「ブラックリスト」シーズン3第13話「アリステア・ピット」(Alistair Pitt (No. 103))のあらすじと感想(ネタバレ)

このブログでは、『ブラックリスト』に登場する英語フレーズの解説、詳しいあらすじ、次回エピソードの予告を紹介しています。
関連記事やほかのエピソードの記事もご覧ください!
シーズン1の記事一覧は、こちらから
シーズン2の記事一覧は、こちらから
シーズン3の記事一覧は、こちらから
Photos:NBC
麻薬カルテルの紛争
とあるレストランで男性が撃たれ、病院に搬送される。
麻薬カルテルの家族の1員なので、これをきかっけに抗争になる可能性がある。
病室に、犬を2匹連れた男性がお見舞いに現れる。
アリステア・ピット(トニー・シャルーブ)だ。
回想シーン
パリ。
レイモンド・レディントン(ジェームズ・スペイダー)が女性と会っている。
彼女はジョセフィン。
親密な関係だ。
お土産に、とアンティークのガラス細工のキリンを取り出すレッド。
ジョセフィンは結婚するという。
「愛しているのか」と聞くレッドに、「私が愛しているのはあなただけ」というジョセフィン。
次のターゲット
レッドがエリザベス・キーン(メーガン・ブーン)のアパートにいる。
次のターゲットは、アリステア・ピットだ。
彼は、普段は深く潜伏しているが、犯罪グループに問題が持ち上がると、それを仲裁するいわゆる仲介屋だ。
今回も、犯罪グループの仲介をするために動いているという。
もしも仲介が成功し、麻薬カルテルが合併すれば、メキシコのカルテルに匹敵するほどの規模になるだろう。
トムとジーナ
ジーナとトム・キーン(ライアン・エッゴールド)が会っている。
ジーナは、トムに呼び出されたのだ。
金が必要だ、と言うトムに、「私を捨てたのに、妊娠中の女のために仕事を紹介しろって?」とジーナ。
今回の仕事は少佐の仕事だという。
現在も少佐はトムを狙っているので危ない。
最終的に、ジーナはトムを仲間に入れることにした。
ターゲットは宝石店だ。
仲介屋
仲介屋が、麻薬カルテルのボスに会っている。
合併はお互いに利益があることを説明する。
「合併するには、家族を結べば良い。息子さんと娘さんを結婚させればいい」という仲介屋に、ボスは「あり得ない」と反論する。
結婚したところで相手のファミリーを信頼できないからだ。
ところが仲介屋は、「全員に宣誓してもらうからその点は心配ない」という。
回想シーン
レッドがジョセフィンに会っている。
ゾウのガラス細工をプレゼントするレッド。
そして、ジョセフィンのアザに気付く。
「ボクなら君を守れる。頼んでくれれば」というレッドだが、「ジェラートを食べにいきましょう。一口あげるわ」と明るく振る舞うジョセフィン。
合併をアレンジ
仲介屋は、もう一方のファミリーとも会い、合併をもちかける。
ボスは合意するが、問題があるという。
息子にはフィアンセがいるのだ。
「息子さんには我慢していただかないと」という仲介屋に、ボスは「いいだろう。明日会合だ」という。
息子のフィアンセ
ファミリーの息子には彼女がいる。
仲介屋は暗殺者を手配し、2人を待ち伏せして彼女を射殺させる。
レッドが接触
レッドがファミリーに接触する。
旧知の仲のようだ。
合併について尋ねると、「子供は嫌がっているが・・・、明日顔合わせだ」という。
そして、ゲストとしてレッドを顔合わせに招待した。
もう一方のファミリーも合併には消極的だ。
「娘を渡したくない」という妻に、「大丈夫だ。明日、奴らを皆殺しにする」というボス。
ジーナとトム、宝石店を襲う
ジーナが客になりすまし、泥棒したとことを、FBIの捜査官になりすましたトムが逮捕する。
そして、「奥の部屋に監禁する」とジーナを連れて行き、裏のドアから宝石と伴に脱出する。
パーティが始まる
両ファミリーの顔合わせが始まり、ホテルに次々とメンバーが到着する。
現場を押さえようと、FBIが張り込んでいる。
会場にレッドが到着した。
レッドは挨拶してまわる。
花嫁の母親の機嫌が良すぎるので、何かあると感じる。
裏に回ると、案の定、武器を用意していた。
レッドがスピーチする。「この結婚はビジネスだ。仲介した彼に拍手を送りたい。フィアンセを殺して相手のせいだと思い込ませた手腕は見事だ」。
