『SCORPION/スコーピオン』シーズン1第12話の詳しいあらすじ「クリスマスの奇跡」(Dominoes)

シーズン1第12話「クリスマスの奇跡」(Dominoes) シリーズ通算12
このブログでは、『SCORPION/スコーピオン』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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このエピソードの英語表現は、第12話の英語フレーズ:deserve it をどうぞ!
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(Photos:CBS)
クリスマスイブ
街はクリスマスの飾りでいっぱい。
ガレージでは、ドミノ遊びをしている。
ペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー)が、クリスマスの飾りを持ってガレージに入ってくる。
「飾り付けをしましょう」というが、スコーピオンのチームは興味がない。
というのは、みんなクリスマスに良い思い出がないのだ。
メーガンとウォルター
2人はビーチでハンバーガーを食べている。
ビーチでは、少年(オーウェン)と母親が凧を揚げているが、うまく風に乗らない。
ウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)は、角度を教えてやる。
オーウェンはなかなか賢い。
メーガン・オブライエン(カミーユ・グアティ)のところに戻ってきたウォルターは、「治験に申し込んだよ」という。
姉であるメーガンは難病の闘病中だ。ところが、「治験なんて必要ない。必要なのは奇跡よ」というメーガン。
そのとき小さい地震が起こり、海辺の崖が崩れる。
そして、洞窟の中にいたオーウェンが閉じ込められてしまった。
ウォルターはガレージに電話し、チームに応援を要請する。
オーウェンの厳しい状況
消防や救助隊が集まってくる。
状況としては、岩が崩落し、オーウェンは地下4メートルの穴の中にいる。
穴は浸水中だ。砂で不安定なので重機は使えないため、浅い角度でトンネルを掘っている。
ウォルターは太いパイプを隙間から差し込み、携帯を降ろした。
オーウェンは生きていた。画像で中の様子もわかる。
ところが少年は不安と興奮状態で、しかも肋骨が折れて肺に刺さっているようだ。
ペイジは、クリスマスの話をして落ち着かせようとする。
シルヴェスター・ドット(アリ・スティダム)の計算では、56分で溺れてしまうという。
しかも、足が岩の下に挟まって動けない。救出にはジャッキが必要だ。
「岩を何センチ持ち上げればいい?」というウォルターの質問に、「4.6から5.8センチ」と答えるシルヴェスター。
「差異がありすぎる。もっと頭を働かせろ」とウォルターが厳しく指摘すると、シルヴェスターはどこかへ行ってしまう。
トビー・カーティス(エディ・ケイ・トーマス)とハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン)は、ジャッキを作るためにガレージへと戻る。
浸水の速度が速く、ジャッキもない。
あきらめかけたウォルターを、メーガンが「あきらめないで」と励ます。
そして、ウォルターはある方法を思いつく。
ECMO
ウォルターは病院からECMOという機器を入手した。ネットで見たことがあったのだ。
そして、ドリルで開けたトンネルから、ECMOのチューブを持って下まで降りた。
オーウェンは首まで水につかっている。
「これは人工肺システムだ。血を吸い上げ、酸素を加えてまた戻す。ジャッキが届くまでの辛抱だ」と、少年の両腕に針を刺す。
「君は1分で水没する。呼吸するな。酸素はチューブが運んでくる。君は賢い。科学を信じろ。本能に逆らうんだ」という。
穴は間もなく水没し、2人は水中で顔を見合わせる。
ジャッキの作成
ガレージで作業を進めるハッピーとトビー。
すると、道具箱の中に「娘より」と書かれた封筒が出てくる。
「作業上を借りてるだけ。カードは書いたけど渡せない」いうハッピーに、「穴に閉じ込められた子供と両親は会いたい一心でがんばってる。お前は逃げてるだけだ」というトビー。
バス停のシルヴェスター
1人、バス停にたたずむシルヴェスターをメーガンが見つける。
「閉所、水、暗い場所、生き埋め、全部恐いことばかり。自分のことのようで集中できない」というシルヴェスターに、「死を恐れてばかりでどうやって生きるの?強くあるべき」とメーガンは言うが、「これまで強くなった経験なんてない」と弱音を吐く。
メーガンは、「それはあなたの問題。よく考えなさい」と言い残す。
崩落が進む
