SCORPION/スコーピオン、シーズン1第4話の詳しいあらすじ「仕掛けられた罠」(Shorthanded)

*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***

このブログでは、『SCORPION/スコーピオン』に登場する英語フレーズの解説や詳しいあらすじを紹介しています。

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『SCORPION/スコーピオン』シーズン1第4話「仕掛けられた罠」(Shorthanded)シリーズ通算4

 

スコーピオンのガレージにて:政府の捜査に協力

スコーピオンのチームとケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)が、監視カメラの画像を見て、遠隔から捜査に協力している。現場の捜査官は無事に犯人を確保し、機密漏洩を防止できた。

喜ぶチーム。

ウォルター・オブライエン(エリス・ガベル)はケイブに「スコーピオンの存在を公開したい」というが、「あくまでも極秘だ」と言われてしまう。

 

なにやら荷物をまとめるチーム。これから、ラスベガスのカジノ「クリムゾン」に出向き、ブラックジャックテーブルの損失解析を日帰りで行うという。

「まだ実績がないのにムリだ」というケイブウォルターは、「僕たちは政府のものじゃない。独自の仕事もする」と主張する。

 

ウォルターは、荷物をまとめるトビー・カーティス(エディ・ケイ・トーマス)に対して「ガレージに残って従業員の素行調査をしろ」という。
トビーのギャンブル癖が心配なのだ。
ところがペイジ・ディニーン(キャサリン・マクフィー)は、「出発直前に言うなんてひどい。全員で行く」と主張。
そして、全員一緒にラスベガスへと向かった。

 

クリムゾンの豪華なスイート

ラスベガスに到着したチームは、「手品がみたい、賭けてみたい」とはしゃいでいる。

そこに、依頼人の娘であるルネ・コネリーがやってきた。
トップテーブルの稼ぎが1.8%落ちている理由を知りたいという。
クリムゾンはイベント用に拡張中であり、資金繰りが大変なのだ。

ルネは、作業用にスイートルームを用意してくれていた。

 

ゴージャスな部屋に驚くチーム。 ウォルターは、「仕事をしにきたんだぞ、忘れるな」といましめるが、ペイジは広い窓の前で記念撮影、トビーはペイパービューが無料だと騒ぎ、シルヴェスター・ドット(アリ・スティダム)はベッドにばい菌がいないと喜び、ハッピー・クイン(ジェイディン・ウォン)は用意されたフルーツやカクテルを楽しんでいる。

 

クリムゾンで解析開始

さっそくカジノのフロアへ。

客の行動を監視するために、カーペットの下にセンサーを設置した。
人間の動きは本来不規則なものなので、規則的な動きをする人間が怪しいからだ。

 

別室へと移り、オーナーであるコネリー氏と、防犯カメラでディーラーたちの画像を見る。

スクリーンショット 2015-06-13 07.44.39 (Photo: IMDb)
ウォルターは、「収益低下の原因は詐欺行為ではなく、このディーラーだ」と指摘する。そのロニーというディーラーは手が小さく、特に人差し指が短いのでディールが遅くなり、これが損失に繋がっているのだ。
ロニーを解雇すれば損失はなくなる」とウォルター

さっそくオーナーはロニーを呼び出し、解雇を通告する。

ペイジは、「ロニーだけでなく、トニーシルヴェスターに対して思いやりがない」とウォルターを責める。

 

ウォルター、はめられる

オーナーに満足してもらい、仕事が終わったチーム。
ちょっと気晴らししてから帰ろう、ということになり、カジノのフロアへ。

すると、人の流れに逆行して歩く2人組がいる。「怪しい、何か企んでいる」とウォルターが言うと、向こうから現金カートを押す2人の警備員が近づいてきた。
「落ち着け、強盗が始まるぞ」とウォルタートビーに言った瞬間、銃声が響いた。

スクリーンショット 2015-06-13 07.45.26 (Photo: IMDb)

2人組は1000万ドルを奪い、姿を消した。

 

地元警察が出動し、レイク刑事に事情を聞かれるウォルター
(右から、レイク刑事、オーナー、ルネ)

スクリーンショット 2015-06-13 07.44.45 (Photo: IMDb)

強盗は玄関から入ったが、出た形跡がないという。
ウォルターたちは、先ほどカーペットの下に仕込んでおいたセンサーで追跡した。すすると、倉庫で足取りが消えていた。ところが、倉庫にはドアが1つしかない。

