Major Crimes(メジャークライムス)シーズン3第2話のあらすじ「誤認逮捕」(Personal Day)

「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン2話「誤認逮捕」(Personal Day)の詳しいあらすじです。
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『Major Crimes~重大犯罪課』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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Photos:Warner Bros
法廷
17年前に、向かいの家の幼なじみ(アナ)を殺害した罪で収監されたダンテ・ゴメスが仮釈放を訴えている。
法廷には、車椅子に座るアナの父と、兄2人がいる。ダンテを有罪にしたフリオ・サンチェス(レイモンド・クルツ)も同席している。
罪を犯した時点で16歳の未成年だったこと、懲役20年のうち17年が経過したこと、模範囚であることを理由に、ダンテは仮釈放された。
重大犯罪課のオフィス
ダンテがオフィスに来ている。
「ギャング仲間はみな死んだ。逮捕してくれたおかげでボクは生きてる」とサンチェスにお礼を言う。そして、「実はアナを殺していない、無実だ」と主張した。
「年取った祖母が亡くなる前に無実を晴らしたい。調べて欲しい」と、アナ殺害の日に自分がいた酒屋の住所を渡す。
酒屋の映像
その日、酒屋には2人組の強盗が入った。
17年前の古いVHS映像なので粗くはっきりしない。
シャロン・レイダー(メアリー・マクドネル)は、「証拠を見直す。もう1人の男を捜し出し、事実をはっきりさせる」という。
ラスティ悩む
ラスティ・ベック(グレアム・パトリック・マーティン)とルイ・プロベンザ(G・W・ベイリー)が廊下で話している。
ラスティは、母親のことをまだシャロンに言っていない。
プロベンザは、今日は非番だ。
ラスティが「タイミングがなくて」と言っているところに、運良くというか運悪くというか、シャロンが来る。
仕方なく、母親がリハビリ施設にいること、すでに数回面会していることを伝える。
シャロンは驚くが、嬉しいと言う。
ラスティは、これまでのことを母に謝罪させたいと考えていた。
さっそく、プロベンザとラスティが、母親(名前はシャロン)を施設に迎えに行くという。
証人のセザール
セザールは、ダンテがアナを殺したことを証言した証人だ。
ダンテが無実を主張していることを伝えた上で、殺害の夜について改めて聞く。
「2人が公園にいるところを通りがかった。銃声が2回して、振り返るとアナが死んでいた。ダンテが逃げた」と証言する。
シャロンは、「背後で銃声を聞いたことになる。証言にはやはり穴がある」という。
そこに、ダンテ殺害の知らせが入った。
現場に急行する。
ダンテのガレージ
ダンテはガレージで殺害されていた。
「あなたに非はない」と、サンチェスに言うシャロン。
通報者は祖母だった。
犯人逮捕に全力を尽くす、というシャロンに「ウソよ」という。
息子のマイク(ダンテの父)を22年前に射殺され、7年後にその弟も射殺された。そのとき警察は何もしなかった。今回も何もしてくれるわけがない、と怒る。
家から出ると、向かいの住人が玄関で捜査の様子を見ている。
アナの父と兄2人だ。
サンチェスは兄2人から話しを聞きに行き、シャロンは監察医のモラレス(ジョナサン・デル・アルコ)のもとへと向かった。
兄2人の話
アナの兄2人を重大犯罪課のオフィスに呼び、話を聞く。
昨夜、ダンテが来て無罪を主張したため、バットで「手加減して」殴ったという。
玄関には血のついた木製のバットがあった。
手加減したのは、ダンテにはバックがいたため、その報復を恐れたからだった。
ダンテをいつも守っていたのは、ザモラという男だった。
ダンテの死体
シャロンはモラレスの説明を受けている。
打撲が酷く、頸椎は粉々の状態だった。また、木片が付着していた。
2回襲われ、2回目が致命傷になったようだ。
そこにプロベンザから電話が入る。
ラスティの母親がオフィスに到着した。
もう1人のシャロン
ラスティの母シャロンがオフィスにいる。
「ラスティを自宅に引き取り、高校を卒業させてくれた」と、これまでのことを心から感謝している。
シャロンが施設の場所を聞くと、ロングビーチのシグナルヒルだという。
その施設は、薬物による犯罪者を送る施設だった。
