SCORPION/スコーピオン、シーズン1第6話の詳しいあらすじ「名画の行方」(True Colors)

*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『SCORPION/スコーピオン』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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スコーピオンシーズン1第6話「名画の行方」(True Colors、シリーズ通算6)
車が炎上
車が炎上している。それを見ているスコーピオンのメンバー。
国土安全保障省の役人はカンカンだ。
「24時間で1億ドル以上の損害を出した。天才なのに、不安定じゃないか。心理鑑定を受けろ」と言い渡した。
それぞれのメンバーが、個別に審理鑑定を受けることになった。
事の始まり
24時間前。
ペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー)がガレージに入ってくる。
明日はハロウィーン。
だが、ラルフ(ライリーB.スミス)とパーティに一緒に行ってくれる人がいないという。
ウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)は、「ハロウィーンなんてバカらしい。お菓子だって健康に悪い」とまったく興味を示さない。
そこにケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)がガレージに入ってくる。知事から仕事が入ったらしい。
ウェストサイド美術館にビーアマンの絵が展示されることになった。この絵はドイツの美術館の所蔵品なのだが、何者かに狙われているという。
セキュリティシステムを確認して欲しい、という依頼だ。
絵画には1億ドル以上の価値があるという。
「ただの画材なのに、ばからしい。芸術なんてペテンだ」というウォルターに、「仕事を成功させたいのであれば、普通の人達の考え方を理解する必要がある。実験だと思ってやってみて」とペイジ。
ウェストサイド美術館へ
チームは現場へと向かう。
ケイブは、チームのために全員が乗れるバンを用意してくれていた。
美術館では、館長のポールソンが出迎える。
この画家の他の作品は戦争で消失したたという。
絵をまじまじと見る4人。やおらウォルターは絵に近づくと、キャンバスを切り開いてしまう。
館内にアラームが響き渡る・・・。
贋作だった!
驚く館長に、「この絵の価値はゼロ、贋作だ」と言い放つウォルター。
シルヴェスター・ドット(アリ・スティダム)も、「筆遣いは1387回。本物より48回少ない」という。
さらにハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン)も「この釘は、絵の完成から4年後に作られたものだ」という。
そこに、FBIのケリー捜査官がやってきた。
絵の具と額縁の関係から、贋作だとわかったという。
ウォルターたちはケリー捜査官に、「この絵は人が描いたのではない。機械で作られている」という。
へティに協力を依頼
ガレージに戻るチーム。
本物は、6:42時点でロス空港にあったことが確認されている。その後、すり替えられたのだ。早く見つけないと国外に持ち出される危険がある。
そこでケイブは、美術の分野に詳しい強力な助っ人を連れてきた。
へティ(ヘンリエッタ・ラング。リンダ・ハント)だ。
(Photo: CBS)
ウォルターたちは、「絵を3Dスキャンし、分光カメラを使って3Dプリンタで出力されたのだろう」と推測した。
へティが「ロンドンの美術館が絵のデータを保管しているはず」というので、シルヴェスターがハッキングしようとするが、なんとへティが専用のアカウント番号を持っていた。
へティが絵の歴史を説明する。
1936年ユダヤ人ミューラーが画家から直接購入するが、1942年ナチスに没収されてしまう。
そして1946年、美術館に収蔵されることになる。ミューラー家は絵を取り戻したがっているという。
ギャラクティック・トイズ社へ
チームは、ロンドンのデータベースからデータをダウンロードした人物の中から、ギャラクティック・トイズの社員、ダニエルズを絞り込んだ。
「ギャラクティック・トイズ」と聞いて、シルヴェスターは大興奮。
大好きなキャラクター、「スーパーファンガイ」を生み出した会社だからだ。
容疑者確保のため、バンでギャラクティック・トイズ社へと向かうチーム。
シルヴェスターは会社の中に入りたがるが、ケイブは「車で待ってろ」という。
