「ブラックリスト」シーズン3第19話「ケープメイ」(Cape May)のあらすじと感想(ネタバレ)

シーズン3第19話「ケープメイ」(Cape May)のあらすじと感想です。
このブログでは、『ブラックリスト』に登場する英語フレーズの解説、詳しいあらすじ、次回エピソードの予告を紹介しています。
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Photos:NBC
ニックとレッド
レッド(ジェームズ・スペイダー)とニック(リズの元彼で医師)が部屋で向き合っている。
「死にたくない」というニックに、「人は誰でもいつか死ぬものだ」とレッド。
アヘン窟
とある中華料理店。
年寄りの店主が店の奥へと向かう。
ロッカーを開けてスイッチを押すと扉が開く。
階段を降りると、小さな部屋が。ベッドにレッドが寝ている。
アヘン窟だ。
「もう金曜日だよ、もう起きて」とレッドを起こす。
レッドはふらふらして起き上がる。
帽子を手にしたが、ピストルは置いて店を出る。
路上でタクシーにぶつかりそうになるが、そのまま乗り込み「ケープメイへ」という。
300km以上もある、というタクシーの運転手に大金を渡す。
ケープメイ
到着すると、タクシーの運転手にまた札束を渡してタクシーを買い取る。
会計担当のマーヴィンに電話し、取引をすべて一時中断すること、負債をすべて支払うことを指示する。
海岸には休業中のホテルが建っているので、中に入る。
海岸
椅子を出して海岸に座るレッド。
すると、女性が1人いるのが見えた。
ジャケットを脱ぎ、ネックレスを外すと海の中へ。
レッドは海に入り、救出する。
ホテルへと連れて行き、暖炉に火を入れる。
女性は、「彼の死のことじゃない。死ぬ前に酷いことを言ってしまった」という。
レッドはそのまま眠ってしまったようだ。
目が覚めると、女性はいない。
2階に上がると、女性がいた。
カーテン越しに外をうかがっている。
「誰かがいる。殺しに来たのよ」。
レッドは斧を持って外に見回りに行くが、誰もいない。
キッチン
女性が、あるもので食事を作る。
おいしいと褒めるレッドに、「お腹空いてないくせに」という女性。
「選択の余地はなかった。両方とも死ぬ可能性があった。子供を選んだんだ。今までした最悪の決断だ。傲慢だったんだ。彼女が安全で幸せだと」というレッド。
警官
ノックが聞こえる。
警官だ。近所から、ホテルの明かりが付いているという通報があったらしい。
レッドは偽IDの束から1枚選び、警官に見せる。
警官が帰って行く。
侵入者
また物音がする。
窓が割れている。誰か侵入したようだ。
レッドの背後から男が襲ってきた。
2人で倒し、死体を処理する。
死ぬべき人間
ピアノを弾きながら女性が尋ねる。
「死ぬべき人間を助けたことは?」。
レッドの頭にトムが浮かぶ(回想シーン)
トムは赤ん坊を抱きながら、「もう関わらないでくれ。あんたがリズにした間違えを、この子にして欲しくない」と言ったのだ。
「愛した女性がいた。我が命だった。でも彼女は死んでしまった。子供を残して。忘れ形見に関われるのならば何でもする。でも、2度と関われない。トムを殺せない。赤ん坊には父親しかいないのだから。」
選択の余地はない
侵入してきた死体を車に積む2人。
女性はまた海岸に行こうとする。自殺するつもりだ。
「自殺は自爆テロと同じだ。近い人間ほど苦しむ」と説得しようとするレッド。
女性は、「私がいる限り子供が危険だとしたらどうする?娘は別の人が育てている。だからこうするの」。
そこに、さらなる刺客がやってくる。
応戦
2人は、ホテル内のいろいろな場所にトラップを作り、敵を待ち構える。
そして、1人ずつ倒していく。
そしてやがて朝になる。
朝
レッドがガレージに行くと、車は古いパンクした車に変わっていた。
キッチンもきれいに片付いている。
まるで何もなかったかのようだ
女性はどこにもいない。
理解できないレッド。
しかし窓から海岸を観ると、女性がまた海に入っていくのが見えた。
幻
海岸へと出るレッド。ところが女性はいない。
振り返ると、金属探知機を使って宝探しをしている男性がいる。
「女性を見たか?」と聞くが、「この2週間、見たのはあんただけだ」という。
男性は砂の中からペンダントを見つけた。
レッドはそれを買い取る。
ペンダントを洗うと、「カタリーナへ。パパより」と刻印がある。
すると、女性が立っている。
「私かマーシャだった。あなたは、彼女を通じて私を助けたのよ。いい選択だったわ」という。
宝探しの男が、「おい、大丈夫か?」と聞く。
女性は消えていた。
レッドは、「人に会いに行く」といって、ケープメイを後にする。
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音楽/サウンドトラック/挿入歌

Music and Dance of the Minority Communities
価格: 150円

posted with sticky on 2016.6.1
ちょっとした感想
閉鎖中のホテルに女性を運び込み、暖炉に火を付けようとすると、受付にオーナーである女性が現れ、消えます。
ここで、「すべて幻想なんだ」ということがわかりますね。
「全部レッドが見た幻でした~(アヘンの影響か?)」となりそうですが、ペンダントは本当にあったわけです。
悲しみに沈むレッドの元に、カタリーナがやってきたんでしょうー。
カタリーナとレッドは、恋人同士というよりは仕事仲間という感じがしました。
第13話の「アリステア・ビット」に出てきたジョセフィンの方がずっと恋人、という感じでしたよねぇ。
冒頭のニック。
リズの死の偽装にはニックも関わっているはずですよね?
こんな感じでレッドに責められたら、真実を言ってしまいそう。
だって、いくらなんでも元カノのために命ははれないでしょう。
でも、もしもニックが「リズは生きてる」と言っていたら、レッドはケープメイには行かなかったでしょうし。
ニックはどうなったんだろう???
あと大事なポイントが。
カタリーナ(の幻)がピアノを弾きながらレッドと話すシーンで。
ある女性がいた。とても愛していた。私の命だったんだ。でも、死んでしまった。小さな娘を残して。大切な忘れ形見を。
これは明らかにリズのことです。
「the woman」となっていることから、ファンの間では「女性として愛していたのだ」という論調もあるんだけど、私は違うと思うんですよね。
リズは大人なので、リスペクトして「the woman」を使ってるんだと思う。
恋愛とは別の「愛」でしょう。
このエピソードにゲスト出演し、カタリーナ・ロストヴァを演じたのは、ロッテ・ファービーク。
あれ、この方もオランダ人です(トムのおかーさんを演じる女優さんもオランダ人)。
映画やドラマに出演していますが、日本ではあまり知られていない女優さんです。
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