「ブラックリスト」シーズン3第4話「ジン」(The Djinn)のあらすじと感想(ネタバレ)

「ブラックリスト」シーズン3第4話「ジン」(The Djinn)のあらすじと感想(ネタバレ)
** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
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(Photo: NBC)
復讐
ある部屋に男がいる。
麻薬で破滅させられた息子のために、復讐しようとしているのだ。
テーブルの上に男が横たわり、麻酔で眠らされている。
テーブルの横にはメスなどがずらりと並ぶ。
復讐をアレンジした女性が麻酔を切る。
男は目を覚まして騒ぎ出す。
これから復讐として、この男は生きながら食べられるのだ。
レナード・コール
レナード・コールとレイモンド・レディントン(ジェームズ・スペイダー)が会っている。
レッドはレナードに、デンベを拉致した男を探らせていた。
名前はマティアス・ソロモン(エディ・ガテギ)。
かつてはCIAの下請けだったが、あまりに過激だったため解雇された。
「デンベは単なるアソシエイトではない。絶対に助けたい」というレッド。
レナードが部屋から出て行くと、ちょうど帰宅したアラム・モジダバイ(アミール・アリソン)と鉢合わせする。
アラムの家だったのだ。
アラムが部屋に入ると、「あぁ気持ちいい!久しぶりのシャワーだったわ」とエリザベス・キーン(メーガン・ブーン)が出てくる。
2人は再会を喜びハグ。
アラムに依頼
レッドはアラムに調査を依頼しようとしていた。
調査対象は、人間のどす黒い欲望の実現をサポートする「ジン」という人物だ。
コンタクトしたいのだが、Webアドレスが暗号化されてアクセスできなかったのだ。
トムとクーパー
クーパー(ハリー・レニックス)は、カラクルトについて説明する。
一連の犯行の実行犯で、国を裏切っているからロシアには帰れないはずだ。
カラクルトに接触できるように潜入すること、もし何かトラブルになっても助けられないことをトム(ライアン・エッゴールド)に言い渡す。
トムは、「レスラーには協力を断られたが・・・レスラーとは違うな」という。クーパーは、「規則を少し曲げるだけだ」という。
FBIにて
アラムはロナルド・レスラー(ディエゴ・クラテンホフ)に、レッドが接触してきたこと、ジンの捜索を依頼されたことを伝える。
ジンは女性であり、復讐を手助けしているという。
それが、リズの汚名を削ぐ助けになるというのだが、レスラーたちにはレッドの真意がわからない。
ジンへの接触には、仮想空間のアバターが使用されていた。名前と口座を指定し、面談の予約をする。
サマル・ナヴァービ(モズハン・マーノ)はレッドたちについて、「逃げているとは思えない。何かを探しているのでは・・・」と推測する。
ナシームの自宅
ナシームという女性の自宅。
荷物が運び込まれる。人間だ。
「復讐の獲物が届いたわ」といい、マスクを外す。
自分の実の父親だった。
捕らわれのデンベ
デンベ(ハイシャム・トーフィーク)は、スプーンを床で鋭利に磨き、靴下に隠す。
ミスター・ヴァーガス(ポール・ルーベンス)は怯えている。
小劇場
レッドとリズは、小劇場に身を隠している。
ゲルタというドイツの女がオーナーだ。
昔レッドが資金を出したが、現在は使われていない。
ジンが接触
リズが公園のベンチにいる。ジンの指示だ。
遠くから、レッドとアソシエイト(レッドのサポートチーム)が見守る。
ベンチの下に貼られていた携帯が鳴った。
指示通り、トイレの方向へと向かう。
女性との面会
リズが部屋に入ると、女性が待っていた。
この女性がジンであるはずだ。
「指名手配犯からの依頼は珍しい」という。
「私をハメたヤツに復讐したい」というリズだが、「それはあなたの欲望ではない。別の人生が欲しいならば相談に乗る」と、リズを追い返す。
ナシーム
レスラーのチームも調査を進めていた。
「拷問の末に食べる」という複数の事件から、とある企業が浮かび上がる。
この企業には買収の話が出ていたのだが、社長が行方不明になっていた。
行方不明になっている社長は、ナシームの父親だ。
ナシームはFBIに呼ばれて聞き取り調査を受けた。
買収の黒幕がいるのでは?と聞かれるが、「ビジネスのことは知らない」と答える。
自宅に戻ると、弟のハミッドが来た。
「会社の役員が不安がっている。ボクにはできない。やっぱり姉さんが適任だった。株価も落ちてる・・・」と不安がる。
デンベ、脱出
デンベが拉致されている部屋に、ソロモンの一味がやってくる。
一味は、デンベの靴下に気付く。
デンベは、仲間割れを装うためにミスター・ヴァーガスに殴りかかる。
