電話と蜂はbuzz:GRIMM/グリムシーズン1第3話、海外ドラマの英語表現

今日は久しぶりに『GRIMM/グリム』です。
シーズン1第3話「警告」(Beeware)から。
まずはタイトルの「Beeware」です。
このエピソードのモチーフは蜂(ハチ)です。「メリファー」という蜂タイプのヴェッセン(魔物)が登場し、グリムであるニック・ブルクハルト(デヴィッド・ジュントーリ)に「不穏なことが起こる」と警告します。
be aware (注意しなさい)と bee (ミツバチ)をうまく掛けていますよね~(こういうの大好き~!笑)
さて、ストーリーはというと。
ハチ毒によるアナフィラキシーショックで女性が死亡します。事件とみたニックとハンク・グリフィン(ラッセル・ホーンズビー)が捜査を開始。女性の職場に聞き込みに行った帰り、ハチ毒の分析を依頼していた養蜂家の教授から連絡が入ります。
Hank:Harper’s bee man just buzzed me.
ハンク:ハーパー(検視官)が言ってた養蜂家から連絡が来たぞ。
buzz は「電話をかける」という動詞ですが、もともとは、ハチがブンブン飛び回る音からきています。ですから、「ブンブンうなる、ざわめく、ブザーを鳴らす」という意味もあります。
もちろん、ハチ以外の羽音にも使えますよ。
buzz of a mosquito
蚊の羽音
人の話し声や、機械のブーンという音にも使えます。
buzz of excitement
興奮のざわめき
日常的によく使われるフレーズはこちら。
Give me a buzz.
電話してね(友達など親しい人限定のフレーズ)。
でも、最近はこっちの方が多いかな~
Text me.
メールしてね。
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このエピソードのモチーフは、「蜂の女王」という物語です。
3人の王子が旅に出ます。途中、2人の兄はアリ、鴨、ハチに意地悪をするのですが、末の王子が2人を止めに入り、それぞれを助けてやります。
やがて3人はお城にたどり着きますが、お城には魔法がかかっていたのでした。3人は魔法を解こうとしますが、3つの難題が降りかかります。それは、「森のコケの下に隠された1000粒の真珠を探す」、「王女の寝室の鍵を海の底から拾ってくる」、「眠っている3人の王女(外見そっくり)の中から、1番年下の王女を当てる」ということ。
2人の王子は失敗して石になってしまいますが、末の王子はアリ、鴨、ハチの助けをかりて見事王女を助け出し、結婚してめでたく王様になるのでした~。
この物語は、おきまりの「アホな兄と賢い弟」、「欲張りな兄と正直な弟」という設定ですね。
魔法が解けたとき、2人の兄も石から元の姿に戻ったのでご安心を~。
このブログでは、『GRIMM/グリム』シーズン1のエピソードを順番に連載しています。こちらをどうぞ!
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