「GRIMM/グリム」シーズン3第1話のあらすじ「アングレイトフル・デッド」(The Ungrateful Dead)

「GRIMM/グリム」シーズン3第1話「アングレイトフル・デッド」(The Ungrateful Dead)
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『GRIMM/グリム』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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(Photos: NBC)
前回までのお話
ニック・ブルクハルト(デヴィッド・ジュントーリ)は、人間をゾンビ化した男爵(クラシェイ・モーテル)と闘うが、コンテナにおびき寄せられ、毒をかけられて棺桶に収められてしまう。
ニックにヘクセンビーストとしての力を奪われたアダリンド・シェイド(クレア・コフィー)は、なんとか力を取り戻そうとロマの一族に相談を持ちかけている。
現在アダリンドは、レナードかレナードの兄エリック、いずれかの子供を身ごもっている。
王家の兄弟の確執
レナード警部(サッシャ・ロイズ)は兄エリックを追ってコンテナヤードへ行き、棺桶がバンに積みこまれるのを目撃する。
ニックは「トーマス・シーラッハ」という名前で、合法的に国外へ運び出されようとしていた。
コンテナヤードでゾンビと対決
モンロー(サイラス・ウェイア・ミッチェル)、ジュリエット・シルバートン(ビッツィー・トゥロック)、ロザリー(ブリー・ターナー)の3人は、群がるゾンビから逃げようと車でニックを待つが、ゾンビの攻撃に耐えかねて出発する。
ところが車が工事現場に突っ込み停止。
しかたなく3人はコンテナに登り、上がってくるゾンビを1体ずつ撃退するが、キリがない。
ジュリエットは電話でハンク・グリフィン(ラッセル・ホーンズビー)に応援を要請する。
ウー(レジー・リー)たちとともに、署員がコンテナヤードに駆けつけた。
大量のゾンビがコンテナに収容され、一息つく。
レナードは空港の職員に飛行機を引き留めるように言うが、レナードたちが空港に到着したときには、すでに飛行機はオーストリアへと飛び立っていた。
ハーブショップで解毒剤作り
モンロー、ジュリエット、ロザリーの3人がハーブショップで解毒剤を大量に作っている。
モンローとロザリーが口げんかを始め、モンローがビンを割ってしまう。
その結果、解毒剤が黄色いガス状になった。
「注射ではなく、ガスにして吸わせよう」ということになり、解毒剤をビンにつめてコンテナヤードへと向かった。
コンテナヤードでは、ゾンビがコンテナに押し込められている。
ドアを開け、ビンを投げ入れてすぐドアを閉めるモンロー。
しばらくすると、「ここはどこ?」という声が聞こえてくる。
解毒は成功だ。
レナード警部、スパイに連絡
警察署にいるレナードが、王家の兄エリック派に潜り込ませているスパイに連絡している。
レナードが「マイズナーを使う」というと、驚くスパイ。「影響が大きい」というが、「兄の愚行が招いたことだ」とレナードは言う。
そこに、「飛行機がシダラ付近に墜落したようだ」とハンクが知らせにくる。
アダリンドとロマ
ニックのせいで力を失ったアダリンドは、ロマの女王シュテファニアのもとにいる。
シュテファニアは、長年の知り合いだった年老いたヘクセンビーストを殺害し、心臓を取り出してボックスに収めた。
これから、アダリンドのために「汚濁の儀式」を行うのだ。
シュテファニアはアダリンドに、死体の手足を切断し、目をくりぬいてバケツに入れるよう指示する。
しぶしぶ従うアダリンド。アダリンドは、ロマのことを信頼していない。
そして一行は森へと向かった。一面の美しいケシ畑に立つと、シュテファニアは心臓を入れたボックスのフタを投げる。
フタはくるくると飛んでいき、ケシ畑に落ちた。
シュテファニアは、フタが落ちた場所を手鍬で掘れ、とアダリンドに指示する。
穴を掘り、その中に手足と目を入れ、さらに心臓のボックスを入れ、土をかける。
アダリンドが立つと、周囲のケシの花がみるみるうちに枯れていく。
そして、埋めた穴から黄色い煙が立ち上り、アダリンドを取り囲む。
「認められたわ」というアダリンドに、枯れた花をすべて集めるようにシュテファニアは指示する。
ニック、ゾンビとして覚醒
飛行機の中で葉巻をくゆらせくつろぐ男爵。
すると、棺桶から音がする。
ニックが内側から棺桶を破壊しようとしているのだ。
まもなく棺桶を破壊してニックが出てくる。
男爵は毒を吹きかけるが、すぐに吸収されてしまい効果がない。
ニックはグリムである故に、人間とは反応が異なるのだ。
ニックは機内で大暴れし、ついに飛行機は墜落した。
男爵は死んでしまうが、ゾンビ化したニックは無事だ。
森の中をさまよい、車のライトを追っていくと、バーがある。
バーの中へと入るニック。
ニックは音に異常に過敏になっている。周囲の客には、薬中毒だと思われている。
「邪魔だ」とこずかれて、ケンカが始まる。
次々とニックに挑んでいくが、どんどん倒される。
恐れをなして客は逃げていく。
まもなく、バーにモンローたちが駆けつけた。
モンローは「匂いでわかる」というが、ロザリーは「何かが違う」という。
レナードは一帯を封鎖し、一同はバーに踏み込んだ。
ニックの姿がないので、モンローはハンクとともに、匂いで追跡することにする。
森をさまようニック
ニックは森をさまよっている。
遠くから声が聞こえてくる。小さな子供と親の会話だ。
遠くに民家が見える。
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モチーフになった童話
「死に神の名付け親」
童話のあらすじはこちらをどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E7%A5%9E%E3%81%AE%E5%90%8D%E4%BB%98%E3%81%91%E8%A6%AA
ちょっとしたトリビア
タイトルの「The Ungrateful Dead」は、アメリカのバンド、「The Grateful Dead」からとっています。
このバンド、私は知らなかったのですが・・・。
1965年に結成された「グレイトフル・デッド」は、今年結成50周年を迎え、7月5日に最後の講演を行いました。
そして7月4日の合衆国独立記念日には、オバマ大統領が「創造力と情熱、そして人々を一つにすることができる、アメリカの音楽を素晴らしいものにしたアメリカの象徴的なバンド、ザ・グレイトフル・デッドの50年に乾杯」というメッセージを送っています。
(Photo:BARKS)
おまけ
メイキング:ケシの花が本当にきれいでした~!
こんなところに行ってみたいもんだ。
血を注入中~!