騒ぎに紛れて、レッドは仲介屋を連れ出す。
FBIにて
麻薬カルテルを取り押さえ、一件落着のFBI。
サマール・ナヴァビ(モズハン・マーノ)がリズに言う。
シュールとディナーだった。デートだと思ったのに、実は彼は婚約していたのだ。「私と別れたすぐ後に・・・。自分が何をしていたんだろうって思うわ」と涙ぐむ。
ベビーシャワーの希望を聞くと、リズは「ベビーシャワーはない。養子に出すの」という。
回想シーン
ジョセフィーンからの電話。レッドとのことが夫にばれたという。
レッドが駆けつけたとき、ジョセフィーンは瀕死の状態だった。
怒り狂う夫を射殺するレッド。
レッドの復讐
仲介屋ととある部屋にいるレッド。
「この部屋は4年間に買った。いつかお前を連れてくるために。東欧最大の武器商品の娘のジョセフィーンを憶えているだろう。お前が結婚させたんだ。暴力的なサイコと」といい、仲介屋を射殺する。
リズの養子
養子斡旋業者から連絡がある。
顔合わせの場に、相手の夫妻は来なかった。
子供の親がリズだとわかったからだ。
「養子に出すのならば、一切接触しないことが条件になる」という。
「私が問題なのね」とリズ。
ジョセフィーン
車椅子の女性。
無表情で生気がない。ジョセフィーンだ。
「終わったよ」と、ガラス細工の水牛を渡すレッド。
ジョセフィーンの目から涙が流れる。
スポンサーリンク
音楽/サウンドトラック/挿入歌
ダニエル・デュファイエ, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 & ヘルベルト・フォン・カラヤン
価格: 250円

posted with sticky on 2016.4.22
ちょっとした感想
今回のブラックリスターは、レッドの私怨ですね。
まぁいつもそうなのだけど、ビジネスというよりは敵を取った感じです。
レッドは麻薬ビジネスには手は出さないので、これは完全に個人的な復讐ですね。
ときどき、「レッドって実は潜入しているだけでクリーンな人なのではないか」と思ったりするのですが、これだけ犯罪界の大物とファーストネームで呼び合う仲となると、「本物」ですよねぇ。
レッドはかなり粘着質だなぁ・・・と実感。
リズのことをボコボコにした男も、わざわざ見つけ出して殺しています。
デンベが被害に遭った人身売買のボスも殺していますよね。
しかも、デンベは「殺さなくていい」と言ったのに。
レッドに恨まれるとコワイです・・・。
ジョセフィーンの父親は武器カルテルのボスなので、仕事上知り合ったのでしょうね。
ジョセフィーンとの会話で、行きたいレストランが6ヵ月前に潰れた、という話が出ます。ということは、あまり頻繁には会っていなかったんでしょう。
ジョセフィーンのために部屋を借りて、看護婦さん雇ったりしてるんだろうなぁ。
ジョセフィーンのアザですが、「リズと同じアザじゃないか」という意見もあるようですが、私は単に夫のDVによるアザだと思います。
リズが嫌がるのに、かまわず「同志ロストヴァ」と呼び続けた麻薬局の捜査官は、流れ弾に当たって死んでしまいますね。
バチが当たるぞ、ということでしょう。
それからサマール。
なんだか、いままでクールで感情を出さない感じで描かれていましたが、ここのところ人間的な面が出ています。
リズに「どうしたの?」と聞かれて。
レヴィとディナーに行ったの。
He’s engaged.
彼、婚約してた。
To a woman he met a week after we broke up.
私と別れた翌週、出会った女性と。
And it’s fine.
しょうがないわ。
We were never gonna be It’s just, um I don’t know what I’m doing.
そういう感じじゃなかったし。ただ、でも、私は何をしてるのかなぁって。
サマールは弟を失い、恋人まで失ったんですね。
それでもアラムじゃだめなのか、サマール・・・。
『ブラックリスト』に関する記事一覧はこちら:
シーズン1の記事一覧は、こちらから
シーズン2の記事一覧は、こちらから
シーズン3の記事一覧は、こちらから
シーズン4の記事一覧は、こちらから
スポンサーリンク