Major Crimes(メジャークライムス)シーズン3第1話のあらすじ「消えた天使たち」

「メジャークライムス」サードシーズン1話「消えた天使たち」(Flight Risk)のあらすじをお届けします。
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『Major Crimes~重大犯罪課』(メジャークライムス)に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
関連記事の一覧はこちらをご覧ください!
(Photos:majorcrimestv.net)
父と2人の子供が失踪
ルイ・プロベンザ(G・W・ベイリー)、アンティ・フリン(トニー・デニソン)、マイク・タオ(マイケル・ポール・チャン)、フリオ・サンチェス(レイモンド・クルツ)、バズ・ワトソン(フィリップ・P・キーン)がある家を捜索している。
そこに、ドレス姿のエイミー・サイクス(キーラン・ジョバンニ)が入ってくる。
どうやらデート中だったようだ。
シャワーは出しっ放し、コンロもついていた。父親の携帯が洗面所に置いてある。
子供部屋をブラックライトで見ると、血痕を拭き取った跡がある。
母親(シンシア)が出張から戻ると、父親(ベン)と2人の子供が失踪していたという。
母親を取り調べ
ロス署で、シャロン・レイダー(メアリー・マクドネル)が、子供の母親であるシンシアに聞き取り調査している。
夫のベンはチャーター機のパイロット、結婚生活も順調、何の問題もないという。
おこに、シンシアの母、姉、いとこがやって来る。
ベンの携帯を調べると、離婚弁護士からのメッセージが入っていた。
離婚申請をする予定だったという。
ラスティ・ベック(グレアム・パトリック・マーティン)がバラの花束を持って入ってくる。
サイクス宛で、メッセンジャーに頼まれた花束には「昨夜は残念だった」というメッセージカードが添えられていた。
調査開始
まずシンシアの行動が検証された。
6時過ぎにホテルにチェックインし、会議に出席し、チェックアウトしている。問題はなさそうだ。
シンシア一家は、5カ月前に家を購入したばかりで、半分を現金で払っている。
夫のベンは、サンディエゴに先週までアパートを借りていた。
しかも、飛行計画書の未提出が2年間で3回も発生しており、罰金は会社が肩代わりしていた。
飛行先はいずれも国境付近。
チームは、麻薬の運び屋だったのではないか、と推測する。
そうでなければ、家を現金で購入できないだろう。
シャロンは、「殺人、失踪、誘拐、いずれかわからない。1つずつ消していくわよ」という。
個別の取り調べ
母親、姉、いとこに個別に聞き取りをするが、いずれも夫婦仲については「実のところはわからない」という。
夫が離婚弁護士に予約していたことを告げると、シンシアは信じない。
「上手くいっていた、そんなのウソよ」という。
高速道路の高架下
高速道路の高架下でスーツケースが2つ見つかった。
爆弾処理班が出動したが、中に入っていたのは2人の子供の遺体だった。
顔を背けるメンバー。
あまりの光景にその場を離れようとするバズに、「しっかり記録しておけ」とプロベンザが指示する。
シャロンの家
シャロンが遺体安置所に行く前にシャワーを浴びようと帰宅すると、ラスティが帰ってくる。
「帰らなかったら夕食を一人で食べてね」と告げながら、ラスティのバックパックに入っている電動歯ブラシが目に入る。
腑に落ちないシャロンだが、何も聞かない。
子供の検死
監察医のモラレス(ジョナサン・デル・アルコ)は、子供の死因は一酸化炭素中毒だという。
傷はない。
赤い車と血液型
署では、引き続き捜査が進んでいる。
監視映像から、赤い車が高速の高架下に入り、47秒後に高架下から出てきた。
遺体を廃棄していたのだろう。
シャロンは、子供が死んだことを、当面母親には知らせないことにした。知らせれば、もしも母親が関わっている場合、弁護士を呼ばれてしまうからだ。
そこに、モラレスが入ってきた。
浴室のひげそりから、ベンの血液型がAB型だと判明した。子供部屋の血痕は、おそらくベンの血液だという。
さらに、息子はB型で問題ないが、娘はO型であることがわかった。つまり、ベンの子供ではないことになる。
いよいよ真相に近づいてきた。シャロンはホッブス検事を呼ぶ。
赤い車と娘の父親
取調室では、「ミランダ警告とかなんとか、いったい何なの?」とキレている。
車は、5週間前シンシアが購入したものだったが、シンシアは何も話さない。
娘の実の父親についても、「単なる過ちだった」と言うばかり。
ついにシャロンは、「これ以上、重要な情報を隠し続ける気なら、あなたを逮捕するしかない」とキレる。
すると、シンシアは話し始めた。
車は署の地下駐車場にある。いとこのティムにあげたのだ。
娘の父親もここにいる。ティムだ!
