Major Crimes(メジャークライムス)シーズン3第3話のあらすじ「迷探偵 再び」(Frozen Assets)

「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン2話「迷探偵 再び」(Frozen Assets)の詳しいあらすじです。

*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***

このブログでは、『Major Crimes~重大犯罪課』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。

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朝食後の車中

ラスティの母親との朝食後、ラスティ・ベック(グレアム・パトリック・マーティン)、ルイ・プロベンザ(G・W・ベイリー)、アンティ・フリン(トニー・デニソン)が車に乗っている。

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フリンは、ラスティの母親を2カ月みているが本気で立ち直ろうとしていると感じている。
ラスティは母親をサポートするために仕事を見つけようかな、という。

 

そこに、プロベンザに電話がかかってくる。殺人事件だ。

 

ブースター邸宅

現場のブースター家に到着すると、ディック・トレーシーが待っていた。

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本名ベアード、精神病の病歴がある。昔、プロベンザの名を語って事件の証拠品を持ち出した過去があるが、そのおかげで事件は解決した、という複雑な事情がある。
現在は、この邸宅の警備員をしている。

 

この邸宅の家主である大富豪、マーセラ・ブースターは少し前に死亡し、ペットの犬が2千万ドルの遺産を相続していた。
ベアードは警備員として屋敷に住み込み、犬の世話をしていた。

そして、相続人である犬が死んだのだ。

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死因は、エサに仕込まれたヒ素だった。

 

現場検証していると、クライナーと名乗る男を先頭に、隣人達が様子をみようとぞろぞろ入ってきた。

 

ベアードの事情聴取

シャロン・レイダー(メアリー・マクドネル)がオフィスで事情を聞く。

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そこにラッセル・テイラー(ロバート・ゴセット)がやってきて、ベアードを釈放しろという。
ブースター家は警察に多額の寄付をしており、財産を管理する弁護士が寄付金をたてに釈放を要請したのだ。

 

ベアードの雇い主は、エターナル・メドウズという会社だった。
遺体の頭部のみを冷凍保存する会社であり、亡くなったマーレラの頭部も保存されている。

ベアードは、「守秘義務があるが」と、エターナル・メドウズの見取り図と、頭部が保存されている部屋の暗証番号をプロベンザたちに教える。

 

冷凍された頭部を押収

プロベンザフリンがエターナル・メドウズに行く。

技術革新が進んだ未来に、解凍した頭部を若い身体に付けるらしい。
この会社は、蘇ったときの財産管理という名目で、5%の手数料をとっていた。

 

教えられた暗証番号で、冷凍された頭部を押収し、検死に持ち込む。
モラレス(ジョナサン・デル・アルコ)は、「まず解凍しないと何も調べられない」という。

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そこにテイラーがやってきて、「エターナル・メドウズに訴えられた。解凍したら冷凍できない。遺言が無効になる」という。

これはつまり、遺言を無効にしたい人物の仕業だ。

 

富豪のマーセラの甥と姪

2人をオフィスに呼び事情を聞くが、殺人を段取りするほど頭が回らないようだ。
2人の共通点は、警備員のベアードを嫌っている点だった。

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一方ベアードは、自分が通報したわけだし、暗証番号も教えた。犬が死ねば住む家を失うし、自分に金は入らない。だから犯人ではないと主張する。

 

事情聴取中、姪に不動産屋から電話が入る。
これにはどうやら、邸宅の隣人であるクライナーが絡んでいるようだ。

クライナーは、最初に犬の死体が発見されたときに邸宅にやってきた。
クライナーはなぜか邸宅の門の暗証番号を知っていて、自由に入ることができたようだ。

 

再びブースター家

クライナーを調査するために、シャロンが姪になりすまして邸宅で待つ。

一部始終が録画され、隣の部屋でチームが見守る。

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クライナーがやってきて、「本気で売却を?」と聞く。

「価格で折り合えば」とシャロンが答える。そこにわざと電話がかかってくる。
電話を切ったシャロンは、「5時にロス警察が家宅捜索にやってくる。それまでの時間、売却の査定をしたいならばご自由にみてください」という。

 

クライナーはキッチンへとダッシュし、冷蔵庫からエサを取り出す。
そこにベアードがやってきて、「犯人はお前だな」という。

これでは計画がぶちこわしだ、とチームは心配したが、クライナーは引き出しからナイフを取り出し、ベアードを追いかけた外に出たところでチームに捕まった。
そして、マーセラ・ブースターの殺人容疑で逮捕された。

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一件落着

クライナーは司法取引の結果、懲役25年だ。

テイラーがやってきて、「エターナル・メドウズの訴えは法的根拠がないことがわかり、寄付が継続される」と、ベアードに感謝する。

ベアードは得意気に、長編の供述書を書いている。

 

そこにラスティがやって来る。
大型店舗で警備員の仕事ができるよう、プロベンザに推薦状を書いてもらったが、やはり働くのはやめるという。

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自分の言葉で誰かが逮捕されるのは荷が重いと思ったからだ。
シャロンは、高校を卒業してから考えればいい、という。

 

話しているうちに、ベアードと、ラスティのために書いた推薦状が消えていた。

ベアードは名前を書き換え、まんまと大型店の警備員の仕事をゲットしていた。

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ちょっとした感想

「メジャークライムス」ってたまにこういう軽いエピソードがあります。

ディック・トレーシーことベアードは、シーズン5の第6話「Tapped Out」に登場しています。

「メジャークライムス」では、こういう軽いエピソードの場合、ユーモアたっぷりなのです。
というわけで、調べてみました。

 

遺産を相続した犬はマルチーズで、名前は「ファルコン」。
これは、『マルタの鷹』(私立探偵が主人公のハードボイルド、映画化もされている)の原題、「The Maltese Falcon」からとっています。

 

ヒ素(arsenic)が発見されたと聞いたプロベンザは、「ヒ素?それじゃ老嬢は?」と聞きます。
これは、映画『毒薬と老嬢』(原題は Arsenic and Old Lace)をもじっていますね。

 

テイラーが「ブルースターの多額の寄付を失うわけにはいかない」という台詞で「Brewster’s Millions」と言いますが、これも映画『マイナーブラザーズ史上最大の賭け事』(原題:Brewster’s Millions)をもじってます。

 

長年の映画ファンであれば、その場でニヤリ、という場面なんでしょうけど、私は調べてみてやっとわかりました(笑)
こういう点でも、これは大人向けのドラマですね~。

 

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major

 

 

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