「ブラックリスト」シーズン3第3話「イーライ・マチェット」(Eli Matchett (No. 72))のあらすじと感想(ネタバレ)

シーズン3第3話「イーライ・マチェット」(Eli Matchett (No. 72))のあらすじと感想です。

** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***

シーズン3の記事一覧はこちらから

シーズン2の記事一覧はこちらから

シーズン1の記事一覧はこちらから

(Photo: NBC)

スポンサーリンク

トウモロコシ畑

男達が、トウモロコシ畑で殺虫剤をまいている。巨大農業系企業ヴァーディアント産業の畑だ。

1人の男(ガブリエル・コスタ)が地面を掘り、銃を取り出す。

一緒に作業していた男達を撃ち殺し、柵の外にでる。

車がやってきた。
乗っているのは、イーライ・マチェットたちだった。

レスラーとトム

レスラー(ディエゴ・クラテンホフ)が薄暗い建物の廊下を歩いていると、後ろに気配を感じる。

銃を構えると、トム・キーン(ライアン・エッゴールド)だった。
リズ(メーガン・ブーン)を助けたいという。

the-blacklist-season-3-continues-to-deliver-on-its-new-season-promise-671613

「ずっと騙していたくせに」とレスラーは取り合わないが、トムは「真実を知りたくないのか?何でも協力する」といって立ち去る。

コンテナの行方

レイモンド・レディントン(ジェームズ・スペイダー)とリズが乗っていたコンテナは、現在トラックの上だ。

06_NUP_170627_0195_0
レッドは、これから結社に反撃するという。

局長(デヴィッド・ストラザーン)は「レッドはフルクラムを持っていない」と見誤ったため、結社内での立場が悪くなっているはずだ。そこを突くという。

アイオワに到着

トラックを止める。

そこは、巨大農業系企業ヴァーディアント産業の拠点だった。
遺伝子操作した種(トウモロコシや大豆)を独占している企業だ。遺伝子操作された種は高価で小規模農家には手が出ず、多くが廃業した。

職を失った農家がゲリラ集団になり、数日前にヴァーディアント産業を襲撃したのだ。

襲撃の結果、DNA操作データが盗まれていることがわかった。

「それを横取りするんだ」というレッドに、リズが理由を聞く。
「ヴァーディアント産業は、結社が資金洗浄に使っている企業だ。何十億ドルもの価値があるデータを手に入れれば、打撃を与えられる」という。

アラムの調査

アラム・モジダバイ(アミール・アリソン)が調査した結果、レッドたちがダイナーから港へと逃走し、そこからスペイン行きの貨物船に乗り込んだことがわかった。

ところが、エンジントラブルを理由に、貨物船は米国に戻っていたのだ。
港でコンテナが1つ降ろされ、トラックに積まれ、走り去った。

「トラックを追跡するぞ」とレスラー。

デンベがいない

駐車場でデンベと落ち合うはずが、姿がない。
「嫌な予感がする」と、レッドはグレン(クラーク・ミドルトン)に電話する。

グレンはゲーム(テトリス)の真っ最中。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-6-e3ac
「FBIに連行されてすべて話したよ。なーんてな」と、いつものようにのらりくらりしてレッドをイライラさせる。

レッドはデンベの行方を探させた。

拷問されるデンベ

そのころ、ミスター・ソロモン(エディ・ガテギ)が、デンベ(ハイシャム・トーフィーク)を拷問していた。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-8-2713

デンベは片目が腫れ上がり、血だらけだ。
「レディントンはお前のために命はかけないぞ。なぜ居場所を言わないんだ?」とソロモン。

デンベが口を割らないので、別の作戦に出る。
「仲間を捕まえた。彼が痛い目をみる」と脅す。

ヴァーディアント産業の農場

会社を襲撃した農家のゲリラグループが作業しているところに、レッドとリズが現れる。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-9-02d1

