『SCORPION/スコーピオン』シーズン1第8話の詳しいあらすじ「リスキービジネス」(Risky Business)

シーズン1第8話「リスキービジネス」(Risky Business)シリーズ通算8
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『SCORPION/スコーピオン』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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夜中の公道でレース
夜中、ウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)がランボルギーニに乗っている。そこに、もう1人スポーツカーに乗った男(スラヴォミール)が現れる。
2人は、勝者が2台を手に入れるというレースを行っている。
さまざまな変数で計算を行ったウォルターは自信があったが、突然飛び出してきたトラックに阻まれ敗北。
「キーを出せ」と言われるが、渡せない。レンタカーだからだ。
ドリューとラルフ、野球観戦へ
スコーピオンのガレージ。
ウォルターが、昨夜の画像をチームに見せている。
そこに、ドリュー・ベイカー(ブレンダン・ハインズ)がやってくる。今日はラルフ(ライリーB.スミス)と野球を見に行くのだ。
トビー・カーティス(エディ・ケイ・トーマス)はウォルターに、「危険なことをやるのはドリューが原因?」と聞く。
ペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー)が、ラルフの算数の授業のテストをウォルターに見せる。酷い点数だ。
ラルフに理由を聞くが、「これでいいいんだ」という。
事件発生
ケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)が入ってくる。
音楽ブロガー、ハロルド・リードが殺害され、捜査を依頼された。
現場へと向かうチーム。
(Photo: CBS)
PCなど備品は盗まれており、残されたのはホワイトボードだけ。そこには、消しかけの数式が・・・。
シルヴェスター・ドット(アリ・スティダム)とウォルターは解読する。
どうやら最適化アルゴリズムのようだ。ASCIIコードで記述された冗長部分から、アルゴリズムの作成者のイニシャルがPTであることがわかった。
リードの通話記録に、ペイトン・テンプルという人物がいる。イニシャルはPTだ。
テンプルの家
テンプルの家の前で待機するチーム。
リードのブログには、「ヒット・ウィザード」に関する未投稿記事が多数ある。テンプルについては、「音楽の天才」という古い記事があるだけだ。
令状がとれず警察が引き上げた後、ウォルターがテンプルの家に踏み込もうとする。
トビーは止めるが、「危険なことをしていると落ち着くんだ。他のことを考えないでいいから」といい、ウォルターは庭に侵入してしまう。
(Photo: CBS)
ところが、テンプルが設置した電線に触れて感電、気絶する。
気付くと、テンプルが猛犬とともにのぞき込んでいた。
テンプルが作成した「ヒット・ウィザード」
殺されたリードとは友人だったいう。殺害時間のアリバイもあった。
テンプルは、「最近何者かに侵入された」と怖がっている。
(Photo: CBS)
ハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン)は、部屋にオクターブ・キャットという最高のシンセサイザーがあるのを見つける。メカ好きなハッピーは大喜びだが、テンプルはむやみに触るなという。
ホワイトボードのアルゴリズムは「ヒット・ウィザード」というソフトウェアだった。
テンプルが記述したもので、過去50年のヒット曲のデータを集約することにより、完璧なポップスを作成できるという。
ところが、アルゴリズムが格納されたハードディスクが10カ月前に盗まれ、その後、「ヒット・ウィザード」で作成したと思われる曲が6曲発表され、すべてヒットしているという。
「ヒットウィザード」で作成した曲(容疑者)のリスト
スコーピオンのガレージの2階。
テンプルはウォルターに、アルゴリズムで作成されたとみられる曲のリストを渡す。
1階では、トビーとページが様子をうかがっている。トビーはリストが気になってしょうがない。
「今日、ハッピーを誘おうと思うんだ」と、トビーはモンスタートラックのチケットをペイジに見せる。
ウォルターたちが降りてくる。
リストから考えると、ラッキーという男が怪しい。ヒップホップアーティストのマネージャをやっている。
彼が手がけた2曲が、リストに含まれている。
チームはラッキーに会いに行くことにした。
ラッキーの事務所
ペイジ、テンプル、トビーの3人が事務所へ。
(Photo: CBS)
トビーは弁護士に扮し、「ソフトウェアで曲を作っただろう?告訴するぞ」という。
