SCORPION/スコーピオン「普通じゃない」英語表現: a million miles:第1話

*** ネタバレあり ***
今日は、『SCORPION/スコーピオン』シーズン1第1話「再会」(Pilot)から、英語フレーズのご紹介です。
詳しいあらすじは、SCORPION/スコーピオン:シーズン1第1話の詳しいあらすじ「再会」をどうぞ!
ウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)は、天才的な仲間3人と一緒に「スコーピオン」という会社を作りますが、まったくうまくいきません。
依頼がある仕事といえば、無線LANの修理くらい。
今日も、とあるコーヒーショップに修理に来ました。ついでに、彼女と別れ話をします。
「あなたと付き合うのは難しい。だって気持ちをわかってくれないから」という彼女に、「だから今日は、君の気持ちを理解したくて、これから数分間の君の感情的変化を「決定木」(decision tree)で予測してみたよ」といいます。これに対して彼女の台詞。
努力してくれているのはわかるわ。でも、「普通」とはほど遠いのよ。
a million miles
million には、「百万」という具体的な数値以外に、「無数の」や「数え切れないほどの」という意味もあります。
ですから、a million miles は、「数百マイル」と具体的な数値を表す場合と、「ものすごく長い距離」を表す場合があります。
上の台詞は、このようになりますね。
a million miles from normal
普通からものすごく離れている=普通とはほど遠い
そして、こういう使い方も。
You are million miles away.
心ここにあらずだね。(すごくぼーっとしているね。)
They are sisters but their lives are a million miles apart.
2人は姉妹だが、その人生はまったく違う(天と地ほどの開きがある)。
スポンサーリンク
スーパードラマTV!で『SCORPION/スコーピオン』の放送が始まりました~!
冒頭、
Inspired by a true story
実話をもとにした物語です
と出ていましたが、さて、どの部分が実話なのでしょう?
実は、ウォルター・オブライエンは実在の人物であり、グローバル・シンクタンク「Scorpion Computer Services(スコーピオン・コンピュータ・サービス)」のCEOを務めています。
1975年アイルランド生まれ、IQスコア197。
コンピュータに興味を持ち、12歳のときにコンピュータを買ってもらいます。そして13歳のとき、「Scorpion」というハンドルネームでNASAにハッキング。学校から家に帰ると、国土安全保障省の捜査官が家を取り囲んでいたそうです。
その後、アイルランドの銀行にソフトウェア修正で協力したり、コーディングのコンペに参加したりと活躍し、1988年13歳で「Scorpion Computer Services」を設立。リスク管理、セキュリティサービス、AIなどの業務を国際的に提供します。
2001年にE11ビザ(有名なアーティスト、トップアスリート、ノーベル賞受賞者やジョンレノンとオノヨーコのような公人に与えられる)を取得し、アメリカに移住。ボストンマラソンの爆破事件の後には、動画解析ソフトの開発でも協力しています。
ドラマ『SCORPION/スコーピオン』については、自分の経験をもとに、ストーリーや問題を解決する技術的な方法に関するアドバイスなどを提供しているそうです。
そしてなんと、シーズン1の第1話にご本人が出現してるんです!
最初に、LAXでコンピュータを再起動しようとしたとき、メガネをかけた新入りの「ランディ」が映りますが、その向かって左がウォルター・オブライエンです!わー、大きい・・・。j
実在のオブライエンについて詳しくは、スコーピオンのモデルとなった実在の人物、ウォルター・オブライエンの真実に迫るもご覧ください。
スコーピオンのシーズン1に関する記事一覧はこちら
スポンサーリンク