「メンタリスト」シーズン6第20話のあらすじ「白いテーブル」(Il Tavolo Bianco)

「メンタリスト」シーズン6第20話のあらすじ「白いテーブル」(Il Tavolo Bianco)シリーズ通算136
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『The Mentalist/メンタリスト』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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(Photos:CBS)
ジェーン逮捕
FBIのオフィスでテレサ・リズボン(ロビン・タニー)がPCに向かって作業している。
パトリック・ジェーン(サイモン・ベイカー)がやって来る。
リズボンは、マーカス・パイク捜査官(ぺドロ・パスカル)に頼まれて、DCの家を探しているという。
ジェーンは、「DCには行かず残って欲しい。DCは退屈だよ」という。
そこに男が2人やってくる。ジェーンを逮捕するというのだ。
リズボンとキム・フィッシャー(エミリー・スワロー)にも大審院への召喚状が出ていた。
大陪審
リズボンとフィッシャーが、陪審員の前にいる。
担当はフォーク検事だ。
ジェーンには、レッド・ジョンことマカリスター殺害の容疑がかかっている。
焦点は「殺害を告白したかどうか」だ。
リズボンは黙秘する。
おとり捜査
翌朝FBIのオフィスに出勤すると、デニス・アボット(ロックモンド・ダンバー)が、ジェーンの逮捕は実はおとり捜査だと告げる。
ターゲットはジョン・アカルドという麻薬ギャングのボスであり、イライジャ殺害の容疑が掛かっていたが、大陪審は不起訴とした。
イライジャは賭博サイトの運営者で、アカルドの商売敵だったために殺されたのだ。
ところが、不起訴となったのはおかしい。
司法長官は陪審員の誰かが買収されたとみて、FBIに協力を要請してきたのだった。
リズボンはおとりと知って安心しながらも、「私はてっきり・・・」といって、ジェーンに怒る。
そこにマーカスがリズボンをランチに誘いに来たので、2人は出て行く。
2人の姿を見送るジェーンにアボットは、「黙っているのか?」と聞く。
「彼女の好きにすればいい」というジェーンに、「詐欺師を何人の逮捕してきた君だからわかると思うが、彼らの失敗は?」と聞く。
ジェーンは、「自分のウソを信じたことだ。でもボクは自分を騙してないよ」という。
ダラス連邦裁判所
ジェーンが召喚され、陪審員とフォーク検事の前にいる。
ジェーンは、陪審員を見渡し、「君はロマンス小説が好きだね、君は正義感がある、君は落ち着きがないな、あなたは子供に厳しすぎるよ」などと、言っていく。
主導権を取られたフォーク検事は怒り、「ここは私の法廷よ!」という。
フォーク検事が怪しい
ジェーンはアボットに、フォーク検事が怪しいという。
買収されていたのが陪審員ではなく検事となると、イライジャ殺害の証拠を見つけるしかない。
先日アカルドの部下が逮捕され「ボスの指示でやった」と言ってはいるが、物的証拠がないのだ。
そこで、アカルドの行きつけの店、「白いテーブル」から調べることにする。
アボットは、ジェーンとリズボンに店を偵察するよう言い、「ディナー代はFBIの経費だ」と伝える。
ダニエラ
ダニエラは、唯一発見された生存者だ(詳しくは「メンタリスト」シーズン6第19話のあらすじ「茶色い目の少女たち」(Brown Eyed Girls)をどうぞ)。妹はまだ見つかっていない。
FBIのオフィスで容疑者の写真を探しているが、妹が心配でイライラしている。
キンブル・チョウ(ティム・カン)は、ダニエラの右手に小さいハートマークのタトゥーがあるのが気になっていた。
誘拐されたときに彫られたというが、その意味は不明だ。
血液検査もされたという。
そこで、血液検査キットの購入先から探ることにした。
「白いテーブル」
ジェーンとリズボンが店に入ると、店主が上着を預かる。
「大陪審のことでキレてごめんなさい」というリズボンに、「いいよ。当然だから。マーカスに謝るように言われたの?」という。
「何でもお見通しなのね。でも、いつか驚かせるわ」というリズボン。
マフィアが店に来ていないか探りを入れるジェーンだが、店主はとぼける。
イライジャ殺害の証拠
証拠の保管室に、ジェイソン・ワイリー(ジョー・アドラー)とジェーンがいる。
ワイリーはDNA検査など最先端の検査について説明するが、ジェーンには興味がない。
「この中で実行犯から一番遠いものはどれ?」と聞くと、ワイリーは上着を指さす。
現場から60メートルも離れた場所で見つかり、しかも当日は暖かい日だったから、事件との関連性は低いとみられていた。
イライジャの母に確認すると、イライジャは羊毛アレルギーだから、その上着は彼の持ち物ではないという。
マーカスとリズボン
リズボンの家で、ソファでくつろぐ2人。
物思いに沈むリズボンに、「DCのことは重大な決断だから、よく考えて。ゆっくり決めていいよ」というマーカス。