がっかりするシルヴェスター。「Tシャツ買ってきて」と頼むが、無視される。
しばらくすると、男が建物から飛び出してきた。容疑者のダニエルズだ。
ウォルターは走って追う。ところが、塀を軽々と超え軽快に走るダニエルズには、身体能力で負けている。
まったく追いつけないところに、待ち伏せしていたケイブがダニエルズを確保した。
回想シーン:シルヴェスターの心理鑑定
あなたは感情豊ね、という問いかけに、「EQが高すぎるんだ」とシルヴェスター。
そして、「あなたの後ろの棚、固定しないと倒れてくるよ」という。
「チームは不安定なようだけど、なぜこのチームに?」という質問には、「ウォルターがいると集中できるんだ・・・・あの・・・ボクなら、椅子を少しずらすけど・・・」と答える。
回想シーン:トビーの心理鑑定
鑑定士に依存症を指摘されるトビー・カーティス(エディ・ケイ・トーマス)。
「ウォルターに対抗意識があるんじゃない?」という質問に、「ウォルターにはかなわないよ。それに、依存症から救ってくれた。特別な奴なんだ。あ、でも本人には言わないでね」という。
ダニエルズから情報を引き出すトビー
ダニエルズをガレージに連れてきて尋問するが、何も情報は出てこない。
焦るケイブ。
「30秒だけちょうだい」とトビーが尋問する。
「君は、美大を卒業したが芽が出なかった。そのうち彼女が妊娠した。お金のために今の会社に入ったんだね。
でも、今も絵を描いてるんだろう?君は芸術家だ。命令されて機械で描くなんてなぁ・・・」というと、ダニエルズは「複製しただけだ」という。
「今のままじゃお前が捕まるぞ。金を出した奴の名前を教えてくれ」と迫る。
複製を依頼したのは、不動産業界の大物、ジャック・ラボーだった。
ラボーの家の電気代から、空調の整った部屋があるようだ。ワインセラーのようだが・・・。
ケイブは、「現時点では令状は取れない。指示するまで待機してくれ」と、ガレージを後にした。
スコーピオン、動く
ケイブの令状なんて待っていられないチームは推理を始める。
今夜、ラボーの家では慈善パーティが開催されるらしい。
ウォルターたちは、パーティに潜入してラボーの携帯電話のデータをダウンロードし、空調付きの部屋を調べることにした。
ところが、必要な機材もなければ、パーティに着ていく洋服もない。
へティの協力
「よく来たわ」とチームを出迎えるへティ。
(Photo: CBS)
ウォルターはタキシード、ペイジはドレス、ハッピーとトビーはウェイターに扮した。
そして、周波数が暗号化された通信機器も貸してくれた。チームはこれを耳に装着する。
準備は整った。
いざパーティ会場へ
ラボーの自宅に、ウォルターとペイジが車で乗り付けた。
他の人を見て、車のドアを開けてやるウォルター。
そして、他の人をまねて、ペイジと腕を組む。
シルヴェスターはバンで待機している。
トビーとハッピーはウェイターとして潜入済みだ。
2人は地下の、空調付きの部屋へと向かう。
ウォルターとペイジがダンス
会場では、「アート振興のための募金にご協力を」とラボーがスピーチしている。
ラボーの携帯電話のデータをダウンロードするには1.5メートル以内に3分間とどまる必要がある。
ラボーを探すと、ダンスしていた。
ウォルターとペイジは、ダンスしながらラボーに近づく。
(Photo: CBS)
ダンスなんて始めてのウォルターは勝手がわからない。
「手を下に。もっと・・・もっと下よ」とペイジはウォルターに指示するが、それをバンで聞いていたシルヴェスターは椅子から転がり落ち、顔を打って鼻血を出す。
もう少し、というところで、ラボーがペイジにダンスを申し込む。
スムーズに踊る2人を見て、おもしろくないウォルター。
3分が経過し、さっさとペイジを連れ帰る。
ワインセラーに侵入
空調の部屋は、大きなワインセラーだった。
ところが、隠し扉もなにもない。
トビーは誤って棚を倒してしまい、何本もワインが割れる。
物音を聞きつけて人が集まりだし、間一髪でチームは脱出する。
館長のポールソンがグルだった
ガレージに戻ると、すぐにラボーの携帯のデータを解析する。
ワインセラーに何者かが侵入したとなれば、絵をすぐに別の場所に移すに違いない。
携帯には、絵が消える前にラボーが頻繁に連絡している電話番号があった。
なんと、館長のポールソンだ。しかも、ラボーとポールソンは銀行の口座番号もメールでやりとりしていた。
今夜、上海行きの貨物船が港を出港する。荷主に、ポールソンの名前があった。
チームは港へと急行する。
回想シーン:ハッピーの心理鑑定
ハッピーは鑑定士に、家族がいないことを指摘される。
不安定な状態はウォルターが原因なのでは?と質問されるが、「ウォルターのことをは信頼している」という。
絵を確保せよ!
