『SCORPION/スコーピオン』シーズン1第10話の詳しいあらすじ「思い出の箱」(Talismans)

「スコーピオン」シーズン1第10話「思い出の箱」(Talismans)シリーズ通算10
このブログでは、『SCORPION/スコーピオン』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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(Photos:CBS)
ウォルターの姉、メーガン
ウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)は警察署にいる。
泥酔して保護された姉のメーガン・オブライエン(カミーユ・グアティ)を迎えに来たのだ。
メーガンは難病(多発性硬化症)を抱えており、人生の残り時間は長くない。
「病院で過ごしたくない、職場に連れて行って」というメーガンを、ウォルターはしぶしぶガレージに連れて行く。
事件発生
ガレージに到着し、自己紹介するメーガンとチーム。
「死にかけのメーガンよ」と、自虐ネタで場をなごませる。
そこに、ケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)から電話。
チームが呼び出される。
ボスニアでのミッション
軍の施設で説明を受けるチーム。
1時間前、ボスニアでステルスソフト搭載の偵察機が攻撃され墜落した。
ボスニアは紛争中だ。
もしも反政府勢力がソフトを入手して解読すれば、アメリカの安全が脅かされる。ハードの損傷が激しい場合、データ抽出に専門スキルが必要になる。
そこで、スコーピオンチームの協力が要請されたのだ。
スコーピオンがソフトウェアの回収を担当する。
そして、ジム・コーベット大尉率いるチームが、偵察機を操縦していたハヴィエル・バリオス大尉の遺体回収を担当することになった。
大尉が「必ず命令に従え」と言う。それに対して、ウォルターは「従えないときもある」ともうすでに対立している。
それを見ていたペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー)は、同行することにした。
シルヴェスター・ドット(アリ・スティダム)は、「墜落現場を的確に絞り込むから、ボクは残る」という。
ウォルターは了解し、「メーガンの面倒をみてやってくれ」と頼む。
そこに、バリオス大尉の妻がやってくる。「ネックレスを息子のために持ち帰って欲しい」と、家族の写真をペイジに託す。
チームは飛行機に乗り込み、9時間後、ボスニアに到着した。
最初から計画が狂う
トラックで墜落現場まで移動している。道は悪く、反乱軍を心配してライトも付けない。
すると、トラックがパンクしてしまう。
トラックから降りてタイヤを確認し、「応急処置できる」というハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン)。
ところが、その懐中電灯の光が原因で、反乱軍に狙撃されてしまう。
逃げる途中、トビー・カーティス(エディ・ケイ・トーマス)とハッピーは谷に落ち、仲間とはぐれてしまう。
シルヴェスターとメーガン
ウォルターが、ガレージにいるシルヴェスターに衛星電話で連絡する。
ハッピーとトビーの居場所を衛星画像で特定してくれ、と頼む。
さっそく居場所を特定し、地形を確認した後、合流地点をハッピーとトビーに指示する。
メーガンは、ウォルターの部屋から木の箱を運んできた。
中にはいろんなものが入っている。ウォルターの思い出の品々だ。
メーガンが12歳のときになくしたブレスレットもあった。
ウォルターが初めてトビーに出会ったカジノのチップもある。そして、モーテルのカギが入っている。
「これはなに?」と聞くメーガンに、「答えたくない」というシルヴェスター。
偵察機の墜落現場
チームは墜落現場に到着した。
ソフトを回収しようとするが、何者かが古いハードとすり替えていた。
しかも、バリオス大尉の遺体もない。
恐らく反乱軍がソフトと大尉を運び去ったに違いない。
「もはや単純な回収作業じゃない。大尉なしでは帰らないぞ」というケイブ。
ウォルターはブラックボックスを解析する。
その結果、墜落の原因はハッキングであり、座標情報を操作されたことが原因であることが判明する。
恐らく反乱軍は、定期飛行の偵察機を待ち構えていたのだろう。
電波の発信源の方向を推測するウォルター。
そこに、大尉が拉致されているはずだ。
谷に落ちたハッピーとトビー
ハッピーは足をケガしていた。
手当するトビーに、なぜ精神科医になったのかを聞くと、母親が躁鬱病だった、と答える。
手当しながら冗談を飛ばすトビーに、「なぜいつも冗談ばかり?」と聞くハッピー。
トビーは、「感情を隠すためだ。特にお前には。お前は賢く有能で面白い。そういう感情を隠したいんだよ」と告白する。
ふと目を上げたハッピーが、丘の上に家があることに気付く。
丘を登り、家に到着すると、さっそく侵入する2人。
食料を物色していると、ライフルを構えた男が現れる。その家の住人だ。