レッドは「イーライ・マチェットと話したい」というが、「イーライはケンカして出て行った。その後、爆発事故が起こった。社内にスパイがいるようだ。コスタが協力している」という。

そこで、ガブリエル・コスタの住所を聞き出した。

キャピタル・フィールド・アイオワ

キャピタル・フィールドは、秘密の研究施設だ。

コスタが中へと入る。

ゲリラ農家の男達が、盗んだDNA操作データをどうするか話している。「ネットにばらまいてやる」という意見や、「売ってお金にしよう」という意見が出ている。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-15-a6c6

男たちを、後ろからじっと見るイーライ・マチェット。
すると、イーライは全員を射殺してしまう。
イーライは、農家の集団をうまく使って騒動を起こし、裏切ったのだ。

イーライが奥の部屋へと向かう。
そこは研究所になっていた。

ウイルス研究者がいる。「ウイルスが出来たぞ」と、瓶をイーライに渡す。

11_NUP_170628_0001_0
中には、小さな黒い虫が入っている。

FBIの捜査

レスラーとサマル・ナヴァービ(モズハン・マーノ)がレッドのコンテナを見つけた。
「趣味がいいわ」とレッドを褒めるサマル。

13_NUP_170627_0050_0

一方アラムは、フルクラムに載っていた名前とレッドのブラックリストを照合した結果、1つの名前を特定する。
スーザン・ハノーヴァー、ヴァーディアント産業の最高技術責任者だ。

 

レスラー達はヴァーディアント産業へと向かう。
現場は爆発の対応に追われていた。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-13-27a4

爆発の被害で死亡したとみられていたガブリエル・コスタだが、死体が出ない。
行方不明になっていた。

コスタの家

レッドとリズはコスタの家にいる。

09_NUP_170626_0119_0
通気口のネジが外れているのに気付いたリズは、中を探すとボックスが出てくる。

窓の外に、レスラー達が見えた。
リズ達はぎりぎりで撤収し、レスラーと鉢合わせしそうになる。

コスタとイーライ・マチェットの関係

ケースを開けると書類が入っている。
コスタは書類をコピーし、イーライ・マチェットに渡していたようだ。

ジェネシス計画という内部資料も含まれている。
いずれも、遺伝子操作した穀物の種に関するものだ。
秘密の研究施設があることがわかった。

グレン、デンベを探す

デンベの車を見つけた。
駐禁チケットがたくさん付いている。

向かいのレストランが怪しいと目を付けたグレンは、忍び込んで店内の監視カメラ画像を盗む。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-24-e75d

キャピタル・フィールド・アイオワ

レッドとリズが忍び込む。ここは、秘密の研究施設だ。

中には、コスタたちの死体があった。
奥の研究室に行くが、誰も居ない。
イーライ達は逃げた後のようだ。

データをコピーして逃げることにする。

ところが、レスラー達が建物のドアまで迫っていた。

01_NUP_170628_0203
データのコピーはまだ終わっていないが、捕まるわけにいかないので撤収。

すぐにレスラー達が研究室に入ってくる。
ケージの中の小さな虫に驚くサマール。

 

施設内のウイルスデータを調査した結果、アラムは大変なことに気付く。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-32-57a6
秘密の研究施設はイーライ・マチェットが借りていた。
イーライ・マチェットはヴァーディアント産業のせいで畑を失った農家だった。
そしてこの施設では、遺伝子組み換え作物を根絶させるウイルス開発が行われていたのだ。

アラムは、「このウイルスがあれば、全世界を食糧危機に陥れることができる」と、レスラーに伝える。

中華レストランのトム

トムが中華レストランにいる。

店内に設置された電話をじっと見ている。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-30-7e65
ウェイトレスに、「彼女から電話がかかってくるんだ。かかってきたら、番号を教えて」と頼む。

レストランでトラブル

レストランで一息つくレッドとリズ。

それを男がじっと見ている。警察官だ。

レッドとリズに気付いて銃を向ける。

05_NUP_170625_0292_0
撃たれそうになったリズは、警官を撃ってしまう。
救急車を待てない状況だったため、リズたちは車で病院まで連れて行き、立ち去った。

