ブラックリストシーズン2第17話の詳しいあらすじ「不老不死研究所」

*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
このブログでは、『ブラックリスト』に登場する英語フレーズの解説、詳しいあらすじ、次回エピソードのあらすじ推測を紹介しています。
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『ブラックリスト』シーズン2第17話「不老不死研究所」(The Longevity Initiative、No. 97)シーズン通算39
クラゲの水槽があるクリニック
2人の男(パウエルとロイド)が言い争っている。
ロイドは「もう3人目だ。気をつけろ、ばれるぞ」と言うが、パウエルは「報酬は十分払っているはずだ。イヤなら他の人間を探す」と言う。
しぶしぶ従うロイド。
NYの高速道路のトラック
高速道路にトラックが停車していたので、警察官が調べている。
運転席に座っているのはロイドだ。
警官がトラックの荷台を開けると、シートの下に頭部が切開され脳が露出した死体(3体)が隠されていた。
ロイドは警官を撃ち、パトカーを盗んで逃走する。
クーパー、着実に回復
朝、ハロルド・クーパー(ハリー・レニックス)の妻がベッドで目を覚ますと、クーパーがいない。
ベッドの脇には杖が放置されたままになっている。
リビングに向かうと、杖を使わず歩くクーパーがいた。回復を喜ぶ2人。
(Photo: IMDb)
少佐に追われるトム
トム(ライアン・エッゴールド)がリズ(メーガン・ブーン)に電話している。
(Photo: IMDb)
「レッド(ジェームズ・スペイダー)のせいで危険なドイツ人に追われている」と助けを乞うが、リズは何もできないと言う。
すると、車が近づいてきて乗れという。
少佐だった。
リズに、「今日だね。ウィン・イー(レストランの名前)で楽しんで」と電話を切るトム。
今日はリズの31歳の誕生日だったのだ。
少佐は、忠実心を失った者は殺さなければならない、とトムに銃を向ける。
そこに車が突っ込んできた。トムが潜入していた「ディー・エントレヒテテン」の一味だった。
(Photo: IMDb)
レッドが誕生日プレゼントを持参
FBIにレッドがリズをたずねてくる。レッドもリズの誕生日を憶えていた。
ワインを取り出し、「サムと育てたブドウから作ったワインだ。誕生日おめでとう。
誰か特別な人と飲むといい。ただ、劣化している場合に備えて82年のブルネッロも持ってきた」。
(Photo:NBC)
そして、ヨガのインストラクターの話から、「不老不死研究所」の話を始めるレッド。
IT長者であるロジャー・ホブスが出資するこの研究所では、人体実験が行われているという。
そして、NYで警官が射殺され、トラックから死体が見つかった事件も関係しているらしい。
レッドは「ホブスに聞くといい」とアドバイスする。
リズとレスター、ホブスに聞き込み
リズとレスラーはホブスの豪邸へと向かった。
(Photo: IMDb)
ホブスは、「不老不死研究所では、死の謎を解き明かすための基礎研究を行っている。人体実験なんてしていない。隠し事は何もないから、研究者のリストを提出する」という。
トラックで見つかった死体の検死結果
検視官が死体を調べたところ、脳神経の実験の跡があるという。
死体の脳には、胎児の幹細胞に加えて、人間以外の細胞が移植されていた。
3体とも前頭葉に損傷があった患者だ。
そしてその1人は、スキー事故で話せなくなった患者であり、3日前に介護施設から行方不明になっていた。
人体実験
クラゲの水槽があるクリニック。
ロイドが電話で、「もう限界だ。国外に逃げる」とパウエルに伝える。パウエルは怒って電話を切る。
頭部を切開された女性が診察台にくくりつけられている。パウエルは女性に「名前は?」と聞くが、まばたきだけで言葉を発しない。