ところが、アメリカ人だとわかると、「アメリカ人大好き!」と、親切にしてくれる。
政府から衛星の仕事を請け負っているという。
ハッピーが男のPCを見ると、ニセの座標情報が保存されている。
時々、金を取って不正利用させているらしい。
男は反乱軍には腹を立てていて、反乱軍の基地の場所を知っているという。
地雷原
反乱軍の基地に向けて野原を進むウォルターたち。
兵士の1人がレトルトの食事をしながら歩いているが、まずいので放り投げる。
すると、爆発が起こった。
なんとそこは地雷原だったのだ。地雷は、内戦のなごりのロシア製だ。
野原にはぽつぽつと花が咲いている部分がある。
地雷から化学物質が漏れ出しているのだろう。だとすると、花が咲いている部分は安全なはずだ。
慎重にチームは進み、あと1歩のところで、「カチッ」と音がした。
コーベット大尉が地雷を踏んでしまったのだ。
「起爆装置を解除する」と、地面を掘り出すウォルター。
大尉は逃げろというが、ウォルターは聞かない。
しかし時間がない。時間切れ、というところで、実は不発弾だったことがわかる。
危機一髪・・・。
そこに、ハッピーから電話が入った。
反乱軍の基地の座標がわかったという。
合流地点を指示し、ウォルターたちは基地を目指す。
再び、シルヴェスターとメーガン
メーガンは、モーテルのキーにこだわっている。
仕方なく、シルヴェスターが重い口を開く。
シルヴェスターは両親に失望されて育った。16際のとき、銀行をハッキングして2500ドル盗んで逃亡した。そしてモーテルに逃げ込んだ。
ところが、銀行のアナリスト(ウォルター?)に見つかってしまった。そのときに隠れていたモーテルのカギだ。
「今回のミッションも、行くのが恐くてウソをついた。最高の友達なのに、ボクは最低だ」というシルヴェスター。
反乱軍の基地に到着
チームは基地に到着した。
ケイブたちは車を調達。
ペイジは負傷した兵士と合流場所で待機。
ウォルターとコーベット大尉は、回収だ。
納屋に入ると、地面にドアがある。
地下に降りていくと、拷問を受けたバリオス大尉がいた。
救出するが、3人の反乱軍が立ちはだかる。
捕まってしまうが、ウォルターが「ボクなら暗号を解ける」と機転をきかせ、ダウンロードするふりをして削除してしまう。
そして、大尉を援護し、燃料を地面にまき、火が付いた混乱の中、3人で脱出!
一方、ケイブは車を見つけたものの、ベルトがなくエンジンが始動しない。
衛星電話でシルヴェスターに連絡し、トイレットペーパーをより合わせてベルト代わりに使う。
無事にエンジンがかかり、ウォルターたち3人をピックアップする。
さらにペイジたちをピックアップし、夜道を進む。
やがてトビーがハッピーをおぶって歩いているのを発見。2人をピックアップする。
これで全メンバーが揃った。大尉も無事だ。
無事に帰国
全員が無事に帰国できた。
大尉の妻と息子が出迎えている。
ペイジは、「悲しいことに、これが最初の海外だったわ」といい、ラルフに会いに帰った。
コーベット大尉は、「ミッション完了、これはチャレンジコインだ」と、コインをウォルターに渡す。
何もあげるものがないウォルターは、「ちょっと待って」とメモを取り出し、「戦争映画を一生タダで観られるコードだ」と渡す。
ガレージに戻る
チームがガレージに戻ってくる。
シルヴェスターは、ウォルターが帰ってくるなり、しっかり抱擁。
「次のミッションでは必ず同行する」というが、ウォルターは「今回も一緒だっただろ?」という。
それでも、「ここは戦場じゃない。絶対に行くよ」というシルヴェスター。
ウォルターは、机の上のボックスに気付き、ボックスを開けて、チャレンジコインを入れる。
そして、「病院まで送っていくよ」とメーガンに言う。
メーガンは、「楽しかった、忘れないわ」とシルヴェスターのほっぺにキスする。
新しい思い出
車に乗り込むときメーガンは、「これがボックスの中にあったわ」とブレスレットを見せる。
ウォルターは、「12歳のとき姉さんが瀕死の状態になった。思い出になるものが欲しかったんだ」という。
メーガンはブレスレットを投げ捨て、「病気のときの私のことは忘れてちょうだい。新しい思い出を作りましょう」という。
夕日に染まる海岸にいる2人。
「これが最初の思い出だね」というウォルター。
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ちょっとした感想
回を追うごとに、メンバーの内面が明らかになり、面白くなってきますね。
今回は、シルヴェスターとトビーのことがちょっとわかりました。
最初の頃は、トビーは元婚約者のことが忘れられなくて、そんなトビーをハッピーが見てる・・・という感じでしたが、トビーは吹っ切れたのかな?
最後、映画をタダで見れるコードを渡すときの台詞:
DVRのコードをオーバーライドすることで、映画を無料ダウンロードできる、ということだと思います。
たぶん、戦争映画という制限はないと思うので、どんなジャンルの映画でも見放題になるんだと思うけど。
ウォルターは、「戦争が好きだから軍人をやってるんだろう」という発想なんでしょうね。そこがウォルターらしいというか、おもしろかったです。