TVでは映画「カサブランカ」が流れている。
リズボンは見たことがない。
マーカスが「ある女性が2人の男から1人選ぶ話」と映画の説明をすると、沈黙が流れる・・・。
野球中継を見ることにした。
アカルドのフィアンセ
クラブに乗り込むフィッシャーとジェーン。
中は賑やかで何人もがダンスしている。
奥のテーブルにアカルドとフィアンセがいるのを見つけると、「アカルドは支配欲の強い男だ。だから、彼の持ち物を奪って怒らせ、ボクを殺したいと思わせる作戦にするよ」という。
ジェーンはフィアンセにわざとぶつかり、巧みな話術でダンスに誘う。
アカルドが怒っているのを確認すると、さらにフィアンセに「一緒にどこかに行こう」とあおる。
そしてテーブルの上に登り、「皆さん、アカルドは麻薬の売人だ。ボクは殺されるかも知れないな~」と言い、店を出る。
アカルドは部下を呼びつけ、「白いテーブルに予約しろ」と指示する。
アカルド逮捕
「白いテーブル」に、アカルドとフィアンセが入ってくる。
店主は上着を預かると、上着を持って店を出た。
まもなく店主が空き地に到着する。
そこには殺し屋が待っていた。
上着を切り中に札束が入っているのを殺し屋に見せる。
そこにフィッシャーとリズボンが出て行き、逮捕しようとする。
フィッシャーは撃たれるが、防弾ベストのおかげで無傷だった。
殺し屋は死亡し、店主は逮捕される。
上着のポケットには、「パトリック・ジェーン」と書かれたメモが入っていた。
ジェーンが次の殺害ターゲットだったわけだ。
フォーク検事、逮捕
FBIのオフィス。
大陪審が終了し、ジェーンの起訴が決まったが、司法長官がもみ消しているから心配ないという。
アボットがジェーンに「ディナーはどうだった?」と聞く。
「ボクのチキンはまぁまぁ、リズボンの魚は上出来だったよ」と答えるジェーン。
フィッシャーが裁判所に行き、フォーク検事を逮捕する。
フォーク検事の海外口座に多額の送金も見つかっていたから、確実だ。
店主の取り調べ
アカルドが殺害を依頼するとき、店主がメッセンジャーになっていた。
「証言すれば起訴しない、証人保護プログラムを適用する」というアボットに、「証言するが、店や家からは離れない」という店主。
ジェーンは、「難しい決断をしたね。勇敢だ」という。
そして、オフィスで談笑するマーカスとリズボンを見る。
臓器売買
血液検査キットの購入者の線から捜査していたチョウ。
ワイリーが、購入者リストの中から、2年前に閉鎖されたはずの医療センターを特定した。
アボットとチョウが医療センターに踏み込む。
無人であるにも関わらず、手術室が使われた形跡がある。
モーター音をたどっていくと、奥の部屋に遺体が並んでいた。すべて心臓が抜き取られており、手にはハートのマークの刺青がある。
黒幕は、臓器売買組織のようだ。
リズボンの家
夜、ジェーンがリズボンの家を訪ねる。
出てきたのはマーカス。リズボンを呼び、ジェーンと2人で玄関の外で話す。
「これカンノーリ」と包みを差し出す。
逮捕された店主の妻が作ってくれたものだ。
「ありがとう。でもこれが用件じゃないでしょ?」というリズボン。
ジェーンは、「DCのこと、よく考えてみた。君には幸せになって欲しい。それが一番大切なんだ。わかった?」という。
「わかったわ」と答えるリズボン。
そしてジェーンが立ち去った後、涙をふく。
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ちょっとした感想
タイトルの「il tavolo Bianco」はイタリア語で「白いテーブル」ですね。
さて、今回よかったのはアボット~!
登場の仕方が悪かった(CBIを解体)けど、ジェーンのことを高く買っているし、冷静な目でいろいろサポートしてますよね。
リズボンのDC行きは、アボットにしてみれば優秀なリズボンがいなくなるのも痛いし、それによってジェーンがダメージを喰らうのも嫌なんだろうけど、人間的な暖かみを感じる人です。
そしてリズボンの涙。
ジェーンが本当に自分のことを考えてくれてるのに感動したのか、やっぱりジェーンと離れたくないと思ったのか(こっちの理由だよね)。
マーカスもこのあたり、もう感じているはず。
2人ともリズボンのことを大事に思っているのだから、1人を選ぶのは難しいです・・・。
マーカスは優しいし、FBIの美術品部門だから危険もないし、いい夫になりそう。同じFBIだから仕事に関する理解もありそうだし。
カンノーリ
イタリアのデザートで、シチリア発祥です。
映画「ゴッドファーザー」にも登場するそうで、イタリア人が愛するデザートです。
甘いお菓子だけど、きっとしょっぱかったよね、リズボン。
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このエピソードの英語表現の解説は、第20話「白いテーブル」から英語表現:bail、con、stingをどうぞ!
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