CIAの隠語とは?ザ・ブックシーズン1から

** ネタバレを含みます **
スパイものには、隠語がつきものです。今日は、隠語、というほどではありませんが、知っていると面白い「呼び方」をご紹介しましょう。
『ザ・ブック/CIA大統領特別情報官』シーズン1第11話「本物の脅威」(The War at Home)から
This is Langley, my friend, not Capitol Hill.
ここはCIA本部だ。ワシントンじゃないんだよ。
Laungley(ラングレー)は、バージニア州ラングレーを指します。CIA本部はバージニア州マクレーンにあるのですが、その近隣がラングレーと呼ばれているため、「ラングレー」といえば、CIA本部を意味します。ポトマック川を挟んで、ラングレーは西側、首都のワシントンは東側に位置します。
Capitol Hill(キャピトルヒル)とは、アメリカ合衆国議会議事堂がある場所です。日本でいえば、国会議事堂がある永田町、というところでしょうか。
CIA諜報員の活躍を描くドラマといえば『コバート・アフェア』(原題:Covert Affairs)もありますが、ここでも Laungley 連発です。「シーアイエイ」よりも、「ラングレー」の方が言いやすいからかな。
そうそう、FBIにも、よく使われる別称があるんです。詳しくはhttp://kauma.tokyo/23.htmlをどうぞ。
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『ザ・ブック/CIA大統領特別情報官』シーズン1で終わっていて、シーズン2についてはいまだ発表されていません。
3月11日時点で、エグゼクティブプロデューサーのJoe Carnahamがドリームワークスの映画『Motorcade』の脚本と監督の契約を結んだとか。これで、『ザ・ブック』シーズン2はやっぱり打ち切りになるのではないか、と憶測されています。NBCでは『ブラックリスト』が好調である一方、『ザ・ブック』の評価はいまひとつだったようです。
しかし、シーズン1の最終話では、チャーリー・タッカー(キャサリン・ハイグル)が、宿敵テロリストを単独で追い詰め、見事暗殺に成功するのですが・・・・って感じで終わっています。もしシーズン2がないのなら、え?これで終わり???という非常に中途半端な状態です。
チャーリーにとって大統領は、テロリストに殺されてしまった婚約者の母親です。義母にあたるわけで、個人的にも親しいんですよ。そして、息子を殺された大統領はテロリスト暗殺に躍起になります。私としては、このあたりの公私混同が、ちょっと感情移入できない部分でした。
また、大統領は、国家がテロの脅威にさらされ、弾劾の危機もある「いっぱいいっぱい」の状態。それなのに、「君は変わってしまった」なんて大統領の夫は不平不満を言う。ここもちょっと感情移入できないかなぁ。
しかも、亡くなった婚約者ではなく、寄りがもどった昔の恋人ニック(CIA捜査官)とチャーリーとの関係が軸になっているものねぇ・・・・。
いずれにしても、ここで本当に打ち切りになったとしても、なんとなくわからないでもないです。それにしても、アメリカの海外ドラマってほんとにシビアですね。
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