『SCORPION/スコーピオン』シーズン1第9話の詳しいあらすじ「愛しき人」(Rogue Element)

シーズン1第9話「愛しき人」(Rogue Element)シリーズ通算9
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『SCORPION/スコーピオン』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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(Photos:CBS)
港を出るボート
港からボートが出発する。ゴスティン議員は秘書と気晴らしに釣りにでかける予定だ。
沖に出て釣り糸とたらしたところで、船は爆発する。
大きな荷物~ごほうび
スコーピオンのガレージに大きな荷物が搬送されている。
がんばったみんなへのご褒美としてウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)が購入したらしい。
梱包を開けると、初代のプロトン・アーノルド(Proton Arnold:アーケードゲーム)が出てきた。
ラルフ(ライリーB.スミス)も嬉しそう。
そこに、ドリュー・ベイカー(ブレンダン・ハインズ)がやってくる。
ウォルターに話しがあるという。ウォルターのアドバイスのおかげで、ラルフの野球データの解析のおかげで距離が縮まっただけでなく、ドリューの仕事にも良い影響が出ていると、感謝している。
そこで、マイナーリーグの試験を受けることにしたのだが、場所はポートランドだ。
1人で行くか一緒に行くか、ラルフの気持ちを最優先に考えたいという。
ケイブ、緊急信号をキャッチ
考え込むウォルターを見たケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)は、車で連れ出す。
走っていると途中で、Rという人物からGumboというメッセージが送られてきた。
「緊急時の暗号だ」といい、あるモーテルに急行する。
そこで待っていたのは、別れたケイブの妻、レベッカ・バーンズだった。
レベッカは再婚し、子供が2人いる。
事件に巻き込まれたレベッカ
レベッカはバーンライト社というロビー会社で弁護士をしているのだが、違法行為を見つけたため、追われているという。
顧客の政治献金を調べていたところ、CA 78 SEというファイルがあった。
開いてみると、名前のない献金だ。怪しいと思ったレベッカはUSBにコピーしたが、その後ファイルは自動削除されたという。
会社を出ようとすると警備員に銃を突きつけられたので、USBを植木に隠して帰宅した。
すると、覆面の男が寝室から出てきたので、車で逃げてきたという。
CA 78 SEを解読せよ
ケイブ、レベッカ、ウォルターの3人がガレージに戻る。
CA 78 SEというファイル名が何を意味するのかを話し合っていると、TVから議員のボートの爆発を伝えるニュースが流れてくる。
ゴスティン議員の選挙区はカリフォルニア(CA)の78区だった。
そしてトビー・カーティス(エディ・ケイ・トーマス)は、「SEとは補欠選挙(Substitute Election)だ」という。
ウォルターたちはUSBの回収、ハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン)たちはボートを調べることにした。
USBメモリ回収
ウォルターはレベッカのIDを改造して会社に潜り込んだ。
ケイブ、レベッカ、ペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー)は車で待機している。
ペイジはレベッカの子供の写真を見せてもらう。
17歳の娘の写真と、もう1枚赤ちゃんの写真がある。
「娘さん、赤ちゃんの頃もかわいいわ」というペイジにケイブは、「その子はもう他界している」という。
ウォルターは5階の植木がある場所へと向かう。
うろうろしていると、例の警備員に見つかってしまった。
ケイブは「人事部はどこだ、と聞け」というが、ウォルターは指示を無視し、「植木の菌を調べている」とウソをつく。
そしてUSBメモリを手にとると、すぐ隣の部屋へと逃げ込む。5階から窓ガラスの清掃用の簡易リフトで降りてくるが、途中でモーターを切られてしまう。
ところがウォルターはとっさに計算し、ケイブに車のルーフトップを開けてもらって、そこめがけて飛び降りた。
ケイブは、なぜ指示通り動かないのか、とカンカンだ。
ウォルターは、「これが必要だろう?」とメモリを見せるが、「顔を見られてしまったんだぞ」と怒鳴る。
爆発したボート
ハッピーは爆発して黒焦げになったボートを見ている。
トビーとシルヴェスター・ドット(アリ・スティダム)は車で待機している。
ボートは、ハッピーが思った通りだった。
「ガソリンエンジンの船の、煙の排出パイプがすり替えられていた。爆発後に新品を取り付けたようだ」とウォルターに報告する。
ホースの購入者と会社の顧客を照合しよう、ということになった。
荒らされたガレージ
チームがガレージに戻ると、内部はひどく荒らされていた。
ケイブは、「奴らはまた戻ってくる、30秒で出るぞ」と言う。
ハッピーは隠しボックスから追跡不能の携帯を取り出す。
「ジミーの家」へ
ケイブが「ジミーの家」という隠れ家に案内する。
そこはほぼ廃屋だった。
さっそくウォルターたちは安全な回線を確保し、不審な送金記録とホース購入者を照合する。
USBメモリの内容を確認するウォルター。
CA 78 SEの送信日は11月12日だが、本来、議員死んだ後、12月11日に送信するはずだったもののようだ。単純な人為ミスで送信されてしまったらしい。
USBメモリの内容をチェックしていたウォルターは、レベッカがケイブに宛てた手紙を見つけてしまう。その手紙は、「ケイブ、すごく会いたいわ」と始まっていた。ファイルを閉じて、後の作業をハッピーたちにまかせる。
ウォルターは、隣の部屋にいるレベッカのもとへ。
「ここはあなたとケイブ2人の家だね。キッチンペーパーにマグを伏せるのはケイブの癖だ」というウォルター。
レベッカは、「ここですべてが壊れた。あなたはケイブにとって大切な人。さっき怒鳴ったのもあなたを失いたくないから。アマンダがもうダメだとわかったときと同じ目をしていた」と言う。
ハッピーは、ホース購入者のうち1人だけ現金で払っていることを突き止め、店の監視カメラをチェックしている。
ウォルターはケイブにUSBメモリを渡し、「個人的な手紙も入っている。15年前からの。あんたが読むべきだ」という。
ケイブは、隣の部屋のレベッカの元へ。アマンダの写真を見ている。
「離婚するときあなたが欲しがったのはこの家だけだった。売ると思ってた」というと、「この家は売れない。あの子が初めて歩いた場所だ」というが、「死んだ場所でもあるのよ」とレベッカ。「今日は堂々としたあなたを見て安心した。あなたへの不信感も・・・」
そこにウォルターが入ってくる。外の空気を吸ってくるというレベッカに、ケイブはUSBメモリを渡す。
カメラの映像から、犯人はアンソニー・コール。
そして、兄のベン・コールは、農業関連企業の役員であり、議員が推進していた法案に反対していたことがわかった。
法案が通れば、50億ドルの減益になるからだ。
そこに「ケイブ!」という声が響く。レベッカが車で連れ去られたのだ。
犯人を追跡せよ!