パウエルはイライラして装置の出力を上げるが、負荷がかかりすぎ女性は発作を起こす。
コノリー、クーパーを訪ねる
FBIにコノリーがたずねてくる。体調の回復を嬉しそうに報告するクーパー。
コノリーがホブスの名前を出すと、「捜査を中止しろといっても無駄だ」とクーパーは突っぱねる。
コノリーは、「ホブスとは国家防衛上の契約をしている。好意的な解釈を頼む」という。
そして、「君が正しいと思うことをやれ。私の言ったことは気にするな」と言い、出て行く。
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スキー事故に遭った患者の介護施設
介護施設で聞き込みを行うリズとレスラー。
最後に一緒にいたという患者は、トランプ遊びをしていた。「何かみなかった?」と聞くリズに、ダイヤのキングを見せる患者。
出入りの業者リストをチェックすると、「ゴールド・クラウン製薬会社」という会社があった。
その担当者が、「ロイド・モンロー」だった。
ゴールド・クラウン製薬会社の調査
調査を依頼していたアラム・モジタバイ(アミール・アリソン)に電話するリズ。
「カップケーキを31個買ったよ。1つは食べちゃったけど」というアラムによると、今日ロイドは会社を休み、バッファロー行きの遠距離バス切符を買っていた。
ロイドの尋問で明らかになる実験の全貌
バスを止め、ロイドをFBIに連行し尋問を行うリズとレスラー。
ロイドによると、雇い主はジュリアン・パウエルという医師だった。
ロイドは、前頭葉を損傷した患者を探すよう依頼されていたのだ。
FBIのチームがクラゲの水槽があるクリニックへ行ってみると、4人目の被害者がいた。頭部を切開された女性だった。
検死官によると、このクリニックでは人間以外の遺伝子を細胞を移植する遺伝子導入が行われているらしい。
移植に使われていたのは、不老不死のクラゲだった。
このクラゲは、ストレスがかかると自己の細胞編成を変化させ、年を取る工程を遡るという。つまり、若返りである。
このクラゲを使って、死んだ脳細胞を再生することを試みていたのだ。
FBIに戻ると、パウエルが務めていた生化学会社のオーナーがホブスだということがわかった。2人は繋がっていたのだ。
そこで、ホブスにもう一度話しを聞くことにした。
机の上のカップケーキを見て、「誕生日だろ?」というレスラー。「ウィン・イーという店で友達と食事をする予定」というリズに、「もっとパーっとやれよ。祝う理由があるだろ?」とレスラーが言う。
ホブスの豪邸
ホブスの家に、ホブズとレッドがいる。
(Photo: IMDb)
ホブスがパウエルに電話している。「FBIの捜査が入った。今すぐ来い」というが、「大発見は間もなくだ。研究の方が大事」とパウエルは切る。
ホブスがレッドに、「厄介なことになった。助けてくれ」という。そこに、リズとレスラーが玄関に到着した。
レッドは「何とかしよう」と言い、立ち去る。
トムと少佐、拷問される
「ディー・エントレヒテテン」の一味がトムを拷問している。
トムに、雇い主を聞き出そうとしているのだ。
トムの所持品に、養子として迎えるはずだった胎児のエコー写真があり、その患者名を見た男が、「エリザベス・キーンか」と言う。
「キーンに手を出すな」とトムは必死だ。
トムは、「サラ・ヘイスティングを殺しただろう。犯人捜しが俺の任務だ。有力者が探しているぞ。名前を知りたかったら解放しろ。協力する」と提案する。
そして、「キーンはFBI捜査官だぞ」という。
「捜査官を殺せば面倒になる、面倒は避けよう」というリーダー。トムは解放される。
治験打ち切りの可能性
回復に向かうクーパーに、治験担当のレヴィン医師から電話がある。治験打ち切りの可能性がある、という。
落胆するクーパー。
FBIでホブスを尋問
ホブスが弁護士と一緒にFBIで尋問を受けている。
(Photo: IMDb)
揺さぶりをかけても、パウエルとの関係がわからない。
