スコーピオンシーズン1第3話の詳しいあらすじ「連続爆破の真相」(A Cyclone)

*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
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シーズン1第3話「連続爆破の真相」(A Cyclone)シリーズ通算3
スコーピオンチームが海軍の演習に参加
スコーピオンの倉庫。机の上には ルービックキューブがいっぱい。
ウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)とシルヴェスター・ドット(アリ・スティダム)がルービックキューブの競争をしている。
今回も僅差でウォルターの勝ちだった。
そこにケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)捜査官が入ってくる。メリック長官がスコーピオンの採用について懐疑的なので、チーム存続のため実力を示したい、という。
そこで、海軍の演習に参加することになった。
ペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー)は、働いていたコーヒーショップのオーナーにお別れを言いに行く。引き留められるが、「新しい仕事に賭けたい」と言う。
カリフォルニア州の海軍演習場
軍用車両に、他の兵隊と一緒にウォルターとシルヴェスターが乗っている。
長官、ケイブ、ハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン)、トビー・カーティス(エディ・ケイ・トーマス)は別の車に乗り込み、様子を見ている。
車内の兵士から、「デルタは敵を制圧。オメガはスマックを誘導。スマックは30秒でファイルを入手」と指示される。
スマック(SMACK)とは軍の略語で、「能力がなく協調性に欠ける兵」(Soldier, Minus Ability, Coordination and Knowledge)を意味する。スマックと呼ばれたことが不愉快なウォルターたち。
演習が始まるが、「スマック急げ、時間がない、あと15秒、間に合わない」とせかされ、時間をオーバーしてしまう。
「スマックと呼ばれて気が散った」というウォルターに長官は、「失望した。天才集団が貢献できるかどうかの検証だったが、予算を付けたことを後悔している。指示があるまで待機しろ」と言い残して去る。
爆発事件発生
ページはラルフ(ライリーB.スミス)を学校に送り、スコーピオンの倉庫へ。
倉庫には、ケイブを含め、メンバーが集まっていた。
シルヴェスターが「ネットがつながらない」と言い出す。どうやら爆発事件が発生し、その影響のようだ。
爆発の現場は、ワンウィルトンビルの法律事務所だった。
ウォルターに「待機しろ」と指示し、ケイブは現場へと向かう。
現場での捜査
(Photo:IMDb)
スコーピオンの5人は現場に向かう。爆破されたビルには、南西部のネット通信をカバーするケーブルが設置されていたのだが、完全に破損していた。
現場には、ケイブと一緒にFSGのキーラー捜査官がいた。FSG(連邦監視グループ)とは、国内の全通信を監視する組織であり、長官や大統領と直結している。
「まかせてくれればネットを復旧するし犯人も見つける」と言うウォルターだが、「挽回したいのはわかるが今度失敗したら終わりだぞ」とケイブに釘をさされる。
街は大混乱
キーラーやケイブと共に倉庫に戻ったチームは、TVの報道で、信号が止まり大渋滞、踏切事故、過負荷での火災などが発生していることを知る。
手がかりを得ようと、爆破されたビルの監視カメラの映像をチェックするウォルターたち。そして、トビーのプロファイリングをもとに、犯人を絞り込むことができた。ところが、サングラスと帽子で顔がよくわからない。
キーラーは「ここからの捜査はFSGでやる」と出て行き、ケイブも「捜査には手を出すな」と言う。
独自の調査
じっとしていられないチームは、現場となったビルの入り口へと向かう。
状況をすべて考慮した計算から、シルヴェスターが「犯人は隣のディスカウントストアにいたはずだ」と言う。
店から防犯カメラの映像を入手し、拡大すると、男のキーチェーンにはカメの絵が描いてあった。
その絵に心当たりのあるトビーは、ハッピーと共に店へと向かう。そして、店員から男の住所を聞き出した。
犯人の家の前
犯人の家の前に集まるチーム。
「チームにペイジが必要な理由がわからない」というトビーに、「でも、かわいいよよね」とシルヴェスター。「きっと役に立つからボクのことを信じろ」といウォルター。
まもなく犯人が家から出てきた。
チームの不審な行動を見て、その場を逃げ出す犯人。ハッピーは走り、ウォルターたちは車で追うが、犯人はバスにぶつかって意識不明になってしまう。
そこに駆けつけたケイブはカンカンに怒る。唯一の手がかりをなくしてしまったからだ。 キーラーは、「スコーピオンが捜査を妨害したと報告する」と憤る。
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手詰まりのチーム
倉庫に戻ったチームは、手詰まり状態でがっかりしている。
そこに、「犯人のガレージに爆弾らしきものがあった」とケイブが持ち込む。
ハッピーによると、それは特殊部隊のものであり、複数が同時に爆発するタイプだった。つまり、爆弾は他にもあるということだ。
(Photo:IMDb)
また、犯人の家からはPCが押収されていた。セキュリティロックがかかっており、キーラーのチームはお手上げなので、ウォルターにセキュリティを破るように言う。
そのとき爆発音が響く。驚いたチームが外にでると、複数の場所から煙が上がっていた。
(Photo:SuperDramaTV!)