02_NUP_170625_0070_0

道路を封鎖

州警察は道を封鎖していた。
その結果、イーライ・マチェットが検問にひっかかる。

車を降りてトウモロコシ畑へと逃げ込んだので、レスラーとサマールが後を追う。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-41-06ad
レスラーと格闘。
ウイルスの虫を放とうとしたが、サマールが阻止した。

アラム、びっくりする

アラムがレスラーに連絡する。ヴァーディアント産業の内部資料がファックスで送られてきたという。「キーンさんに違いない」と喜ぶアラム。
そして、「研究所に行け、と伝言だ」とレスラーに伝える。

スーザン・ハノーヴァー

レッドは、スーザンの自宅の庭にいる。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-46-3006
スーザンは結社の手先だ。「ウイルスは封じ込められた」と伝えるが、スーザンはとぼけている。

イーライ・マチェットは、スーザンに寝返ったのだ。
スーザンはウイルス研究者を調達し、ウイルスを作らせた。
世界を食糧危機の恐怖に陥れ、そこでウイルスに負けない新種を高い値で売り出し、さらに金儲けをする計画だったのだ。

計画がばれてしまい、観念してスーザンは「何が望みなの?」と聞く。

レッドは、「これは始まりにすぎない。私は手加減などしないぞ。エリザベス・キーンを解放した。局長を私に差し出すんだ」と伝える。

 

まもなくスーザンは逮捕され、ヴァーディアント産業の悪事は暴かれた。

レスラーとクーパー

レスラーがハロルド・クーパー(ハリー・レニックス)と、ウイスキーを飲みながら話している。

The-Blacklist-Season-3-Episode-3-50-4e3e
「これまでリーダーのキツさがわからなかった」というレスラー。

そして、トムから協力の申し出があったことを伝える。
「関わるつもりはない」という。

クーパーは、トムは役に立つと思っているが、「君は自分の直感を信じろ。君は良い捜査官だ」と励ます。

グレン、映像を発見

グレンがレストランの映像をチェックしている。
そしてレッドに電話する。
「やばいぞ。デンベは誘拐された」。

デンベが拉致されている部屋

デンベが横たわる部屋に、男が連れてこられる。
ミスター・ヴァーガス(ポール・ルーベンス)だ。
「ここで殺される」という。

トムとクーパー

トムはまた中華レストランにいる。
そこに、クーパーが現れた。

なぜ居場所がわかったのか、と慌てるトムに、「エリザベス・キーン救出のために何ができる?」と聞く。
「なんでもする」というトムに、「私はお前を信用してない。もちろん好きでもない。 嘘つきで、こそ泥で、殺人者だからな。しかしだからこそ、この仕事にはお前がぴったりだ」と、調査ファイルを渡す。

ラベルには、「カラクルト」と書いてある。

スポンサーリンク

サウンドトラック/音楽/挿入歌

ちょっとした感想

最初、人間関係がよくわからず(誰がコスタで誰がイーライか)、あれ?と思いましたが、なるほど。

コスタの家捜しをするとき、またまたレッドは関係ないピカソの絵の話をするわけですが、いつもは冷たく反応するリズが結構、話に乗ってましたね。
通気口でケースを見つけたときも、すごく嬉しそうだったし。
ひさしぶりの笑顔でした。

 

レッドが、農家のゲリラ集団に「リーダーに合わせろ」というとき

A simple nod is acceptable.
うなずくだけでも満足だよ。

男たちがうなずく
Excellent.
素晴らしいね。

レッドのこういう物言いが、私はとっても好きなのです~。

『ブラックリスト』に関する記事一覧はこちら:

シーズン1の記事一覧は、こちらから
シーズン2の記事一覧は、こちらから
シーズン3の記事一覧は、こちらから
シーズン4の記事一覧は、こちらから

 

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る