「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン14話のあらすじ「裁けない罪」(Trial By Fire)

「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン14話のあらすじ裁けない罪(Trial By Fire)
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『Major Crimes~重大犯罪課』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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Photos:WarnerBors
ルイスの裁判
ギャングのメンバーが車中からバス停に向かって銃を乱射し、バスを待っていただけの高校生カーティスが被弾して死亡した。
容疑者は車の所有者のルイス。
父親のジョーが、「カーティスはまじめな学生だった。ギャングとは関係ない」」と証言している。
射殺の目撃証言がない中、ルイスの車の同乗者の女性がカギだったが、ルイスに脅されたために証言できず、結局ルイスは証拠不十分で無罪になる。
カーティスの父親は怒りを爆発させ、父親と親しくなっていたフリンは警察の至らなさに意気消沈する。
その夜
空き地に車が来る。
ホイールがドル記号だ。ルイスの車だ。
運転席から出てきた男はガソリンをまき、赤いライターで火をつける。
ラスティの片思い
オフィスで、ルイ・プロベンザ(G・W・ベイリー)、マイク・タオ(マイケル・ポール・チャン)、フリオ・サンチェス(レイモンド・クルツ)、エイミー・サイクス(キーラン・ジョバンニ)らが事件について話をしている。
そこに、ラスティ・ベック(グレアム・パトリック・マーティン)が、ジェフをつれていくる。
ロス市警内の写真を撮りたいという。
ジェフは、ラスティのアルバイトの現場で働いており、片思いの相手なのだ。
「母さん」とシャロン・レイダー(メアリー・マクドネル)に声をかけるラスティ。
ジェフは、ラスティのことを、気が利くし不平もいわずよく働く、と褒める。
ラスティは職場で「ベッキン」と呼ばれている(Beckin:Beck and call、手足となって働く、という意味)。
ルイスの焼死
ルイスらしき男が、焼かれた車から死体となって発見される。
現場に向かうチーム。
そこに、フリッツ・ハワード(ジョン・デニー)が現れる。
もしもギャングの報復で抗争が始まれば街は危険に陥ることを心配したのだ。
早く撤収しろというハワードと、「まだ証拠を収集しきれていない」というシャロンは言い合いになる。
ハワードに心臓病の持病があることを知っているタオは、「落ち着いて、落ち着いて」という。
死体はトランクから発見され、燃焼促進剤が使用されていた。現場から5メートルのところに赤いライターが落ちていた。
事件が発覚したのは、警察に通報によってだった。
録音を聞くと、男の声で「メキシコ人が男を殴ってる。ホイールがドルマークの車だ。まじめな話(I mean, seriously)、早く来てくれ。」といって切れていた。
通称「ジッポ」
現場に落ちていたライターから、通称「ジッポ」という放火犯が浮かび上がる。
数回逮捕されているが、いずれも無罪になっていた。
弁護人は、シャロンの別れた夫、ジャックだった。
ジャック登場
ジャックとジッポが取調室にいる。
シャロンを含むチームは、別室で様子をモニターしている。
ジッポは、身に覚えがないし、母親とTVを観ていた、という。
ジャックは、誤認逮捕で警察を告訴すると言っている。
カメラ越しに、「シャロン、話がある」というジャック。
「状況証拠でしかないから早く釈放しろ」というジャックに、ギャングの報復ならばジッポは狙われる可能性があることを説明する。
すると、「保護が必要なんだな、わかった。拘束しておけ」というジャック。
そして、「頼みがある。年末エミリー(娘)が来るが、うちに泊まるように言ってくれないか」と頼む。
シャロンは「自分で電話すれば」とつれない。
シャロンたちは、通報者を追うことにした。 通報に使われた携帯はプリペイドで、追跡は難しそうだ。
カウチで寝るラスティ
夜遅くシャロンが帰宅すると、カウチでラスティが寝ている。
ジェフのフライトがキャンセルになったため、泊めてあげたという。
ジェフは8歳年上だというラスティに、「好きならば交際を申し込んだら?」というシャロン。
ジョー・ワイアット
ジョー・ワイアットが拘束されたと連絡が入る。
ジョーは、殺されたカーティスの父親だ。