チームは車でポールソンの車を追跡している。
ウォルターがケイブに電話で連絡する。「ポールソンの家に行ったら、車に絵を積んでいた。港へ行くはずだ。追跡中だ」と報告するが、「令状なしに?証拠にならないぞ」とケイブは困り顔だ。
「できるだけ足止めする」というウォルター。
ハッピーが無線WiFiを準備し、遠隔でポールソンの車のエンジンを切った。次に、オーバーヒートさせた。
そこに、ケイブが到着し、ポールソンを逮捕した。
その瞬間、ポールソンの車が爆発し、1億ドルの絵が燃えてしまう・・・。
回想シーン:ウォルターの心理鑑定
鑑定士は、携帯データのダウンロードに使ったデバイスを持っている。
「ペイジと30秒長く踊りたいがために、デバイスをリセットしたわね?任務を危険にさらしたことになる。チームのメンバーはあなたを信頼しているのに」と指摘される。
ウォルターは、「そんなことはない。才能溢れるメンバーをボクは守ろうとしているんだ。メンバーが協力すれば、誰にもできないことができる。それが続けられるかどうかは、あんたの鑑定結果にかかってる」という。
鑑定結果は合格
ガレージでチームが待機しているところに、鑑定結果を持ってケイブがやって来る。
「合格だ!」と言われ、チームは喜ぶ。
ケイブはウォルターに鑑定結果を読み上げる。
「ウォルターは、任務さえ完了できればウソは通る、と考えているのが欠点だが、その根底にはメンバーへの思いがある。チームの設立により、彼は自ら使命を与え、メンバーには仲間を与えた」。
ケイブは、「しかし、ポールソンの車が爆発したとは想定外じゃないか?」と疑っているが、ウォルターは「技術にも穴はあるさ」という。
正当な持ち主へと戻った絵
チームが絵をミュラー婦人に返している。感謝するミューラー婦人。
そこには、へティもいる。
チームは絵を差し替えておいたのだ。
へティは、「インターポールにもケイブにも秘密よ」という。
そして、「法を犯しても正当な持ち主に返そうだなんて。あの絵と家族の繋がりをあなたに教えたのね。それは何かしら?それとも、誰かしら?」とつぶやく。
ハロウィーンパーティ
チームは、ラルフと一緒にパーティへ行く準備をしている。
(Photo: CBS)
シルヴェスターは「スーパーファインガイ」、トビーは「フロイト」、ハッピーは「ネコ」、ウォルターは「ガロ捜査官」に扮している。
(Photo: CBS)
ペイジはウォルターに、「感情はないだなんて言っていたけど、絵を返してあげたことや、嫌がっていたパーティにも行ってくれるんだんて。優しいわ」とお礼を言う。
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ちょっとした感想
今回のエピソードは、アメリカで結構高い評価を得ています。
それは、へティが出演したからかな?
さすがへティ、ケイブ捜査官とも親しいなんて、人脈広いですね。
今回、本来の持ち主に絵を返すことになったわけですが、これはウォルターたちはこのアイデアをへティに持ち込んだのではないでしょうか。そして、持ち前の広い人脈で、へティがアレンジしたのでしょう。
へティのコメントはいつもの通りで、「NCIS:LA~極秘潜入捜査班」を見ているような感覚に陥りました。へティらしい台詞がよかったですね!
へティについては、こちらの記事でパーソナルファイルを解説しているのでどうぞ!
それにしても何でもお見通しのへティ(サイキック能力があるんじゃないか?)、もう何百年も生きていらっしゃるような気がします・・・。
ヨーダのような存在です。ヨーダ身長66センチ、へティは145センチ。
(Photo: CBS)
音楽/サウンドトラック/挿入歌
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