「メンタリスト」シーズン6第11話のあらすじ「白線」(White Lines)

「メンタリスト」シーズン6第11話「白線」(White Lines)の詳しいあらすじ
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『The Mentalist/メンタリスト』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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Photos:CBS
「The Mentalist/メンタリスト」シーズン6第11話「白線」(White Lines)のあらすじです。
FBIのオースチンオフィス
パトリック・ジェーン(サイモン・ベイカー)とキム・フィッシャー(エミリー・スワロー)がいる。
ジェーンはカウチが欲しいというが、フィッシャーは取り合わない。
「カウチはセラピー室にもあるだろう?セラピーの経験は?」とフィッシャーを困らせる。
結局、「いいわ、カウチを持ってくるわ」と根負けする。
そこにデニス・アボット(ロックモンド・ダンバー)がやってくる。
事件だ。
DEA(麻薬取り締局)のオフィスで捜査官が5人殺害された。
DEAのオフィス
テレサ・リズボン(ロビン・タニー)とキンブル・チョウ(ティム・カン)が薬莢を調べている。
狙撃犯は3人だ。ランプと時計の裏から監視カメラが見つかった。
お茶を飲みながらうろうろするジェーン。
壁の鏡をみて、「なぜこんなところに鏡が?しかも設置場所が高すぎるよね」という。
鏡を外すと、裏に3台目のカメラが仕掛けられていた。
ジェーンとリズボンは顔を見合わせにっこりする。
FBIのオフィス:湾岸カルテル
麻薬組織に詳しい捜査官に話を聞く。
このあたりは「湾岸カルテル」という組織が牛耳っている。
DEAの捜査が入っても、湾岸カルテルの組織は盤石で、崩れない。
というのは、ボスの「ミスターX」は自制心があり、権力を誇示しないからだ。
ミスターXの疑いがある人物の写真が3枚ある。
1人は、通称パコ、コロンビア人だ。
もう1人は、すでに射殺されている企業家だ。企業家の 写真には女性も写っている。
ジェーンは、「一緒に映っている女性はだれ?」ときく。
彼女はクリスタル・マーカムといい、事情聴取したが特に情報はなかった。
IT担当のジェイソン・ワイリー(ジョー・アドラー)が、顔認識ソフトで3人の狙撃犯を特定した。
街のギャングで麻薬組織とは関連がない。
さらにジェイソンは、カメラ映像に録音されていたエンジン音から車を特定できるという。
リズボンたちは現場に急行する。
ゴルフ場へ
ジェーンとフィッシャーはゴルフ場でクリスタルに会う。
DEAの狙撃については何も知らないという。
そのときフィッシャーの電話が鳴る。車が特定された。60年代のシボレーだ。
フィッシャーが、地域に登録されている3台の場所を言っていく。
ジェーンは、それを聞いているクリスタルの表情から「車は倉庫街にある」と読んだ。
ジェーンは、「ディナーに誘いたいから」と電話番号を聞き出す。
倉庫街へ
チームが倉庫に到着。車があった。
倉庫の中に入ると、狙撃犯3人が同じ手口で殺されていた。
そこに、ジェーンの電話が鳴る。
クリスタルからディナーの誘いだ。「じゃあ8時に」と、にこにこして電話を切る。
チョウが携帯電話を見つけた。持ち主を調べると、パコだった。
パコは何者か?
パコについては、ミスターXなのではないか、湾岸カルテルとコロンビアのカルテルの仲介人なのではないか、という憶測がある。
いずれにしてもパコは慎重な男だ。
携帯を落とすなんて彼らしくない。
ホテルのバー
リズボンとフィッシャーが、バーで偶然出会う。
「飲みたい気分だった」と、同じテーブルに座る。
フィッシャーがバッグから、FBIのバッジを取り出し、リズボンに渡す。
「特別捜査官」と書いてあるのを見て、「私、FBIに入ったのね!」と喜ぶリズボン。
クリスタルとディナー
夜景のきれいなレストランでディナー。
ジェーンは、結婚指輪の話から、自分の身の上を話す。
「立ち直ろうと、前進してるんだ」という彼に、「あなたに協力するわ」とクリスタルが言う。
パコの情報を提供
翌日、クリスタルはFBIに出向き、パコの居場所を伝える。
パコのコンドミニアムにチームが急行するが、もぬけの空だった。急いで逃げたようだ。
一方ジェーンはクリスタルを車で自宅まで送り、「明日電話するよ」と別れる。
クリスタルが自宅に入ると、パコが子分と一緒に待っていた。
「オレを売ったな」と怒っている。
「コロンビアのカルテルと直接取引したんだろうが、そうはいかない」というが、クリスタルは「そうかしら?」と子分を撃つ。
そして、パコを縛り上げた。
ミスターXはクリスタルだったのだ。
カウチが到着
夜、ジェーンがオフィスに入ると、CBIにあったカウチが置いてあった。