洞窟入り口で、ケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)、ウォルター、ペイジがECMOをモニターしている。
穴にいるオーウェンは冷静でよくやっている。
ところが、振動が発生して洞窟がくずれかかる。
大きな岩が落ちそうになり、ウォルターが肩で支える。「ECMOが潰れたら終わりだ!運び出してくれ」という。
そこにシルヴェスターが来て、一緒に岩を支える。
ところが支えきれず、飛び退くと岩が下に落ちた。ECMOは運び出せたが、チューブが下敷きだ。
これでは酸素を運べない。
ウォルターは、「ボクが行く。戻ると約束したから」というが、ケイブたちが止める。
酸素が行かなければ絶望的だ。あきらめるしかない・・・。
そこに、途中で渋滞に巻き込まれながらも走ってトビーがジャッキを持ってきた。
間に合うかもしれない!
オーウェン救出
ウォルターはトンネルを伝って下へと降りる。
完全に水没し、少年は意識を失っていた。
ジャッキを差し込み、足を抜く。
少年を引き上げ、抱えながらトンネルをじりじりと進む。
ところが、トンネルも崩落してきた。どさっと砂が落ちて埋まったとき、ケーブの手が見える。
ケイブは2人を引きずり出した。
オーウェンに救命措置が施される。
救出チーム、報道関係者、やじ馬など大勢が見守っている。
オーウェンがやっと水を吐くと、「奇跡だ!」と歓声が上がる。
病院にて
チームは病院で少年とその両親を見舞う。
メーガンはウォルターに「治験、がんばってみる」という。
家族の様子をじっと見るハッピーは、そっと病室を出る。
父親のガレージ
ハッピーは父親のガレージを訪ねている。
「イブなのにどうした?」と言う父親。やはりカードを渡せない。
帰ろうとするハッピーに、「あいつに似てる。初めて来たときにわかった。あいつが死んで、オレは酒に溺れた。今も。お前は特別だ。オレにはもったいない。いつも愛してた」という。
ハッピーは父に駆け寄り、しっかりと抱き合う。
クリスマスパーティ
ガレージではクリスマスパーティの準備ができた。
そこに、ハッピーは父親と一緒に入ってくる。皆が歓迎する。
食事が始まり、プレゼントの時間だ。
ケイブにはサングラス、トビーには帽子、ハッピーにはレンチ。
ラルフ(ライリーB.スミス)には、「クリスマスにエイリアンが欲しい」という本。
そして、ウォルターには電飾付きのセーター。
シルヴェスターは、ヤドリギ(宿り木)の下でメーガンにキスをする。
「ラルフに特別なプレゼントがあるぞ」と、ドミノを倒す。
ドミノは次々と進み、最後にバケツから雪が降ってきた。
ガレージに雪が降る。メンバーはそれぞれ幸せそう。
ウォルターとページがお互いに、「メリークリスマス」と言う。
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ちょっとした感想
いやぁ~、最初は「このくそ暑いのにクリスマスかぃ???」と思いましたが、非常に感動的なエピソードでした。
ウォルターの「絶対あきらめない、何か方法はあるはず」という姿勢、素晴らしいですね。
やっぱりIQが高くても、こういう姿勢がないと物事は成し遂げられないんだなぁ・・・と。
最後、病院のベッドにいる少年が「戻ってきてくれたね(You came back for me)」と言います。
ウォルターは「ボクは事実しか言わないよ(I told you, I only state facts)」というのですが、ウォルターの笑顔がよかったですね~!
そして、メーガンもいい!ウォルターを力づけ(というか原動力)、シルヴェスターのセラピストかってほどだし。
たしかに、難病と闘っているメーガンと比べれば・・・と思ってしまうもん。
そしてメーガンも「奇跡」を目の当たりにし、治験に参加する勇気を得るのでした。
さらにハッピー。さすが父親、DNAのなせる技というか、やっぱりわかるんだろうなぁ。
ハッピーはお母さんに似てるんでしょうね。
ほんと、今回は幸せのドミノ効果。
タイトルの「Dominoes」になるほど!!!でした。
試しに、息をしない感覚を味わってみましたが(もちろんECMOないから苦しいよ・・・)、やっぱり違和感ある。息をしないで10分も待つのは、いくら苦しくなくても感覚的にムリ~って感じがします。本能に逆らうのは難しいです。
ラルフのプレゼントはこちら。
『I Want an Alien for Christmas』
音楽/サウンドトラック/挿入歌

The Oriana Women’s Choir
価格: 150円

posted with sticky on 2015.8.8
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