狼男に変身したモンローにニックが?グリムシーズン1第1話あらすじ

** ネタバレを含みます **
『グリム』の舞台はオレゴン州ポートランドです。
ポートランドは全米第1位の「環境に優しい都市」と評価されています。そして、「全米で最も住んでみたい都市」の常連です。街には公共交通機関(最も自転車に適した都市)、カフェ(コーヒーが一番おいしい都市)、珍しいショップ(消費税がない、チェーン店が少ない)が多く、街の中心から車で20分も走れば、いかにも妖精が住んでいそうな森や川が広がります。「ポートランド」という名のとおり大きな港もありますし、有機栽培のワイナリーや温暖な気候を利用したバラの栽培も有名で、遠くには「マウント・フッド」という死火山がそびえます。
こんなにステキなポートランドを舞台に、『グリム』の物語は繰り広げられます。
『グリム』は、おなじみのグリム童話が軸になっています。
「グリム童話とは実は「童話」ではない。魔物を狩る宿命を負うグリム一族の実録なのだ!」という現代風アレンジなのですが、グリム童話の世界観はまったく損なわれていません。しかも、大自然の色彩が素晴らしい!シーズン1第1話は赤ずきんがモチーフですが、黄緑色のコケが広がる森の中に、赤ずきんの真っ赤なフード、というコントラストがとっても幻想的なんです。
物語の主人公は、殺人課の刑事であるニック・ブルハルト(デヴィッド・ジュントーリ)。シーズン1は、余命いくばくもない叔母から、「お前は魔物を狩ることを宿命とするグリム一族の末裔だ」と知らされるところから始まります。その後叔母は亡くなってしまい、両親も他界していることから、「グリムとはいったい何者なのか」と混乱するニック。しかし刑事として、そしてグリムとして、怪事件を解決しながら謎に迫っていきます。
海外ドラマで『グリム』はダークファンタジーにカテゴライズされます。魔法、薬草、呪文が当たり前に存在していた世界が大好きな方には、きっと気に入ってもらえるはず!また、犯罪捜査が軸なので、ファンタジーどっぷりでもありません。
シーズン展開ですが、現在アメリカではシーズン4の放映が終了しています。シーズン5の制作が2015年2月に決定しており、秋ごろスタートする予定。
日本では、スーパードラマ!TVでシーズン2まで放映されています。まだまだ楽しみは続きますね~!
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では、今日の英単語、いってみましょ~か!
『グリム』(GRIMM)シーズン1第1話「グリムの末裔」(Pilot)から。
殺人課の刑事であるニックは、少女の誘拐事件の捜査中、モンロー(サイラス・ウェイア・ミッチェル)に出会います。モンローは、改心した善良なブルックバッド(狼男)なのでした。自分がグリムの末裔だと知ったばかりのニックにとって、モンローは魔物たちの世界に精通する「情報源」です。
犯人に心当たりがあると言うモンローと伴に、ニックはその男の家へと向かいます。
途中、モンローはふとしたことからブルックバッドに変身しそうになってしまいます。それを見たニックとモンローの会話。
Nick: Do I need something like silver bullets?
Monroe: What are you, an idiot?
ニック: 銀の弾丸かなんか、必要かな?
モンロー:お前ってほんと、バカだな
西洋には、silver bullet(銀の弾丸)は狼男や悪魔を1発で撃退できるという言い伝えがあります。これは、『スーパーナチュラル』でもおなじみのアイテムですね。
私はIT分野の翻訳を仕事にしていますが、IT関連の文書にも silver bullet が比喩としてときどき登場するんですよ。
There is no silver bullet in software development
ソフトウェア開発には「特効薬」はない
「特効薬、万能薬、魔法の解決法」といった意味になります。
このエピソードのモチーフは、皆さんご存知の「赤ずきん」。ブルックバッドは、赤い色に強く反応します。本能を極力抑えているモンローでさえ、赤い色を見ると変身しちゃいそうになります。
さて、シーズン1のお話が進むにつれて、モンローはニックにとって欠かせない陰の相棒になり、固い友情で結ばれていきます。そして第1話の最後にちらっと出るレナード警部(サッシャ・ロイズ)は果たして敵か味方か??? 第1話から謎が満載ですね!
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