ジェーンは大喜びする。
カウチに寝転び、クリスタルに電話し、ディナーの約束を確認する。
翌日、ジェーンは2枚のシャツを見せて「どっちがいい?」と聞く。
リズボンとフィッシャーはそれぞれ別のシャツを指す。
「彼女に夢中ね」というフィッシャーに、「何か企んでる。デートはみせかけよ」というリズボン。
そして2人は気を取り直し3台目のカメラは誰が仕掛けたのかを探ることにした。
カメラの映像をきめ細かくチェックしていく・・・。
そこにはクリスタルが 映っていた。
目線から、カメラが設置されていることを知っている。
パコ、殺害
ジェーンは花屋で花を選びながら、クリスタルに電話する。
ふたたびディナーの約束の確認だ。
そのときクリスタルは自宅にいた。
手下とともにパコを連れ出し、車のトランクに押し込める。
空き家に連れて行き、「指名手配のパコを見つけた」と警察に通報した。
さらにパコを銃で撃つ。
クリスタルは現場を後にする。
手下が家の裏に回り、警察が到着したと同時に狙撃、警察も応酬する。
警察が中に入ると、パコが死んでいた。
警察は、銃撃戦でパコは死んだとみなしたが、チョウは家の裏手の窓枠に弾痕があることを見つけ、不審に思う。
クリスタルとデート
クリスタルの自宅に、花束を手に到着したジェーン。
これからデートだ。
そこに、3台目のカメラ映像からクリスタルがミスターXだと確信したリズボンから電話が入るが、切ってしまう。
クリスタルは、友達にクルーザーを借りたからそこで飲みましょう、という。
キッチンへ行き、バッグにワイン2本とピストルを忍ばせる。
クルーザーへ
クルーザーでワインを楽しむ2人。
ジェーンはパコが殺されたことを伝える。驚くふりをするクリスタル。
そこに、またリズボンから電話が入る。ジェーンは答えず、テーブルの上に携帯を置く。
そして、「ミスターXは自制心があり、自分を誇示しない。そんな男には会ったことがないから、ミスターXは女性だと思うんだ」と持論を展開する。
クリスタルは、「別のワインを開けましょう」と席を外す。
キャビンに戻り、ピストルを忍ばせる。
キャビンから戻ってきたクリスタルにジェーンは、「ミスターXは君だと思う。賢いけど、他人に賢いと思わせないからね。
ボクのような人間に近づいたのは下心があるからだろう。
狙撃犯を罠に掛けて殺し、パコの犯行に見せかけた。
そして、パコを手下に殺させた。警察は自分たちが射殺したと思ってるけどね」と話す。
クリスタルは、「1つだけ間違ってるわ。パコを殺したのは私よ」と、ジェーンに銃を向ける。
ジェーンは携帯の画面を見せて「FBIが会話を聞いてる」という。
ところがなかなか助けが来ない・・・。
危機一髪でヘリコプターが到着し、ジェーンは海に飛び込んで逃げた。
毛布にくるまって寒さに凍えるジェーン。
「今度からは計画を事前に教えてね」とフィッシャー、「何年もそういってる」とリズボン、「お前は協調性がなさすぎる」とチョウ。
3人の後を、「事件解決のお礼もないの~?」とジェーンが追いかける。
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ちょっとした感想
クルーザーでリズボンから着信があったとき、ジェーンのiPhoneはiOS6だったのに、クリスタルに画面を見せたときはiOS7になってた、という情報がアメリカのサイトにありましたが、私はわかりませんでした・・・。
FBIになって、事件のスケールが大きくなったような気がします。
それからリズボン。これまでのシリーズでは常に「ジェーンを管理しなくちゃ」という雰囲気があったのだけど、ジェーンのボスでなくなったことから、彼女らしさが出てきているじゃないかな~。
最初の場面で、ジェーンが「カウチが欲しい」と言います。フィッシャーは応じませんが、フィッシャーは「カウチ」ではなく「ソファー」という言葉を使います。
カウチ(couch)とソファー(sofa)はほぼ同じ意味で使用されますが・・・ちょっと調べてみました。
sofa は、アラビア語の suffah から来ていて、ブランケットやクッション付きのベンチを指します。アームレストが付いていて、大人数用。クッションもしっかりしていて高級感があります。
couchは、フランス語の couche から来ていて、ビクトリア時代に人気があった家具を指します。アームレストは1つまたはアームレストがないタイプもあり、2~3人用です。居間でくつろぐことを目的としたカジュアルなデザインが多いです。
とまぁ、こういう厳密な定義からすると、ジェーンのカウチは「カウチ」でしょうね。
いずれにしても、こんなことを考えたわけではなく、フィッシャーは単にジェーンと同じ言葉を使うのが嫌だったんでしょう。
CBIオフィスのセット。カウチもあります。
懐かしいですね!
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