テンプルは「2人で話そう」といい、ラッキーに「金もプログラムもやるから、もう脅さないでくれ」と頼む。
(Photo: CBS)
その隙に、ペイジとトビーは盗聴器を仕掛けた。
(Photo: CBS)
話を終えてチームはバンに乗り込む。
キーを差すと、火花が散った。
何かおかしいと感じたチームは急いでバンから降りる。
直後、バンは爆発した。
犯人は警備員
チームはガレージに戻り、ケイブをまじえて監視カメラの映像をチェックした。
すると、ナイトリッジ警備という警備会社の男がバンに爆弾を仕掛けていたことがわかる。
接触が悪かったため、爆発のタイミングが遅れたのだ。危機一髪だった。
警備会社にハッキングして顔認識ソフトで検索したところ、男の名はダスティン・マグブライトだった。
音楽業界で用心棒をして稼いでいる男だ。
野球場にいるドリューからペイジに電話が入る。ラルフがまったく楽しそうにしていないという。
(Photo: CBS)
ウォルターは、「選手のデータを見せて。打順や改善点を質問してあげて」とアドバイスする。
一方、ウォルターの携帯には、スポーツカーレースの男から、「今夜車を渡さないとケガするぞ」という脅迫メールが入る。
マグブライトの雇い主を探せ
ガレージでは、ハッピーがテンプルのシンセサイザーを修理してやっていた。
「もうずっと弾いてない。大昔に見切りをつけたんだ」というテンプル。
家に戻るテンプルに、ウォルターが「送ってやるよ」とガレージを出ようとする。
すると、潜んでいたマグブライトがウォルターをスタンガンで倒し、テンプルに注射してそのまま連れ去った。
意識が戻ったウォルターとチームは、マグブライトの雇い主を絞り込む。
マグブライトの顧客20人と、容疑者リストを照合した結果、O・シュガーという人物が浮かび上がった。
彼は、リスト上の3組のアーティストのマネジメントをしている。
さっそく自宅マンションに向かい、双眼鏡で様子を見ると、ラッキーとシュガーがバルコニーにいる。
(Photo: CBS)
赤外線カメラで、テンプルもいることが確認できた。集音器で2人の会話を聞くと、「誰に暴露したか確認する必要がある。口を割ったら始末しろ」と言っている。
テンプルが危ない。
シュガーのマンションに侵入
テンプル救出のため、ハッピー、ウォルター、トビーが非常階段を解錠して侵入することにした。
首尾良く助けることができたが、逃がすためにトビーがおとりになる。
トビーは、「1曲聞いてください」とシュガーの前へ。ヘタな歌とダンスを披露する。
怒ったシュガーがトビーをバルコニーから逆さづりにし、トビーは今にも落ちそうになる。
ウォルターは部屋に戻り、「テンプルと交換だ」という。
4人はエレベーターで1階へと向かう。
なぜか、トビーとウォルターがベルトを外して手すりに固定しだす。
シュガーとラッキーが不審に思うと、エレベーターは激しく上下しだす。
ハッピーが操作しているのだ。
1階に到着してドアが開くと、ケイブたちが待ち受けていた。
シュガーとラッキーは気絶していた。
事件は解決
ディスクは無事テンプルの元へと戻った。
ところがテンプルは、「小さなミスがあるからこそ、完璧なんだ。それが人間らしさだ」という。
ハッピーが修理したシンセサイザーでテンプルが演奏を始める。すると、ペイジがそれに合わせて歌い出す。
みんなが拍手しているところに、ドリューとラルフが戻ってきた。
ドリューは、「データの件、ありがとう。でもラルフと話が通じないことがつらい」という。
そこでウォルターは、ドリューが投げるボールを解析し、それをラルフに見せてやる。
(Photo: CBS)
「ボールの回転で片側の圧力が下がるのは、ベルヌーイの定理。ボールが下がるのはマグヌスの効果」と説明する。
ウォルターはペイジに、「テストで酷い点を取ったのはドリューのせいだ。またいなくなるのが恐いんだ。ドリューも、ラルフが天才だということを知る必要がある」とアドバイスする。
テンプルとハッピー
テンプルがハッピーをデートに誘っている。ハッピーは、パモナでラリーがあるから一緒に行こうという。
会話を聞いていたトビーが、2枚のチケットを渡す。
テンプルは「ヒット・ウィザード」を手にし、「これを作ったときは音楽がイヤになっていた。リードは恐れるな、とアドバイスしてくれた。何年も無駄にしたけど、気付いたよ」と、「ヒット・ウィザード」をハンマーで壊す。
「何年かかったとしても、気付いてよかったね」とハッピーが言う。
再びレースへ
ラッキーの事務所にいるウォルター。
10倍速いルータと、ダウンなしの連続稼働、しかもタダのネットワーク環境を整えてやる。
その見返りとして、ラッキーのランボルギーニを一晩借してもらった。
「傷を付けたらぶっ殺すぞ」という言葉を背に、ウォルターは再びレースへと出かけた。
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