「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン12話のあらすじ「愛しすぎたツケ」(Party Foul)

「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン第12話「愛しすぎたツケ」(Party Foul)のあらすじををお届けします。
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『Major Crimes~重大犯罪課』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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Photos:WarnerBors
大学生の誕生日パーティ
大学生のチップは、親の旅行中に自宅で誕生日パーティを開いていていた。
若者が大勢集まり、大いに盛り上がって酒を飲んでいる。
突然、ガレージへと続くドアが開き、男が血を流し倒れ込んでいる。ガレージには女性が倒れており、腹にハサミが突き刺さっていた。
犯人は2人を刺した後、裏口から逃走したようだ。
男性は死亡、女性は病院に搬送される。
チップの取り調べ
重大犯罪課が捜査を進めたところ、被害者はチップの友人トビー。カリフォルニア大学の1年生で19歳。
女性はトビーの恋人キーシャで、地元大学に通っている。
まず、チップを取り調べることにする。
チップいわく、高校の友人であるウェスリーがキーシャにつきまとっていたという。
パーティにも来たが、言い争いになり追い出したらしい。
防犯カメラを確認したところ、証言通り、ウェスリーは追い出されていた。
また、キーシャの携帯履歴から、ウェスリーが毎日キーシャにメールしていたことがわかった。
キーシャの祖母
ルイ・プロベンザ(G・W・ベイリー)は、唯一の目撃者であるキーシャに会いに病院へ。
そこにはキーシャの祖母がいた。病院のERで看護師として働いていた祖母は、X線写真を見ている。
プロベンザがウェスリーの画像を見せると、祖母は、「問題がある子だと思っていた」という。
そこに、キーシャが手術から戻ってくる。
事情を聞きたいプロベンザだったが、祖母がトビーの死を伝えるとキーシャは動揺し、それ以上話ができない状態になった。
ラスティ、大学進学を遅らせる?
朝、シャロン・レイダー(メアリー・マクドネル)が仕事に出ようとすると、ラスティ(グレアム・パトリック・マーティン)が朝帰り。
ラスティは、マイク・タオ(マイケル・ポール・チャン)が監修するドラマの撮影スタッフのアルバイトをしている。
ロケ場所を探していて遅くなったそうだ。
ラスティは、ADのジェフをとても気に入っている。
「大学のクラスの申し込みは?」ときくシャロンに、「夏からにしようかな。スタッフからすごく頼りにされているし。ジェフも、仕事をしている方が大学進学よりも人生経験になると言っているし」というラスティ。
「ジェフの考えよりも自分の意思を優先して」とアドバイスし、シャロンは出かける。
プロゼンザと祖母
交代を打診するが、「祖母と信頼関係を築きたい」と、プロベンザがそのまま病院で待機する。
ゴルフバッグ
オフィスには、旅行から戻ったチップの両親がいた。
犯行に使用されたはさみは母親のもので、ガレージに置いてあったという。
ガレージの映像を見た父親は、ゴルフバッグがなくなっているのに気づく。
「高価なものなのでGPSを装着しておいた」という父親は、ゴルフバッグを追跡する。
バッグは、キーシャが入院している病院にあった。
ウェスリー確保
病院にウェスリーがいる。
プロベンザは白衣を着て医者のふりをし、ウェスリーをエレベーターホールまで誘導する。
そして、待っていたフリオ・サンチェス(レイモンド・クルツ)とエイミー・サイクス(キーラン・ジョバンニ)が確保する。
ウェスリーの取り調べ
サンチェスとサイクスが取り調べを行う。
「キーシャは本当はボクを愛していた。トビーは彼女を愛していない」と言い続けるウェスリー。
ゴルフバッグを盗んだのは、邪魔をしたチップが父親に叱られるよう仕向けたかったからだという。
そして、キーシャが襲われたことは知らなかったと言い張る。
「じゃあなぜ病院にいた」というサンチェスに、「キーシャのおばあさんからメールがあった。入院先もおしえてくれた」というのだ。
誕生日パーティの映像を観ると、ウェスリーは着替えていない。
あれほどのケガを負わせれば返り血をあびるはずだ。
ということは、ウェスリーは犯人ではない。
