『SCORPION/スコーピオン』シーズン1第7話の詳しいあらすじ「父の記憶」(Father’s Day)

*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『SCORPION/スコーピオン』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。
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『SCORPION/スコーピオン』シーズン1第7話「父の記憶」(Father’s Day)シリーズ通算7
ラルフの父親、ドリュー
スコーピオンのガレージ。
トビー・カーティス(エディ・ケイ・トーマス)、シルヴェスター・ドット(アリ・スティダム)、ハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン)が遊んでいる。
1000通りの色の組み合わせができるおもちゃを使って、シルヴェスターが全部覚えられたかどうか賭けているのだ。
(Photo:CBS)
そこに、「健康的なものを買ってきたわ、ツナとヨーグルトよ」とペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー)が入ってくる。
ウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)は、2階で実験中。
マウスの記憶データを取り出そうとしている。これは、闘病中のメーガン・オブライエン(カミーユ・グアティ)のためだ。
そこに電話が鳴った。留守電に切り替わる。
なんと、ペイジの別れた夫からだった。ラルフ(ライリーB.スミス)に会いたいというメッセージが入る。
ラルフの父、ドリュー・ベイカー(ブレンダン・ハインズ)は、マイナーリーグの選手で、連絡をしてきたのは7年ぶりだった。
「そんな父親に会わせるべきじゃない」と、ラルフのことを心配しだすチーム。
そこにケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)が入ってくる。
ハミルトン連邦刑務所から3人の囚人が脱走した。ところが、脱走経路がまったくわからない。経路を探してくれ、という依頼だ。
「本当に刑務所に行くの?」というウォルターに、「もちろん。ピーク・フリーンくらい真面目で本気だ」という。
メンバーには「ピーク・フリーン」がわからない。 クッキーのブランドで、ケイブはCMをもじっていたのだが・・・。
(くわしくは、ピーク・フリーン(Peek Frean)って何?スコーピオンシーズン1第7話「父の記憶」をどうぞ!)
調査のために刑務所へ
チームは刑務所へと向かう。
ゲートが開いたとき、ウォルターは1993年のことを思い出していた。
ハッキングで捕まったとき、ケイブに刑務所のような施設へと連れて行かれた。「ハッキングのことを話すだけだから大丈夫だ」と。
(Photo:CBS)
刑務所の所長に話を聞く。
(Photo:CBS)
脱走したのは2人のロシア人だった。もう1人の写真を見て驚くウォルター。
有名なアメリカ人ハッカー、IQ150のパーシーだった。
パーシーは政治的ハッカーであり、選挙の投票システムにハッキングして投票数をゼロにした罪で服役している。
他の2人にはあと10年の刑期が残っているが、パーシーはあと10カ月だ。
刑務所ではすべての門にカメラが仕掛けてあるが、唯一、20年前から使用されていない搬入口にはカメラがない。
パーシーは、ここの壁の中にある配線をいじってパルスを発生させたようだ。その結果、カメラが3秒だけ無効になっていた。
ところがその作業には携帯電話が必要になる。刑務所内で携帯電話を調達することは不可能だ。
刑務所の外部から、なんらかの支援があったはずだ。
3日前行われた野球大会の映像を見ると、ライトにパーシーがいる。
さらに映像を調べると、鳥が飛んできて携帯を落とし、パーシーが拾っている。この鳥は、小型のドローンだった。
ウォルターが中国の衛星システムにハッキングしたところ、逃亡する3人の姿が映っていた。
(Photo:CBS)
2人のロシア人がパーシーを両側から掴んでいる。
どうやらパーシーは誘拐されたようだ。
ウォルターはペイジに話す。「IQが高い人間は、ここでは弱者だ。ボクは父に理解されず、ケイブが心の支えだった。だからラルフのことが心配なんだ」というが、ページは「わかってる。でも放っといて」と言う。
ドローンを回収、トビーはドリューの調査へ
シルヴェスターの計算通り、ドローンは少し離れた地点に落下していた。
回収して修理するシルヴェスターとハッピー。
一方トビーは、ドリューの身辺調査をする。彼が泊まっているモーテルに出向き、犬が逃げたふりをして反応を見た。
3人を追跡
ケイブの情報によると、3人の車はパンクし、車を乗り換えた。
監視カメラの映像を見ると、パーシーが後ろ手で何かしている。
それを確認するために、チームは現場に向かった。
現場にはラックがあり、ボトルが並んでいた。5のシールを外してXの右へ、さらにラックの中央から右へとずらしている。
このパーシーからのメッセージを、ウォルターは、「Xは10だ、10+5で15、I-15East、その電光掲示板で信号を送ればいい」と解釈する。
ウォルターはまた昔のことを思い出す。
ケイブがウォルターの両親に話している。「ルールに従って3日間拘束しなければならなかったが、ウォルターのことをもっと知りたい」と、ウォルターにパソコンを買ってやる。
父親は渋い顔だが、ウォルターは大喜び。「これからはこれで連絡しよう」という。
ガレージに戻ったチームは、パスカルの三角形を使った暗号を掲示板に表示した。
解読すると、スコーピオンのアドレスになる。
パーシーならば解読できるはずだ。
ドリュー登場
なんとガレージにドリューが訪ねてきた。
(Photo:CBS)
ペイジは「何の用?捨てた子に会いたいの?」と冷たい。
ドリューは、「悪かった。当時は野球に夢中で。今ボクは31歳、先のないリリーフ投手だ。何よりも大切なものを見捨てたことに気付いたんだ。せめて、ラルフに1度も忘れたことはないと伝えたい」という。
そのとき、パーシーがPCを使い始めた。
ドリューには帰ってもらう。
パーシーからのメッセージは、「312地方配送39、ヘルプ」だった。確認のため現場へと向かう。
一軒家だった。
偵察のために、回収したドローンを飛ばすが、シルヴェスターとトビーがリモコンの取り合いになり、ドローンは窓を破って家の中へ。
危険を察知した2人は、パーシーを車のトランクに押し込んで逃亡した。
ケイブがいない状況でしくじったウォルターは、「この状況、ケイブに説明しにくいな・・・」と言う。
ウォルターはまた昔のことを思い出す。
1998年アイルランド、ケイブは解読用の暗号を次々とウォルターに渡していた。
「簡単すぎるよ」とウォルター。するとケイブは、難民に物資を届けるための追跡ソフトを開発してくれないか、ともちかける。
実際のミッションに関わることができるので、ウォルターは大喜びだ。
ウォルターの顔にアザがあるのと見つけたケイブは、学校でいじめられないように「鼻を狙え」と護身術を教えてやる。
目的は海外口座への送金か?