そこに別の警官が、「周囲の音声を拾った」と音源を持ってきた。「落ち着け、強盗が始まるぞ」とうウォルターの声が録音されていた。
強盗発生の直前にセキュリティをいじったのもウォルターだ。

 

しかも、スイートルームを捜索すると、ウォルターのかばんから札束が出てきた。

以上の状況証拠により、ウォルターは逮捕されてしまう。

 

トビーは「ケイブに電話しよう」というが、ウォルターは「だめだ、自分たちで解決する」と言い残し、連行されてしまう。

 

保釈金なんと50万ドル

事件送検前のウォルターの裁判。

裁判官に向かって、「陪審員には同格の人間が必要だ。ということは、IQ197以上の人間が12人必要だということになる。不可能だから釈放しろ」というウォルター
これに対して裁判官は「IQ197の人間は逃亡の危険性が高いから保釈金は50万ドル(今のレートで6000万円)」と言い渡す。

ウォルタートビーに「カジノで50万ドル作ってくれ!」と言い残し、留置所へと移された。

 

モーテルで会議

スイートからモーテルへと移るチーム。
ウォルターをはめた人間をつきとめるというハッピーに対して、50万ドル稼いで保釈しよう、とトピーシルヴェスターが対立する。
なかなか意見がまとまらない。「ウォルターがいないとすぐケンカ?」とペイジが割って入る。

ペイジの仕切りで、トビーシルヴェスターは持ち金192ドルでカジノで保釈金を作り、ペイジハッピーは防犯カメラの映像からカバンに金を入れた犯人を特定することにした。

 

防犯カメラの映像をチェックしに警察署へ

ペイジハッピーは警察署に足を運び、防犯カメラの映像を見せてもらう。

映像では、スイートルームには誰も出入りしていない。
ところが、ペイジが部屋で記念撮影した画像と比較すると、窓から見える景色のアングルが明らかに違う。
何者かが映像に細工したのだ。

 

警察署には、クリムゾンの拡張工事の告知が貼り出されていた。

詳しい資料を調べてみると、拡張工事はやっと認可が下りたようだった。
ハッピーは、認可取得のための賄賂を作り出すために、強盗を装って保険金詐欺をはたらいたのではないか、と疑う。

 

着実に稼ぐトビーとシルヴェスター

トビーシルヴェスターは着実に稼ぎ、ついに25万ドルになった。

そこにハッピーペイジが戻ってくる。

「この25万ドルを2倍にするぞ」と意気込むトビー。みんなの制止を振り切って賭けるが、ルーレットですべて失う。

 

トビー、弁護士を装って留置所へ

ウォルターが入った留置所には、なんとウォルターのせいで解雇されたロニーがいた。
酔っ払って暴れて保護されたのだ。

ウォルターの顔を見て、殴りかかろうとするロニーだが、そこに「面会だ」と警察官がウォルターを呼びに来る。

 

面会人は、弁護士を装ったトビーだった。

すべてスッたことを告げると、「一度でいいから期待に沿ったことをしてみろ。言い訳は聞き飽きた」とウォルターはカンカンになる。
トビーは、「能力をケイブに示したいだけだろう?いつも自分は正しいと思っているだろうが、今回ヘマをしたのはお前だ」と言い、決裂する。

 

ロニーがヒントをくれる

留置所に戻ると、ロニーが待っていた。

「適正な仕事を考えるから」となだめるウォルター

 

落ち着いたロニーは昔話を始める。手が小さいがために、手品師になる夢もあきらめたという。
ロニーによると、かつて素晴らしい手品師がいて、舞台から消えてラスベガスの大通りに移動するという大技が人気だった。
そして、以前舞台があった場所は、現在倉庫になっている。つまり、犯人が姿を消した倉庫には抜け道があるのだ。

 「仲間に知らせないと!」というウォルターは、レーヨン(ロニーの服)、塩素(トイレ)、金属のボタン(ロニーのズボン)を使い、摩擦で煙を出してタンブラー錠を開ける。
そして、「眠っていたふりをして」と、脱獄する。

 

モーテルで会議

クリムゾンの財務状態が赤字ならば手がかりになるが、ウォルターがセキュリティ設定を変更したためハッキングできない。
唯一の方法は、クリムゾンの建物内にあるPCに遠隔操作ドライブを差し込み、ファイルをダウンロードする方法だ。

