「SCORPION/スコーピオン」シーズン1第21話のあらすじ「二度目の裏切り」(Cliffhanger)

「SCORPION/スコーピオン」シーズン1第21話「二度目の裏切り」(Cliffhanger)のあらすじ
このブログでは、『SCORPION/スコーピオン』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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(Photos:CBS)
キャンベルの神経毒研究所がロックダウン
神経毒研究所。
この研究所は、東京で発生したサリンガス事件をうけて設立されたものだ。
2人の研究者が作業している。
2人は婚約中で、まもなく結婚式。
男性が防護服を着てラボに入り、女性(サラ)は外でシステムを操作する。
ところが、なぜか制御がきかない。
男性の酸素供給が何者かによって停止されようとしていた。
ラボにはサリンガスが充満している・・・。
施設内には、研究員23名が残っている。
ガレージ
ガレージに、IT業界の大物リチャード・エリアが真っ赤なスポーツカーで乗り付ける。
かつて、エリア氏の娘が誘拐されたとき、スコーピオンが助けたことがある(17話「国境を越えて」)。
リチャードはウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)を自分の会社に引き抜こうとしたが、断られていた。
姉の病気の研究資金を稼ごうとしているウォルターに、「ロケットの研究をするなら、同じ原理を使ったこの車を貸してやる」という。
そこにペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー)がラルフ(ライリーB.スミス)をつれてやって来る。
腕まくりしてエンジンをのぞき込むウォルターとラルフ。
2人はそっくりだ。
シルヴェスター・ドット(アリ・スティダム)が、スーパーファンガイのフィギュアを持ってきて、ラルフにあげるという。
「シリコン製だよ」というシルヴェスターにラルフは「悪いよ、もらえない」というが、「君もチームのメンバーだ」というウォルター。
ケイブと長官、そしてウォルター
事件の連絡を受けて、チームは現場に向かう。
ケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)がいる。
施設は完全にロックされ、シルヴェスターですらアクセスできない。
長官はケイブに、「犯人は大統領にメールを送りつけ、バグダッド空爆に関する情報をすべて公開しろと迫っている。90分以内に公開しないと、1人殺すといっている」と伝える。
ケイブは、空爆の真実をウォルターに伝えることができないでいた。
ウォルターが開発したシステムにより、バグダッドで民間人2000人が犠牲になっていた。
何度もうちあけようとしたケイブなのだが・・・。
今はそうも言っていられない状況だ。
ケイブはウォルターを外に呼び出し、「実は空爆のことを3日間に知っていた」とウォルターに告白する。
「なぜ言わなかった」と怒るウォルターに、「そうすれば君はソフトを無効化しただろう。命令に背けば、反逆罪で2人とも逮捕だった」という。
ウォルターは納得できない。
「あんたとはもう一緒に仕事できない」とケイブを拒絶する。
ラボ内の1人死亡
犯人は予告通り、ラボ内の男性の酸素を遮断、男性は死亡した。
フィアンセの死に動揺するサラ。
ウォルターは、施設が完全にロックされている点から、内部の犯行なのではないかと疑う。
サラに電話し、ハブの場所まで行ってもらう。
携帯の映像から、ケーブルが切断されていることがわかった。
犯人が施設内にいることを知り、パニックに落ちるサラ。
ケイブが「絶対に助ける。信じて」とサラに言う。
それを聞いたウォルターは、「黙れ!あんたのことは信用できない。もう二度と信じてくれなんて言うな」とキレる。
そして長官に、ケイブをメンバーから外すように要求する。
犯人を特定
シルヴェスターは内部の画像から、犯人を特定した。
サイモン・ボイドという研究者だ。彼がカメラの死角に隠れると、30秒後にメールが届くからだ。
サイモンは、バグダッドの空爆で婚約者を失っていた。この事件は復讐だったのだ。
焼却炉から侵入
ケーブルをつながないと、システムの制御を取り戻せない。
中に入りたいところだが、サイモンは施設内の監視画像をチェックしている。
作戦がばれれば人質が殺されてしまう。
そこで、監視カメラが設置されていない焼却炉から侵入することにした。
焼却炉は大きな煙突状になっており、稼働をストップしても90秒後には再稼働してしまう。
ハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン)はウォルターに、ケーブル修理用のペン型トーチを渡す。