そこで初めて母親は、「警察に捕まって、裁判か施設に行くか、選択を迫られた」と打ち明ける。
「断薬して45日。生まれ変わった私を見てほしい」と、2人のシャロンが堅く抱き合う。
ところが、自発的に施設に入ったわけではないことを知ったラスティはショックを受ける。
ザモラの取り調べ
オフィスにザモラが呼ばれる。
酒屋の強盗の写真を見せ、ダンテが殺されたことを伝えると、ザモラは真実を話し出した。
強盗のもう1人はダンテだった。
「ダンテは唯一の友達だ。強盗でつかまれば有罪が3回になり、終身刑をくらってしまう。それを免れるため、オレのために偽証した。だから、ダンテのことは一生守ろうと思っていた」という。
改めてセザールの取り調べ
セザールが再び呼ばれる。
問い詰めると、「アナの殺害現場は見てない。公園にも行ってない」と打ち明けた。
セザールの証言でダンテを有罪にしたサンチェスは、ショックを隠しきれない。
「あんな奴、どうせ刑務所行きだ」というセザールに、サンチェスは「ダンテは死んだんだぞ、わかっているのか!」と殴りかかる。
セザールは、ウソの証言をしないと殺す、と脅されていたという。
シャロンの家
「あれからどうだった?」というシャロンに、「なごやかだったよ」と答えるラスティ。
ラスティは、聞かれないと強制入所だったことを言わなかった母親の態度にひっかかっていた。
「一緒には暮らさない。もうお守りはごめんだ。でも、また来週来てを言われた。行きたいけど、どう接すれがいいかわからない」と言うラスティに、シャロンは「私も行くわ。自分で判断したいし」という。
アナの兄2人
オフィスで、酒屋の強盗の写真を見せる。
アナの殺害時間にダンテが別の場所にいたことを知り、顔色が変わる。
セザールを脅していたのはこの2人だったが、誤った相手に復讐してしまったことに気付いたのだ。
セザールの告白
その後、アナの家の周囲をセザールがうろうろしていたという目撃談が出た。
アナを殺害し、銃をダンテの車に仕込んだのはセザールだ。
そして、アナの兄たちに殴られた後、自分のバットでダンテにとどめを刺したのもセザールだった。
シャロンは、両方の殺人を認めて、別名で遠くの刑務所に入るか、ダンテの殺害だけを認めてザモラと同じ刑務所に入るか、どちらかを選ぶように言い渡した。
週末、シャロンの家
ラスティは落ち着かない。母親には会いたいけど複雑な心境だ。
「会うのは正しい行いだけど、気は晴れない」というラスティに、「間違ったことをするよりはマシよ」と、2人でリハビリ施設へと向かう。
ダンテの祖母の自宅
サンチェスが、ダンテの祖母のもとに、孫の無実を伝えに行く。
そして、「2人の息子の殺人事件を個人的に調べる」という。
ダンテの祖母は、「長男のマルコは酷い男だったし、ひどい息子だった。でも愛していた」と、サンチェスの手を握る。そして、「あなたは、マルコに少し似てる。あなたは頑固者でしょ?」と語る。
サンチェスの目から涙がこぼれる。
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ちょっとした感想
メジャークライムスのエピソードの人気投票サイト(アメリカ)を見つけたのですが、このエピソードはシーズン3の中でもかなり評価が低いのです(下から3番目)。私としては結構面白かったけどな。他のエピソードの期待が高まります・・・。
サンチェスは、ウソをついていたセザールに殴りかかり、シャロンに
今すぐ怒りをコントロールしなさい
なんて言われる短気な人だけど・・・。
最後の涙、どんな涙だったんだろう。
無罪の男を有罪にして17年も服役させたこと(しかし、彼自身が司法取引を拒否したわけで、シャロンの言う通りサンチェスに非はないと思う)、警察への不信感に加担してしまったこと、2人の子供を亡くした悲しみ、ひとりぼっちになってしまった祖母の境遇(死ぬ前に無実を晴らしたい、とダンテが言ってた)など、いろいろなのかなぁ・・・。
サンチェスには昔、病気の妻(発作を起こしやすい)がいたのですが、医師に薬を辞めるように提案されます。ところが、食料品店に車を走らせている途中、発作が起きてしまい事故、その結果意識不明に。4日後に亡くなってしまいます。しかもそのとき、妻は女の子を妊娠していたのでした。
サンチェスは医師に対してものすごい怒りを感じ、それから怒りをコントロールできなくなった、と。
2人の息子、さらに孫まで失った祖母を見て、亡くなった妻や子供のことも思い出していたのかもしれませんね・・・。
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