「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン9話のあらすじ「リベンジ・ポルノ」(Sweet Revenge)

「Major Crimes~重大犯罪課」サードシーズン9話「リベンジ・ポルノ」(Sweet Revenge)
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『Major Crimes~重大犯罪課』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
関連記事の一覧はこちらをご覧ください!
Photos:WarnerBors
男が死亡
ビルの一室で男が死んでいる。男の名前はトラビス・ホール。
「スイート・リベンジ」というサイト(元カノの裸の写真を公開するサイト)の運営者だ。部屋のホワイトボードには、写真の削除を懇願する手紙が無数に貼られている。
窓にはライフルの弾による穴が空いており、ライフルの弾が発見された。
オフィス
フリッツ・ハワード(ジョン・デニー)とシャロン・レイダー(メアリー・マクドネル)がオフィスで話している。
ハワードはまもなく本部長補佐になる予定だ。
そこにラスティ・ベック(グレアム・パトリック・マーティン)が入ってくる。
シャロンの息子であるリッキー(ライアン・ケネディ)が遊びに来るので空港まで迎えにいくことになっているが、気乗りしない。
というのは、養子の話が持ち上がってからというもの、電話でのリッキーの態度が冷たいのだ。
スイート・リベンジ
調査によると、サイトの年間利益は1000万ドル以上。
FBIも捜査していたが不正の証拠が出ない。
殺されたトラビスは単なる表向きの運営者で、5%の利益しかもらっていなかった。
サイトの創始者はスコット・ウォードという男で、裏にはマフィアが絡んでいるようだ。
スコット・ウォード
スコットを呼び出して質問する。
ところが、「合法的だし、正当なビジネスだ。世直しだよ」と、弁護士と出て行く。
狙撃される危険があるので、エイミー・サイクス(キーラン・ジョバンニ)とクーパーが護衛につくことになった。
壁に貼ってあった被害者からの手紙をもとに、フリオ・サンチェス(レイモンド・クルツ)が怪しい人物を特定した。
キース・プライス、元レンジャーだ。
写真を掲載されたことを苦に、妻が自殺していた。
動機があるし、ライフルも撃てる。
リッキー到着
リッキーがラスティと到着した。
シャロンはひさしぶりに会う息子に大喜び。
リッキーはIT企業の経営者で株式公開を予定していたが、買収のオファーがあったので、売って旅行にでもいこうかな、と言っている。
シャロンとのディナーを楽しみにしていたが、「狙撃犯の事件があり、たぶん無理だからラスティと2人で食べて」といわれる。
リッキーは不満げな顔だ。
サーバが運び込まれる
「スイート・リベンジ」のサーバがオフィスに運び込まれた。
IT担当のマイク・タオ(マイケル・ポール・チャン)が検死室にいていないので、リッキーがサーバを起動することになる。
ラスティのデスクもサーバ置き場になったので、ラスティは「休憩室に行くよ」という。
「場所をとってすまないな。ま、お互い様か」というリッキー。
プライスの尋問
プライスはレンジャー時代の5年間、3年は海外にいた。
妻は学校の先生。
夫婦の溝を埋めるために、お互いのセクシー写真をメールでやりとりしたという。
ある日、空港でPCを開き、ちょっと目を離したすきに盗まれてしまった。そして妻の写真が「スイート・リベンジ」にアップされてしまったのだ。
あるサービスに依頼して削除したが、学校の同僚に知られてしまい、息子にもばれてしまった。
そして、辞職か公聴会かを迫られた帰り道、妻は飛び降り自殺したのだ。
そこに、検死室からタオから電話がある。
トラビスはライフルではく、至近距離から撃たれていた。
そして、トラビスの部屋の天井から凶器の弾が見つかった。9mmの拳銃だ。
スコットとライアン
スコットが道を歩いている。
サイクスたちが張り込んでいる。
するとライアン・ブルックスが車で乗り付け、争いになった。
ブルックスはハイテク企業の投資家だ。
そのときライフルで何者かが狙撃した。狙撃犯の姿はない。
休憩室のラスティ
シャロンが休憩室に入る。
「2人でディナーに行ったら?」というが、ラスティは「養子のことを考え直したほうがいいんじゃない?」という。
シャロンは「子供は、下の子が生まれるとき、妹や弟はいらないというものだ」という。