ドローンが突っ込んだときの映像に、パーシーのPC画面があった。
どうやら、選挙で使ったコードを改造しているらしい。海外ルーターもある。
ケイブは海外送金を疑い、海外口座の調査を当局に依頼した。
一方、ウォルターとシルヴェスターはIPアドレスから居所を割り出し、Webカメラをハッキングして手がかりをつかもうとする。
ガレージにはラルフがいる。
ペイジがお父さんのことを聞くと、「また後でな」って言って、映画を見て行っちゃった、という。
それを聞いていたトビーはハッピーに、「ドリューの調査のときにお前の父親のことも調査した」と、ファイルを渡す。
両親の写真が入っているという。
ハッピーは、「あいつは私を捨てた。会う気はない」とシュレッダーにかけてしまう。
ラルフはシッターさんと家へと帰る。
(Photo:CBS)
見送りながら、ウォルターはペイジに「会わせない方がいい。ドリューには暴行の記録がある」と言う。
ドリューは、本塁打を打った打者の腕にケガをさせて起訴されていた。
ペイジは、「分析はいらない。会わせるかどうかは私が決める」と宣言する。
パーシーの映像
パーシーのラップトップにハッキングして映像を見るチーム。
パーシーはハッキングに気付き、モールス信号で「ヴァンダカープ農場、S棟」と伝えてきた。
暴行されている。ロシア人2人は何か言っているが、マイクが壊れていて音声は不明だ。
机の上には食べかけのポテトチップスがあり、袋が振動しているのが見える。そこで、ポテトチップスの袋に向かって、声質が似ているケイブにしゃべってもらい、その振動と照合して解読を試みる。
結果、SOCKCHANGEとなったら、おそらく「証券取引所」(Stock Exchange)だと睨む。
パーシーは、取引所のサーバにプログラムを仕込み、先に株価を入手してもうけようとしていたのだ。
取引所では来月ソフトウェアのアップグレードがあるので、プログラムを悪用できる期間はわずかだ。
そこにケイブに電話が入り、海外口座はパーシーの名義だったことが発覚する。
つまり、パーシーは刑期を終える10カ月を待っていられなかったのだ。証券取引所のソフトがアップグレードされてしまうからだ。
そこでロシア人を利用して携帯や車を調達し、一儲けして海外に逃亡しようとしていたのだ。
ところが、うまく2人を逮捕にこぎつけることができず、密告もばれてしまって今はロシア人に脅されている・・・。
ウォルターはまた思い出す。
TVのニュースでバグダッド空爆が報道されている。
ケイブは電話で「こうなるとは知らなかった」と言うが、ウォルターはケイブに裏切られた、と愕然とする。
3人が潜伏する農場
FBIのチームが突入するために農場のS棟へと向かう。念のため、通信機器はすべてオフだ。
(Photo:CBS)
ところが、トビーはSとHを間違えていたことに気付く。実はH棟だったのだ!
ケイブたちはもうS棟へと向かっていた。
チーム、H棟へ
ウォルターは、建物が古いため、リモコンの電波を2Fに向けて放射してブレーカーをショートさせ、火炎瓶を投げ入れて火事を起こそうと計画する。
うまく火事になり、3人が慌てて出てくる。
ハッピーは、レーザーを使ってロシア人の胸に照射し、あたかも銃で狙っているようにみせかける。トビーは、ケイブの声色を使って脅す。
ところが電池切れでばれてしまい、ウォルターもつかまる。
そのときケイブたちのチームが駆けつけ、ウォルターはロシア人の鼻をパンチする。
「ちゃんと鼻を狙ったな」とケイブ。
ハッピーのアドバイス
一件落着で、チームはガレージに戻る。
ハッピーがペイジに言う。
(Photo:CBS)
「私の父は蒸発した。それ以来、私は泥よけに傷のある赤いトラックを探している。誰かの帰宅を待っている、今も。ラルフがもう待たずに済むのなら、そうしてあげて」という。
ある車の修理工場
ハッピーがある修理工場に入っていく。
「仕事はある?」と聞くが、オーナーはスタッフは募集していないという。
帰ろうとするハッピーの手元には、両親の写真があった。シュレッダーで裁断されたものを元通りに貼り合わせたのだ。
振り返り、「オイルパンの下だと作業しやすいよ」といい、2人で作業する。
(Photo:CBS)
ラルフ、父親と再会
ラルフとペイジが、オープンカフェでドリューに会っている。
(Photo:CBS)
遠くから見守るウォルター。
そこにケイブが来る。
どうしてここが?というウォルターに、「君はラルフの面倒をみて、私は君の面倒をみるのさ」という。
「今まで通り。そういうことだ」というと、「そうだな、OK」とウォルター。
2人でピーク・フリーンのクッキーをかじる。
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