ブラックリストでグレン・カーターを演じるクラーク・ミドルトン★その1

ブラックリストのグレン・カーター、おもしろいキャラですよね~!

グレンを演じるクラーク・ミドルトンのインタビュー記事があったので、翻訳します。
長~いので、何回かにわけます。

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クラーク・ミドルトンのインタビュー:その1

クラーク・ミドルトンは、現在大忙し。

ブラックリストはもちろん、Huluの『The Path』にも出演しており、今後制作予定の『ツインピークス』にも出演する予定だ。

今日は、クラークのインタビューをまとめる。

若年性関節リウマチという病気について、個性を大事にしてくれた父親について、そして関節炎財団についても語ってくれた。

こんにちは。さっそくインタビューを始めましょう。
小さい頃はアリゾナで過ごされていますが、その前はケンタッキーに住んでいたのですね。引っ越しは、アリゾナが病気の治療に良いから、という理由だったそうですが。

そうです。
4歳半のとき、若年性関節リウマチと診断されて。
当時はケンタッキーに住んでいたのだけど、医師が「ケンタッキーの冬は寒く湿気も多いから、冬は越せないだろう」と。
父はすぐに仕事をやめて、ツーソンに引っ越したんだ。
ツーソンは暖かく湿気もないからね。
父はすぐに、高校の技術科の教師になった。
当時の父の決断は、とても勇気があったと思うよ。

お父様は、今年始めに亡くなったのですよね。

1月25日に亡くなりました。
その日はブラックリストの撮影で、現場で知らせを聞いたんだ。

ちょうど、ジェームズ・スペイダーが病院で目覚めて、グレンとバズがベッドの横に立ってるシーンだった(シーズン4で、レッドが毒を盛られた後)。

父はずっと調子が悪かったんだけど、まさかその日になくなるとは思わなかった。

メイクアップのトレーラーに入ったとき、兄から電話があってね。
父が亡くなったと言った後、兄は「さぁ、仕事に戻れ。とうさんは、ブラックリストのグレンが大好きなんだからさ」ってね。

前の日、父と電話で話したとき、父は「お前のことを本当に愛してる。2人の息子のことを本当に誇りに思うよ」って言ってた。
そして、「さぁ、もう寝なさい。明日、ブラックリストでいい演技をするんだぞ」といって電話を切ったんだ。

トレーラーにはメイクアップ担当の女性がいてね。
父が亡くなったことを話したら、とってもやさしくしてくれて、ハグしてくれた。
スタッフ全員がとっても暖かくて。
家に帰ったら、お花が届いていて。
ブラックリストのスタッフからだった。
本当にありがたいと思ったよ


これまでジェームズ・スペイダーと共演した方にインタビューしてきましたが、みなさん、ジェームズは素晴らしい役者で、人柄も素晴らしいと口をそろえて言うんですよ。

そう、彼はすばらしい役者だよ。
これまでボクは素晴らしい役者たちと共演してきたけど、ジェームズの能力と細部へのこだわりはすごいんだ。

こだわりのある俳優はすごいと思う。細かいことにこだわりのある俳優と仕事をするときは、ボクもそうするんだ。
ジェームズのこだわりのレベルは、さらに上を行っている。彼と仕事ができてとても感謝しているし、すべての瞬間をエンジョイしているよ。

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グレンとレッドには、不思議な相性のよさがありますよね。あなたとジェームズもそうなのですか?デンベ役のハイシャム・トーフィークは「ジェームズとの相性は抜群」と言っていましたが、あなたはどうですか?

もちろんだよ。
ジェームズとの共演だけでなく、常に共演者との相性を考えて演じるよ。ボクの人間性と、相手の人間性がつながって、「フィクションのリアルティ」という枠組みの中でお互いに響き合う演技がしたい。
ジェームズとは、撮影初日からそういった相性の良さを感じている。

お二人のシーンは、とてもおもしろいシーンが多いですよね。
数回でうまく撮れるんですか?それとも、笑ってしまって撮り直し、なんていうことが多いのでしょうか。
というのは、グレンの台詞にレッドが「うーーー」っと不機嫌になって、それに対してグレンが何かを言って、レッドがあきれた顔をして怒る、という場面が多いでしょ?

とても集中するから、撮影はすぐ終わるよ。
準備万端で撮影に臨むからね。
監督のために1回、クルーとDPのためにもう1回やってみる。
ここで、細部を詰めることができる。
以上の作業には15分もかからない。
それから10~15分で照明やシーンの準備をしてから、撮影に入る。

プロフェッショナルの集まりだから、みんなの集中力はすごいよ。

アドリブはあるんですか?これは、ブラックリストのファンからの質問でもあります。
一般的に、アドリブ禁止というドラマもありますよね。
たとえば、「こうやった方がいいんじゃない?」というようなアドバイスをすることは?

ブラックリストの脚本は素晴らしいから、ほんのちょっとでも触りたくない。
初めて脚本を読んだ瞬間から、「この脚本はすごいな」と思ったよ。

生命力がビートを刻んでいる感じ。もしもボクが一部を変えてしまったら、そのビートが消えてしまう。流れに乗らないと、自分の演技の才能を活かせないだろうね。

ということは、脚本は完成しているということですね。

もちろんだよ。
これまでいろんな演技をしたけど、アドリブをやったこともあるし、そのアドリブが成功したこともある。
でも、ブラックリストでそれをやっちゃうと、演技が台無しになるだろう。プロの演技じゃなくなっちゃうしね。

完全な脚本があるんだから、それに沿って演じるだけ。
脚本をいじくるつもりはないよ。

『ブラックリスト』に関する記事一覧はこちら:

シーズン1の記事一覧は、こちらから
シーズン2の記事一覧は、こちらから
シーズン3の記事一覧は、こちらから
シーズン4の記事一覧は、こちらから

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