「リッキーは3歳じゃないよ」というラスティに、「子供なんて3歳みたいなもの」と笑う。
そこにリッキーが入ってくる。「もう9時半だから冷蔵庫のものを食べるよ」という。
リッキーもラスティとのディナーを避けているようだ。
スコットとライアンの取り調べ
2人を呼び出し、別々に取り調べを行う。
お互いに、「相手から呼び出された」という。
ところが、タオがサーバのログから、「スイート・リベンジ」が他人のパソコンから画像を盗んでいた証拠をあげると、スコットが話し出した。
ライアンは課金サービスで金を儲けていたという。
つまり、スコットが写真を「スイート・リベンジ」にアップし、ライアンは被害者の写真を有料で削除していたのだ。
サイクス、少年を捉える
ライフルの狙撃があったあたりを警察犬を投入して調べていたサイクスは、トラックの荷台に隠れていた少年(コナー)を発見した。
なんと、キース・プライスの息子だった。
ライフルで狙撃したのはコナーだった。
リッキーの態度にシャロン怒る
翌朝、リッキーとシャロンが顔を合わせる。
「養子にしないよね?」というリッキーに、理由を尋ねるシャロン。
「ラスティは母さんを利用しているだけ。養子にしようと思ったのは、母さんが孤独で、それを埋めようとしているからだ」という。
「お父さんと話した?」というと、「話した。心配してたよ」という。
シャロンは、「私はあなたに許可を求めていない。自分が当然のように与えられてきたことが、ラスティには与えられず育った。思いやりはないの?わからないなら育て方を間違えた」というが、「ぼくの子供にラスティをおじさんと呼ばせたくない」と反論する。
シャロンは、「今すぐ態度を改めなさい。信じられない。あなたには失望した。こんなに思いやりがないなんて。がっかり」と言って出て行く。
コナー(プライスの息子)の供述
コナーは自分がライフルで殺した、と告白した。
「あいつらに母さんを殺された。ボクは母さんにひどいことを言ったのに、謝れなかった」といって泣くコナーを、「母親ならわかる。どんなにひどいことを言っても、それは自殺の理由じゃない」とシャロンが慰める。
コナーは、「トラビスを殺したのはボク。だから父さんを釈放して」と言う。
プライスの真実
コナーが殺人を告白したことを伝えると、プライスは「自分がやった」と供述する。
スコットが9mmの拳銃を持っていたのを知っていたので、妻の復讐をして、スコットに罪を着せようとしていたのだ。
シャロンの自宅
テイクアウトの中華を食べる3人。
リッキーは「ずっと欲しかった弟になる前に、質問だ」と、「家族って何だと思う?」と尋ねる。
ラスティは、「一生変わらない人達。自分に愛を返してくれる人達」と答える。
それを聞いて嬉しそうなシャロン。
そして、「ボクに質問は?」ときかれたラスティは、「それは誰の散髪?」と聞く。
リッキーは「自分で切った。だって節約になるだろ?」といい、3人で大笑いになる。
オフィスで後処理
オフィスには、サンチェス、サイクス、ハワードがいる。書類にハワードがサインしている。
コナーの処分は、条件付き保護観察になる予定だ。
ハワードは、「タオに挨拶してくるよ」と席を外す。
別室にいるタオにハワードは、「頼みがある、誰にも言うな」という。緊張するタオ。
「裏口に車を頼む。アスピリンと水を用意して。病院につれていってくれ。心臓発作だ」。
スポンサーリンク
ちょっとした感想
今回は、「母と息子」がテーマだったのかな。
自殺した母に、「酷いことを言ったのに謝れなかった」というコナーに対して、「母親ならそれが本心じゃないってわかる、お母さんはわかってた」とシャロンが言います。本当にそうだと思う。でもコナーは頭でわかったとしても、心ではわからないだろうな。つらいですね。
いやぁ、それにしても酷いサイトだ。結果的にコナーは父と母を失ってしまったんですよね・・・。
そして、思いやりを示せない息子に怒り心頭のシャロン(半分は夫のジャックに怒っていたような気もする)ですが、怒りながらも慎重に言葉を選んでる感じがしますよね。
しかし、怒りと落胆がいりまじって複雑だろうなぁ。
シャロンの気持ちがわかったのか、リッキーは目を赤くしていました。
シャロンってプライベートでも冷静そうだし、こんなに怒ったのって珍しかったのではないでしょうか。
子供にとっては、怒られるよりも落胆される方がこたえますよね。
やっぱり、子供にとってお母さんというのは特別な存在だし、お母さんにとって子供は特別なのです。
『Major Crimes~重大犯罪課』に関する記事一覧はこちら:
スポンサーリンク