でもティムには娘のことを言っていない。
麻薬のことは知らない。
夫は、ラスベガスでもらったチップだと言っていた。
ティムの取り調べ
サイクスとプロベンザが、いとこのティムを取り調べる。
シンシアが出張した夜、シンシアとの関係をベンに話したという。
そして、「シンシアとボクは死ぬ間で愛し続ける。それなのに、シンシアはベンのためにすべてを捨てようとしていた。ベンには女があちこちにいたのに」という。
一方、地下駐車場では、タオとサンチェスが赤い車を調べている。
排気管に細工がしてあった。子供達はこの車で殺されたのだ。
タオが振り返ると、サンチェスがいなくなっていた。
サンチェスはティムの取調室に乱入し、机をひっくり返す。「子供たちにガスを吸わせたな!」と怒り心頭だ。
司法取引
ホッブス検事は、子供の遺体が見つかったことをティムに告げる。
ベンの遺体の場所を言わなければ、第1級殺人で起訴、つまり死刑。
言えば、終身刑に減刑される。
ティムは、1つだけ説明させて、と「子供を殺すつもりはなかった。ところがタイミングが悪く、子供たちが出かける前だった。ベンだけを殺すつもりだった」という。
そして、バネッサの庭に埋めたことを自供した。
シャロンは、「最後に1つ教えてあげる。娘のエリーはあなたの子供だった」と伝える。
衝撃で呆然とするティム。
ラスティの相談事
シャロンは、子供が殺されたことを母親に告げるために部屋へと入っていく。
そこに、ラスティが来た。プロベンザに話があるという。
プロベンザは、「オレは殺人課の刑事だ。だいたい見当はついている」という。
「シャロンには絶対に言わないで」と前置きし、ラスティは、「母が現れた」という。
リハビリ施設に入っていた母は、児童保護施設でラスティを見つけたらしい。
これまで2回会ったという。
そして、「かあさんが歯茎と口の治療を受けた。電動歯ブラシが必要なので、それを購入する60ドルを貸して欲しい」と頼む。
プロベンザは貸してやるが、自分でシャロンに伝えることを約束させる。
ラスティは、「さっき見当がついてるってことの方は、まだ話せない」という。
スポンサーリンク
ちょっとした感想
熱い男サンチェス、髪の毛切ってちと恐い・・・。
ミランダ警告については、犯罪捜査での犯人逮捕とミランダ警告で解説していますので、どうぞ!
今回は母親がテーマでした。
ラスティはなぜ「シャロンには秘密にしておいて」と言ったのかな。
シャロンには非常にお世話になってるし、なんとなく後ろめたい気持ちもあるだろうし、アル中でリハビリ施設にいる母親のことが恥ずかしいのかもしれない。
それに、もしかしたらまたいなくなっちゃう可能性もあるわけで、そういう諸々がバレるのがいやなんでしょうね。
しかし、置き去りにされたり、約束をすっぽかされたり、母親には散々酷いことをされてきたのにも関わらず、やっぱり会いに行っちゃうんだよね、ラスティは。
切ないです。
こういうのを見ると、子供にとって母親ってやっぱり特別なんですよねぇ・・・。
でも、ラスティも、自分の母親は根本的に変わらないってことをうっすら理解しているんじゃないかなぁ。
「母親との再会を心から喜べない」といったプロベンザですが、私も同感。
ただ、行方がわからなくなって不安でいるよりは、きちんと決着つけた方がいいのかな、と思う。
このエピソードの英語フレーズを解説した記事はこちらです。
『Major Crimes~重大犯罪課』に関する記事一覧はこちら:
スポンサーリンク