スコーピオンシーズン1第12話「クリスマスの奇跡」から英語フレーズ:deserve it

「SCORPION/スコーピオン」シーズン1第12話「クリスマスの奇跡」(Dominoes)から、英語フレーズをお送りします。
第12話の詳しいあらすじはこちらをどうぞ!
このブログでは、『SCORPION/スコーピオン』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
関連記事やほかのエピソードの記事もご覧ください!
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まず、このエピソードに出てきた「ウォルターらしいひと言集」をどうぞ。
これからも出てきそうですよね~。
ボクは事実しか言わない。
本能に逆らえ。
科学を信じろ(科学は正常に機能するってことに信念を持て)。
「ボクがすべてをコントロールするんだ!」という強い信念が表れています。
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ハッピーは、幼い頃に「自分を捨てた」(と思っている)父親を探し当てます。
彼は、自動車修理工のオーナーでした。
ハッピーは職探しをしているふりをしてふらりと訪ね、それからときどき足を運んでいるようです。
エピソードでは語られていませんが、父親と時間を過ごすうち、自分が思っていたような酷い人間じゃないような感じがしてきたのではないでしょうか。
そこでハッピーは、自分が娘であることを伝えるメッセージをカードにしたため、「娘から」と書いた封筒に入れて用意したのです。
ところが、なかなか渡せません・・・。
そして、道具箱に入れていたのをトビーに見つかります。
トビーに「お前は逃げてる」と言われたことと、洞窟から無事に生還したオーウェンと両親の愛情に背中を押され、「やっぱりカミングアウトしよう!」と決心して父親に会いに行くのでした。
クリスマスイブだしね。
でも、やっぱりムリ・・・。
帰ろうとするハッピーに父親は、「初めて来たとき、娘だってわかった」と言い、ハッピーの母親が死んだショックで酒浸りになったことを打ち明けます。
お前は特別な存在だった。
Deserved better than me.
オレにはもったいない。
I always loved you.
いつも愛してたよ。
deserve
~に値する、価値がある
~(を受け取る)にふさわしい
私、この単語がなぜか好きです(笑) 認めた相手にしか使わない単語ですよね。
ところが、「この単語すごくわかりにくい」という人、結構多いんです。
犯罪捜査に限らず、海外ドラマではよく出てきますので覚えておくとよいと思います!
主語と目的語の関係を把握しておきましょう。
A deserve B
AはBにふさわしい。
ハッピーのお父さんは、こう言ってます。
You deserved better than me.
お前は、オレよりも大きな価値があった
つまり、
お前はオレにはもったいなかった
海外ドラマや日常会話では、「主語 deserve it!」というフレーズが結構出てきます。
例1)予想外のボーナスをもらった夫にひと言(あなたは夫が人一倍努力していたこと、または能力があることを知っています):
You deserve it!
がんばったわね!
(it は「ボーナス」を指します。「あなたはボーナスを受け取るにふさわしい」)
例2)浮気をした夫を家から追い出してひと言:
You deserve it!
自業自得よ!
(it は「追い出されること」を指します。「あなたは追い出されることにふさわしい」)
このように、良い意味と悪い意味の両方に使います。
ドラマでは、こんなフレーズもよく出てきます。
You deserve much better than him.
彼よりもっと良い人がいるはずよ。(あなたには、彼よりずっと良い人がふさわしい)
I don’t deserve you.
私には、あなたなんてもったいないわ。
You deserve better than that.
そんなの割に合わないね。
それは酷いね。
(あなたは、それよりも大きな価値を受け取るにふさわしい)
You get what you deserve.
因果応報(あなたは、あなたが受け取る価値があるものを手に入れる)
さてさて、 今回のエピソードではこちらも是非に!
事件が解決し、ガレージに集合してクリスマスパーティです。
ハッピーのお父さんもジョインします。
そしてプレゼント交換。
シルヴェスターは、ちらっと上を見て、メーガンのほっぺにキスします。
シルヴェスターは頭上には、ヤドリギ(mistletoe)が飾ってありましたね。気付きましたか?
鳥が大好物の白い実がなります。
ヤドリギは木に木に寄生するので、大地には根を張らないにもかかわらず、冬でも青々としています。
ですから、ヤドリギには特別な力があると信じられてきました。
ケルト神話や北欧神話では、「不死、活力、再生」のシンボルとなる神聖な木とされ、ヤドリギが生えた樫の木の下で魔術的な儀式が行われたり、妖精が住んでいる、子供を守る魔除け、という言い伝えもあります。
そして実際、ヤドリギは薬効があり、循環器や腫瘍の処置(抗がん剤)にも利用されてきました。
こんなに御利益のある木なので、「ヤドリギの下では男の子が女の子にキスしていい」、さらに「ヤドリギの下でのキスを拒むことは縁起が悪い(来年結婚できない)」、だから「女の子はキスを拒否しない」という風習が今でもあるのです。
シルヴェスターは上を見上げて、「よし、オッケー!」と確認したんでしょうかね(笑)
それとも、わざとその席を選んだのかな。
日本では注目されないヤドリギですが、ケヤキや桜に寄生していたりするので(ちょっと欧米とは品種が異なり、実は黄色っぽい)、見上げてみてくださいね。
見つけた方、何かいいことあるかも~!
第12話の詳しいあらすじはこちらをどうぞ!
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