犯人を推理
ビルに入っていた会社の中に標的がある、と考えたチームは、ケイブにビル内の会社名を調べてもらう(ネットが使えないので電話)。すると、「グレイテック」という会社が浮かび上がった。銀行取引明細など古いデータを保存する会社だ。どうやら犯人は、自分に不利なデータを町ごと消そうと計画したようだった。
さらに調べると、ターナーという男のデータがハッキングされていたことがわかった。ところがターナーは、2週間前にひき逃げで死亡していたのだ。
ビルのネットワークが破壊され、グレイテックのサーバが破壊されてしまった今、唯一の手がかりは、ファイルがアップロードされるときにルーターに保存される一時ファイルだけだ。
ターナーのIPアドレスをたどっていくと、ターザナにあるルーターを特定できた。
ルーターの設置場所へ
ルーターの設置場所へと向かうチーム。
ルーターを調べてみると、やはりターナーのメールが見つかった。宛先は暗号化されていたが、その内容から、ターナーは元FSGの職員であることがわかった。しかも、「FSGのキーラーが政府中枢へのスパイ行為をしている」ということを報告しようとしていたのだ。
つまり、キーラーがターナーを殺害し、人を雇ってビルを爆破させた、というのが真相だった。
新たな爆弾を発見
そのとき、ハッピーが何か物音に気付いた。天井のダクトを開けて入ってみると、爆弾が仕掛けられていた。ダクトから机の上に爆弾を降ろすハッピー。
点滅から残り時間は1分31秒だと計算するシルヴェスター。
キーラーを告発するデータのコピーを司法省に渡して逮捕状をとるために、ケイブとシルヴェスターが部屋を出た。
ペイジとトビーは、ビル内にいる人を待避させに行った。
ハッピーとウォルターは部屋に残り、爆弾をなんとか停止しようと考えていた。
ハッピーは、「信管が抜けないから停止はできないが、いい考えがある」と、掃除用具ロッカーから石膏と塩をを取り出した。
大きなたらいにそれを開け、爆弾を固めることで爆発力を弱めようというのだ。
ウォルターは徐々に固まってくる石膏を必死に混ぜながら、「先に出ろ。ボクも後から行く」と、ハッピーを先に逃がす。
犯人キーラーとの格闘
ケイブとシルヴェスターが司法省に向けて車を運転していると、横から車が突っ込んできた。キーラーだった。
ケイブとキーラーは格闘になり、ピストルが車の下に落ちる。
ケイブが優勢だったものの、パイプでひどく殴られふらふらになり、もうだめか・・・というところでピストルを持ったシルヴェスターが登場。空に向かって数発撃ち、「どこを撃つかわからないぞ」と脅し、キーラーを確保した。
爆弾が爆発
ビルの外では、ビル内の人を待避させたトビーとペイジ、そしてハッピーが心配そうに待っている。まもなく爆発音が鳴り響いた。
煙の中から、ウォルターが現れ、みんながホッとする。
スコーピオンの倉庫
みんなのケガの手当をするペイジ。
PCは爆発でハードディスクが破損し、証拠となるファイルが消えてしまった。これではキーラーの起訴は不可能になってしまう。
ところが、爆破前のファイルをみていたシルヴェスターは30ページ分を瞬時に記憶していたのだ。「パキスタンへの違法空爆を長官とキーラーが画策していて、キーラーはその音源をネタに脅していた」と。
すぐに文書化しよう、と意気込むケイブ。
そしてウォルターに、「実をいうと、ロスへは栄転で来たのではない。バグダッドの誤爆で2000人の市民が犠牲になったことで批判され、早期退職を迫られた。今はスコーピオンに賭けている」と打ち明ける。「自分のキャリアのため?」というウォルターに、「汚名挽回のためだ。君のことは心から信頼している」と言う。
みんなでラルフのお迎え
ペイジがラルフを学校に迎えに行くというので、みんなで行くことになった。
(Photo: YouTube)
動物の「群れ」について、ラルフに教えてやるメンバー。
ウォルターはラルフに、「サソリ(スコーピオン)の群れは「サイクロン」だ。サソリは仲間にとても忠実だ。一匹が襲われると、みんなが助けに行くんだ」と言う。
チーム「スコーピオン」の結束は徐々に強まってきたようだ。
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最後の方の台詞に「動物の群れ」の呼び方がでてきました。詳しい解説はこちらをどうぞ!
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