ミスター・ヴァーガスは、隠しておいたスプーンで男を刺し、デンベと伴に武器を奪って車で逃走。
レッドとの連絡方法を知ったミスター・ヴァーガスは、デンベの横腹を銃で撃って逃げる。
リズの夢
リズはまだ小劇場にいる。
中華レストランに電話する。
ウェイトレスが出て、トムの電話番号を伝えた。
そこにレッドがやって来る。
リズは、ジンに「それはあなたの本当の夢じゃない」と言われたと伝える。
「本当の夢は?」というレッドの質問に、「夫と公園を散歩したい。小さな娘を連れて。私は娘の手を握り、絶対に離さない」という。
ジンの居場所
発信器から、ジンの居場所がわかった。
レッドと2人で現場に行くと、家から女の子が出てくる。
その子の母親が、リズと会った女性だが、ジンではない。
女性はアリスだった。
昔、モーターショーのコンパニオンをしていた。
やがてジンに見込まれ、仕事を依頼されるようになった。
レッドは、「君はもうジンなしでやっていける。なんなら顧客を紹介してもいいよ。ジンの正体を教えてくれ」。
ナシームと父
ナシームは、父を拷問していた。
ナシームは、ジンとして人の夢を叶えてきたが、自分の夢も叶えることにしたのだ。
ナシームはゲイだったが、それを許さない父に局部を切断され女にされた。ビジネス手腕があるにもかかわらず、後継者から除外された。
ナシームは、どうやって復讐するかずっと考えていたのだ。
父から大切な会社を取り上げることにした。
「あなたの会社を買ったのは、私よ」。
ナシームの家
レッドとリズがナシームの家に到着する。
リズは、父親を見つけて救急車を呼ぶ。
その頃、レスラー達もナシームの家へと急行していた。
ナシームが来ると、レッドは「同情するよ」という。
そして、ゲイであるが故の差別に憤る。
「ここから逃がしてやることもできるが」と、皮の手帳を交換条件にする。
その手帳には、ジンの顧客名簿が載っていた。
手帳を金庫から出すジン。
庭にヘリが到着。
アリスが乗っている。
レッドとリズが乗り込む。
リズは、ナシームを乗せなかった。
1ページだけちぎり、手帳を下に落とすレッド。
ミスター・ヴァーガスの裏切り
ヴァーガスがソロモンに電話している。
レッドをおびき出せる、と言う。
デンベの行方は・・・
レナード・コールが、デンベが拉致されていた場所を突き止めた。
レッドも向かうが、もぬけの空だ。
血の跡を見たレッドは、デンベの死を覚悟する。
FBI
手帳のおかげで、何件もの事件が解決していた。
レスラーは、「1ページ切り取られていた。レッドが欲しかったのは、その1ページだ」という。
トム潜入
トムが裏カジノにいる。
得意の話術で溶け込み、カジノで儲ける。
アッシャーがやってくる。
「いかさまのサイコロがポケットに入っているだろう?」と聞く。
「どうしたいんだ?」と聞くトムに、「ディナーに連れて行きたい」というアッシャー。
そこにリズから電話がかかってくる。
「まさか戻ってくるなんて。助けてくれなくていい。あなたを巻き込みたくない」というリズに、「できることは何でもする。それにもう計画は始まっているんだ」とトム。
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音楽/サウンドトラック/挿入歌
ちょっとした感想
さすがトム。
巧みな話術といかさま技。
言い方が悪いけど、トムがたらし込めない人なんていないんじゃないかなぁ。
人間観察眼が優れているから、普通の人なんてちょろいんでしょう。
いやしかし、こういう人が敵になると怖いですよねぇ。
どうしても好きになれないけど・・・というか、やっぱり信用できないわ。
そしてさすがデンベ。
でもこれって、ヴァーガスからレッドの居場所を聞き出すために、ソロモンはわざと逃がしたのでしょうか。
レッド哀愁。
リズの夢を聞くときの表情とか。
こういう表情を見ていると、「もしかしてリズのお父さんなんじゃないか?」と思ってしまいますね。
ナシームについても、父親にものすごい剣幕で怒っていましたよね。
いつもよりすごく怒っていたような気がする。
ゲイについて何か思い入れというか、あるのでしょうか・・・。
そして、小劇場でオーナーと一緒に笑うレッドは楽しげではあるけど、心底リラックスして笑ったことはないんだろうなぁ・・・・。
アラム、自転車通勤なんですね~。
サマールの写真あったな・・・。
当然のようにアラムの部屋で待っていて、当然のように出入りし、アラムもそれをなんとな~く受け入れる・・・・ってのがなんとも「ブラックリスト」っぽくて好きです!
予告の解説はこちら:
「ブラックリスト」シーズン3第4話「ジン」(The Djinn)の予告を解説(ネタバレ)
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