乗ってきた車はパンクしている。
そこで、ガレージから古い車を引っ張り出した。
ウォルターとケイブが乗り込み、残り3人は逃亡した赤い4ドアセダンをカメラで追う。
まもなく車は見つかり、追跡するが発砲される。
そして、高速道路に設置された水の樽に激突してしまう。車は破損、運転していたケイブはケガを負った。
ウォルターは車の外にでて一般人の車を借り、さらに追跡を続ける。
運転はウォルターだ。
「PITしかない。相手のタイヤを止めるには?」と聞くと、ハッピーとシルヴェスターは「時速109キロの速さで、32度の確度でバンパーから40センチのポイントに追突すればいい」と計算する。
その通りに突っ込み、見事2人を確保した。レベッカも無事だった。
一件落着、ガレージにて
ガレージに戻るメンバー。
ケイブがコーヒーを飲んでいるところにレベッカがやってくる。法的手続きは順調のようだ。
ケイブはマグを洗い、ペーパーナプキンに伏せる。
レベッカは、「どう生きて、どう悲しむのはあなたの自由だった」というと、「私は君を見捨てた、海外勤務だと言って。2度と傷つけたくなかった」と、お互いの気持ちを打ち明ける。
ケイブは「今更だが、今も私を思うことがあるか?」と聞くと、「あなたは愛しい人。15年間思い続けた。何度も手紙も書いた。でも、何事にも意味があると思うの。あの子の死にも。今私には家族がいる。あなたも、家を売って」というと、「いつか」と答えるケイブ。
そして、入ってきたウォルターにレベッカは「彼をよろしく」というのだった。いつものように「オーケー」と答えるウォルター。
「私は常に仕事を優先していたが、本当は父親業の方が向いていたんだ」というケイブに、「ボクにとっては今もそうかも」とウォルターはいう。
そこに、ドリューとラルフが戻ってくる。
引っ越しについてまだ答えは出てないが、ラルフを最優先することを、ウォルターと確認する。
「夕食を一緒にどう?」と誘われるが、「お腹が減ってないから」とウォルターは断る。
出て行く3人を見ながら、「私はバーガーを食べようかな」というケイブに、「ボクも腹ぺこだ」とウォルター。
2人でバーガー
破損した車はハッピーが修理するという。
ウォルターは「もしも、ドリューがラルフを連れて引っ越すとしたら?どうする?」と聞く。
ケイブは「私なら希望を捨てない。君にも会えないときがあったが、会えると信じてた」。
そして、「なりゆきだったにしろ、父親のようだと言ってくれて嬉しかったよ」というと、「ボクを知ってるだろ?ボクは本心しか言わないよ・・・ このバーガーおいしいな」とウォルターは言い、バーガーを食べるのだった。
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ちょっとした感想
ちらっとだけ見えたレベッカの手紙の内容をざっとまとめると・・・。
「ケイブ、すごく会いたい。ここ数年は本当に大変だった。世界が崩壊していく感じで・・・。目を閉じるとアマンダとあなたがいて、幸せだった頃がよみがえる。でも、目を開けるとすべてが消えてしまうの。もう耐えられない。私は、あなたみたいに強くないの。あなたも傷ついているのだと思う。なぜこんなことが私たちに起こるのかしら。なぜずっと幸せでいられないのかしら。今の私には、悲しみしか感じられないの。」
レベッカは、15年間ケイブのことを思い続けていて、ケイブと最後にあったのは10年前、レベッカには17歳の娘がいるんですよね?
ケイブとレベッカが結婚、まもなくアマンダが生まれるが、アマンダが亡くなって離婚(結婚後5年)。その後会うことなく、10年後に再会。17歳の娘さんは、再婚相手の連れ子ということでしょう。
音楽/サウンドトラック/挿入歌
You’re Gonna Make Me Cry(Big Jack Johnson & The Oilers)
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