顔が知られているので、クリムゾンの正面からは入れない。
そこでハッピーは、隣のビルの屋上からクロスボーでロープを放ち、それを伝って侵入しようとする。

スクリーンショット 2015-06-13 07.47.05 (Photo: IMDb)
ハッピーの緻密な計算により作戦はうまくいき、ハッピートビーは通気口から侵入する。

スクリーンショット 2015-06-13 07.49.56 (Photo: IMDb)

ところが、途中、体重のせいでトビーが通気口から落ちてしまう。

館内を、警備員から逃げ続けるトビー

 

ハッピーはPCのある部屋に入り、ドライブを差し込んだ。

シルベスターは、クリムゾンの玄関の外に止めた車の中で、ファイルをダウンロードする。
そこに、脱獄したウォルターがやってきた。さらに、ハッピーペイジも合流。一目散に逃げる。

 

砂漠で始末されそうになるトビー

警備員につかまったトビーは、ルネに差し出される。

「強盗だけでイメージダウンだから、警察には言わないように」と、トビーをリムジンに乗せる。行き先は砂漠だった。

 

真犯人はルネ

リムジンには、銃を持った男とルネが乗っていた。

ルネは父親に対する不満をぶちまける。
「カジノに人生を賭けてきたのに、父親は今回の拡張を新役員にまかせようとしている。盗んだ1000万ドルで新事業を立ち上げ、クリムゾンをつぶす計画だ」と。

砂漠につくと、「仲間にメールしろ」とルネ

 

一方モーテルでは、抜け道のある倉庫の鍵を最後に開けたのがルネだということがわかる。犯人はルネだと確信するメンバーたち。

 

そこに、「砂漠まで迎えを頼む。経度115度、緯度35度、オリオン座の三つ星の下」というメッセージがトビーから届く。

 

ルネ逮捕

チームが砂漠に到着した。

リムジンからルネと銃を持った男が出てきて、「穴を掘れ」という。

 

そのとき、ヘリコプターが到着し、SWATチームが次々に出て来る。

ケイブが助けに来てくれたのだ。実は、ウォルターが連絡したのだった。
「独り立ちは早いといったろ」というケイブ

 

ルネは薬物がらみの金をカジノで洗浄していた。また、防犯カメラの細工もルネの仕業だった。

 

トビーとウォルター、仲直り

これにて一件落着。
ケイブが「少しは懲りたか?」というが、「ロニーの事業に出資したいから考えてくれ」とウォルターは頼む。

 

シルヴェスターが飛行機が苦手なので、車で帰ることにしたチームだが、またトビーウォルターの言い合いが始まる。

ケイブは、「2人はバスで帰れ」と言い残し、他のメンバーと走り去る。

 

トビーは、「ウォルター、お前は正しい。借金や賭博からオレを何度も助けてくれた。でもオレは、自分が役に立つということを証明したかったんだ。頼って欲しかったんだよ」と胸の内を明かす。

そしてウォルターも、「トビー、お前は正しい。父親とうまくいかないオレに、ケイブは解読用のコードをくれた。ケイブの期待に応えたい。だから、ケイブにダメだしされると困惑してしまうんだ」と胸の内を明かす。

 

ラスベガスの明かりが遠くに見える。
2人が持っているのは合計でわずか12ドル。
「1時間で航空券を稼ぐぞ!」と意気込むトビー、「任せたぞ!」とウォルター
2人はカジノへと向かった。

 

 

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ちょっとした感想

砂漠で銃を持った男に脅されたシーンですが、こういう場合、他の犯罪捜査ドラマではかっこよく格闘が始まるんだけど、さすがみんな固まった状態で。いいですね~、新鮮です!

このエピソードのオブライアンについては、「好きじゃない、性格悪い」といった意見が多いけど、ロニーがしっかり事業を展開できるようにサポートするあたり、いい人なんじゃないかなぁと。
いや、彼にしてみれば、単にそれが「正しい」ことなのでしょう。

それにしても、ハッピーのアクセント(しゃべり方)、独特だと思いませんか?声も独特。両親は香港出身、彼女はカナダで生まれたそうですが、どちらのアクセントでもないような気がします。

 

サウンドトラック/音楽/挿入歌

 

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