、名前をすごーく考えて付けますよね。
漢字自体に意味があるし、音も重要ですしね。でも欧米人は(私が知っている限りですが)、わかりやすい名前や呼びやすい名前が多く、聖人由来も多いです。
たとえば。
Paul (ポール)は聖人「パウロ」から由来する名前ですが、その女性形が Paula(ポーラ)です。そういえば、「ポールとポーラ」っていうアーティストがいましたよね!
[youtube id=”6vOo-3XWxpo” align=”center” mode=”normal” autoplay=”no”]
銀行員時代、60sが大好きなおじさまがいて、カセットテープ(!)のコレクションをお借りしたことがあるのですが、そこに収録されていました。
なつかし~
Mercedes (メルセデス)は、聖母マリア(Maria)に関連する名前で、「慈悲、哀れみ、情け深い人」。
ダイムラーの後援者でディーラーでもあったエミール・イェリネックの娘、メルセデスの名前です。当時、「ダイムラーは響きが堅くで売れそうもない、メルセデスは柔らかいしスペイン風でいいじゃない?」ということで、「メルセデス」という名前が採用されたらしいです。その後、「メルセデス」という名前が広まって、「メルセデス・ベンツ」というブランド名になりました。
おまけ。
ベンツのロゴは3つに別れた円ですから、「もしや三位一体か?!」と思ったけど、「地上、空、海の3つの領域において高品質な製品」という意味だそうです。
名前って、調べてみるといろいろおもしろいことがわかりますね。
このエピソードのあらすじは、「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン6話「捨てられた命」(Jane Doe #38)の詳しいあらすじ
『Major Crimes~重大犯罪課』に関する記事一覧はこちら:
スポンサーリンク