「有能な弁護士が付いているし、証拠がないなら解放する」というクーパー。
クーパーらしくない態度にリズとレスラーは驚く。
一方、パウエルのクリニックの記録から、唯一生存者がいることがわかった。リアン・マグラスだ。
1人だけの生存者、リアン・マグラスが鍵に
パウエルが、介護施設からリアンを連れだそうとしている。
「ごめん、失敗した、ここを出ないと」と身支度をしている。
リアンは前頭葉を損傷しているので、ただじっと座っている。
リズとレスラーが到着したことに勘づいたパウエルは、リアンを置いて逃走。
もう少しのところで、レッドが車でパウエルを連れ去った。
車中でレッドは、「君の研究では、失った記憶を蘇らせることは可能か?」と聞くが、不可能だという。
リアンの自宅
リアンの自宅に到着したパウエル、レッド、デンベ。
(Photo: IMDb)
パウエルは、リアンの家を研究室として使用していた。
リアンはパウエルの婚約者であり、婚約後わずか6週間で、パウエルの運転する車で事故にあい、前頭葉を損傷してしまった。
「リアンを元に戻したかった。ホブスから資金を引き出すために、研究のデータを改ざんした。研究は失敗していたんだ。すべて無駄だった」と、パウエルは引き出しからピストルを取り出して自殺してしまう。
ホブズに貸しを作ったレッド
パウエルの自殺がニュースで報道されている。
レッドがホブズに、「君につながる証拠はない」というと、「君がいなければ終身刑だった」と感謝する。
「いつか、私を救ってくれればいい」というレッド。
レッドの車の中。リズが入ってくる。
(Photo: IMDb)
リズは、パウエルを連れ去ったことに怒っている。
「パウエルをいぶり出すのが目的だったのね」と聞かれ、「それは半分だ。あとの半分は、ホブズに貸しを作るため。彼は必ず役立つ」という。
コノリー、クーパーを訪ねる
コノリーは、資金調達パーティの前にFBIにクーパーを訪ねる。
クーパーは、治験打ち切りの可能性についてコノリーに聞くが、何も知らないという。
「大丈夫、連絡しておくよ。それが友達ってもんだろ」といい、パーティへと向かう。
レスラーと2人で誕生日を祝うリズ
「ディナーに行かないの?」というレスラーに、リズが胸の内を明かす。
「30歳を過ぎたら何か達成していると思っていた。立派なプロファイラーになり、愛する人がいて、家族がいて。でも自分が何者だかわからない。イカれた男の操り人形。今日が誕生日なのかもわからない」と。
レスラーは、「ワインをおごろうとウィン・イーに電話したら予約が入ってないっていうから」と、ウィン・イーからテイクアウトした中華料理を取り出す。
そしてリズは、「特別な機会に取っておいたの」と、レッドが持ってきたワインを開ける。「光栄だよ」というレスラーと、紙コップで乾杯。
レッド、少佐、そしてトム
一人、写真を見つめるレッド。リズが大学生の頃の写真や、子供の頃の写真がある。すべて誕生日の写真だ。
少佐が電話している。「金と時間はいくらかかってもいい。なんとしてもジェイコブ(トムの本名)を見つけろ」と何者かに依頼する。
トムは、パスポートを燃やしている。
トムとリズの再会
夜、リズがモーテルの暗い部屋へと戻ってくる。電気を付けようとすると、トムがいた。
「ここで何をしているの!?」というリズに、「他に行くところがなくて」とトム。
ちょっとした感想
サラというのは誰かな?と思ったのだけど、おそらく少佐が愛した女性ですね。
レスラーとリズはいい雰囲気ですが、いやいや、レスラーにはもっと可愛らしい女性が合うと思う!
レスラーは親友に裏切られフィアンセを亡くし、「オレはいっぱいいっぱいなんだよ」って感じでリズには優しくなかったんですが、いろいろ一段落ついたのでしょうか。ちょっと余裕を感じます。
なんだかほのぼのしました・・・幸せになってね、レスラー!
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