家族はディズニーランドに行っているが、ジョーはそんな気分になれず、バーで酔いつぶれていた。
車で帰宅する途中、警官に呼び止められ、車に拳銃があるので拘束されたのだ。
車の拳銃は自分のものではないという。
ディズニーランド行きを「アリバイ工作では?」と言われたジョーは、「教会を通じて寄付されたものだ」と、自分のチケットを見せる。
寄付したのはウィンズロー
教会にディズニーランド行きのチケットを寄付したのはウィンズローという男だった。
裁判の傍聴が趣味で、脚本を書こうと思っているという。
特に怪しいことはない。
シャロンが部屋を出ようとすると、「お役に立てれば幸いです。まじめな話(I mean, seriously)」という。
「あなたが通報者ね」とシャロンは言う。
ウィンズローは何者か
ウィンズローについては、ジャックが詳細な情報を持っていた。
ウィンズローはジッポの裁判を毎回傍聴していたが、ジッポが無罪になると「お前も共犯だ」とジャックを脅してきた。
そこで、ジャックはウィンズローについて調査していたのだ。
ウィンズローは学区の教師を30年務めたが、学生に暴行を働き、その動画を報告されたことが原因で解雇、年金支給もなくなっていた。
暴行した学生はまさにルイスだったのだ。
ジッポの裁判を傍聴していたので、ジッポの手口はよく知っていた。
ウィンズローは、「あいつは18歳の青年を殺したんだ。そして、世間から冷遇されていた家族にディズニーランドのチケットを買ってやった。法制度はギャングを野放しにしている。ルイスがこのまま生きていたらあと何人殺すかわからない。取引はしない。裁判をやってくれ」と主張する。
ラスティ失恋
シャロンのオフィスの部屋にラスティがやってくる。
空港に送る途中で告白したが、若すぎるという理由で断られたという。
「はっきり興味がないって言われるのはつらいもんだね」というラスティ。
でもよかった、はっきりして・・・というラスティに、「あなたは前進できる。立ち止まるよりずっとましよ」と励ますシャロン。
「バーガーでも食べに行く、ベッキン?」というシャロンに、「そうだね、ママ」と、2人はオフィスを出る。
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ちょっとした感想
プロベンザのネクタイがクリスマス柄でした~!
心臓病を持っているハワードに対するタオが見せる気遣い、いいですね。
Stay calm (冷静に)、Take it easy (落ち着いて)、それから椅子に座らせたり。
でもこれって、周囲にバレるんじゃないかなぁ。それとも、おべっかを使っているように見えるのか・・・。
おもしろかったやり取りを紹介します。
別れた夫
オフィスにジェフが来たとき、ちょうどジャックが入ってきます。
ラスティに声をかけたジャックについて、ジェフが「あれは誰?」と聞きます。
あれは誰?
あぁ、えーっと、ボクの母親の別れた夫だよ。
ってことは、君のお母さんは、親父さんに会う前に、別の人と結婚してたんだね。
簡単に言えば、そういうことになるね。
確かに、ラスティの父親の居所がわかったとき、シャロンはジャックと結婚してましたからね(笑)
退職届け
プリンターに残っていた退職届を見つけたプロベンザは、フリンが退職しようとしてるんじゃないかと心配します。
辞職はしないってことだな?
Of course I think about it every day.
もちろん、毎日仕事を辞めたいって考えてるさ。
But the truth is, I’ve given up so much of my life for this job
でも、仕事に人生のほとんどを捧げてしまって。
including a decent relationship with my children and most of my faith in the human race, that there’s no place else on earth that I fit in.
そのせいで子供達とも疎遠になるし、人間を信じられなくなるし。もう自分に合う場所なんて、地球上には存在しないさ。
よしよし、それでいいんだ。
attitude は態度や姿勢ですから、right attitude は「正しい姿勢、適切な態度」となります。
「それは警官として正しい態度だ」、つまり、「警官たるもの、それでなくっちゃ」という感じです。
キャストのご紹介は、Major Crimes(メジャークライムス)シーズン3:キャスト紹介をどうぞ
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