侵入後に銃を使う必要があるので、ケイブも同行する。
ウォルターは渋々応じる。
2人は、強力マグネットで一歩ずつ降りていく。
ところが、予想より早く焼却炉が再稼働。
熱でマグネットが弱くなり、ずり落ちていくケイブ。
ハッピーはウォルターに、焼却炉の壁にトーチで穴を開け、そこから侵入するように言う。
ケイブはずるずると落ちていたが、ウォルターの足をつかんでなんとか這い上がった。
バグダッドの被害者、サイモン
その後、施設内に入り、ウォルターはケーブルを修復、ケイブは研究者を誘導して逃がす。
ウォルターはサイモンを見つけた。
「バグダッドの空爆は自分のせいだ」というウォルターをサイモンは信じない。
銃を向けながら、「これは正義だ。同じ苦しみを味あわせてやる」と、サリンのボンベを開ける。
サリンガスが施設中にまわり始めた。
サイモンはウォルターを銃で脅し、出口へと向かう。
「これ以上犠牲者は増やしたくないはずだ」というが、サイモンは聞かない。
ウォルターは隙をみてケーブルを切り、ドアの外に出る。
サイモンは、防弾ガラスの向こうにいるウォルターに発砲し、中で死亡する。
全員待避、ラルフ活躍
サリンが放出された今、施設内だけでなく、焼却炉の穴から外部に漏れるリスクがある。
長官は全員に待避するよう指示する。
一方、なんとラルフが現場に来ていた。
ラルフは、サリンガスのことをクラスのみんなに説明したことが「適切ではない」と先生に叱られていたが、先生の目を盗んで窓から逃亡し、現場に到着していたのだ。
パトカー内に保護されるが、無線を聞き、状況を把握していた。
シルヴェスターが、施設内の様子をモニターで見ていると、施設内にラルフを発見。
彼は焼却炉へと向かっていた。
そして、ウォルターが空けた穴をふさぎ、シルヴェスターにもらったフィギュアで穴をふさいだ。
ところが、焼却炉はすぐに再稼働してしまう。
直後、ペイジとハッピーが到着してラルフを引き上げる。
そこにウォルターが到着。
「正義のためだよ。ぼくもメンバーだからね」というラルフ。
ラルフとウォルターがハイタッチしているのを、ペイジは複雑な表情で見る。
ウォルターはケイブに「あんたとは終わりだ」といい、ケイブはチームを去る。
ガレージにて
TVでは、スコーピオンの活躍が報道されている。
スコーピオンが賞賛されているが、チームは浮かない顔だ。
ケイブが帰ってこないことを知って、チームメンバーは不安になっている。
そこにペイジがやってきて、「スコーピオンをやめる」と言い出す。
ドリュー・ベイカー(ブレンダン・ハインズ)がメイン州のコーチの職を得たのでみんなで引っ越すという。
そしてウォルターに、「ラルフはあなたを崇拝している。今日もマネをして死にかけた」という。
ウォルターは「ボクのようになっちゃだめなのか」というが、「あなたのようにはなって欲しくない」というペイジ。
ペイジが去った後、ウォルターはエリア氏から借りたスポーツカーに乗り込み出て行く。
「2人ともいらない」と、危険な運転をする。
道に飛び出してきたキツネをよけ、車はガードレールを破って転落する・・・。
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ちょっとした感想
長官が全員待避を指示しますが、「ボクは行かない」と、ますますかっこよくなるシルヴェスター!
これまでウォルターは、危険を顧みず救助にあたってきたわけですが、これってバグダッドの罪滅ぼしだったんですね。
空爆の件は「3日前に知った」とケイブは言っていたので、最初から空爆用と知っていたわけではなさそうですが、ウォルターの怒りは収まりません。
しかし、「あなたのようになって欲しくない」とペイジが言い(私の解釈:ウォルターが他人の感情を理解できないことも困りものだけど、なによりもウォルターはあまり幸せに見えない)、「ラルフを繭の中で育てるつもりか?君を捨てたドリューについて行くなんて!」とウォルターが言います(私の解釈:世間から守ろうったっていつか社会に出なければならない、君を捨てた男は家族じゃない。ボクやチームが家族としてここにいるじゃないか!)。
まぁ、ある意味お互いずっと思っていたことを言っちゃったわけです。
でもペイジが言うことわかる。
私、ラルフが自分の子供だったら、もう関わらせませんわ。
才能が開花する前に死んじゃいますからね。
それに、これまでのエピソードで「ラルフを危険な目に遭わせない」とウォルターは約束しているわけだし。
無茶な運転なんてちと子供っぽいけど・・・。
まぁ、お父さんがいなくなっちゃって、同時に失恋したようなもんだからなぁ。
アメリカではこのエピソード、非常に評判悪いです(ストーリー的にありえないっ!!!という意味で)。
まぁ、いいじゃないですか、と最終回を楽しみにします~
音楽/サウンドトラック/挿入歌
なし
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