ウェスリーの車のナンバーが「No Romeo」(ボクはロメオじゃない)であることを指摘すると、「ロメオには彼女がいたのに、ジュリエットに会った瞬間、心変わりした。ボクはロメオじゃない。一生、キーシャを愛する」という。
サンチェスは、自分の指のリングをじっと見る。
真犯人
病院に、シャロンやプロベンザたちが集まっている。
トビーが大学に入ってから、毎日だったメールの頻度が下がり、トーンも変わったことがわかった。
さらに、ガレージの足跡を調べると、キーシャの足跡が一番下だ。
ウェスリーの件を祖母に言ってしまったことをあやまるプロベンザ。
そして、「信頼関係を作ったから、取引に応じるよう祖母を説得したい」というが、「その信頼関係を利用したのは誰かしら?」とシャロンは言う。
アンドレア・ホッブズ検事(ケーテ・メーザー)は、「凶器を用意していないから第2級殺人、ただし精神病院に入院することが条件ね。ミランダ警告の後、聴取して」と提案した。
プロベンザは祖母に、「看護師のあなたなら、X線写真から、キーシャが自分で刺したことがわかったはずだ。無罪のウェスリーが刑務所に入ってもいいのか?」と祖母を説得する。
祖母は、キーシャは気性が激しく、怒りを抑えられないという。
キーシャの証言
病室にシャロンとプロベンザが入る。
キーシャに、手術が失敗しあと少しで死ぬとウソをつき、真実を聞き出す。
「本当に死ぬの?」と悲しむキーシャだが、トビーとの仲がうまくいかなくなったこと、チップのパーティで「友達になろう」と言われたこと、そして「大学で運命の人に出会った。君も、自分の運命の人を探して」といわれ、カッとなって刺したことを告白する。
プロベンザのディナー
病室では調書作成が続いている。
プロベンザは祖母に、「近くにうまいステーキハウスがあるから行こう」と誘う。
「こんなに悲しいのに?」という彼女に、「1人で惨めになるより、2人で惨めになったほうがいい」という。
「じゃあ、店で一番高いものを頼むわ。2人分」という祖母。「じゃあそれをシェアしよう」というプロベンザ。
そして、「何があったとしても、最善のことをやった」と言い手を差し伸べる。
キーシャの病室を振り返りながら「最善だったのかしら」と、彼女はプロベンザの胸で泣く。
ラスティ、大学へ
ラスティが大学の申し込みをしている。
ジェフたちと食事にいったとき、ジェフに大学入学を延期しない方がいいと言われたそうだ。
そして、気の合う友達とは、いつまでも友達でいれれることに気づいたという。
「アルバイトをやめることは変化のようだけど、大きな計画に向けて進んでいく、というのが安定というものよ」というシャロン。
「結局、シャロンの望み通りになったね」というラスティに、「あらそうね」と答えるシャロン。
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ミランダ警告
ミランダ警告、よく出てきます。
「ブラックリスト」の記事ですが、犯罪捜査での犯人逮捕とミランダ警告とは!ブラックリストシーズン1で解説しているのでどうぞ!
ちょっとした感想
今回も、熱い男サンチェス。
逮捕に力が入りますね。
でも、「ボクはロメオじゃない」という言葉に、じっと指輪を見る・・・。
サンチェスは妻を亡くしています。いまだに結婚指輪を外していません。
妻には発作を起こす持病があったのですが、医師の提案で薬を辞めます。ところが食料品店に車を走らせている途中、 発作が起きてしまい事故って意識不明に。4日後に亡くなってしまいます。しかもそのとき、妻は女の子を妊娠していたのでした(涙)
サンチェスは医師に対してものすごい怒りを感じ、それから怒りをコントロールできなくなってしまいました。
愛情深い人なだけに、事件の捜査でもそれが激しい感情として表れてしまうことがあります。
サンチェスもロメオじゃないんですよね。
プロベンザは、キーシャのおばあさんともっと親しくなりそうです。
こちらにも期待。
現在バツ4のプロベンザですが、さてどうなるのかな~
そしてシャロン。
ラスティが気に入っているジェフに、「大学入学を勧めろ」と、タオを通じて頼んだようです。さすが取引上手!
普通のおかーさんなら、「ジェフったらなんてこと言ってるの!そんな人の言うこと聞かず、大学行きなさい!」なんて言っちゃって、事態が悪化しそうですが、さすがです。
キャストのご紹介は、Major Crimes(メジャークライムス)シーズン3:キャスト紹介をどうぞ
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