ブラックリストシーズン2第15話の詳しいあらすじ「少佐」(The Major)

次回(第16話)のあらすじ推測はこちらです!
ほかのエピソードの記事はこちらからどうぞ!
*** ネタバレの内容を含みますのでご注意ください ***
1994年ニューヨーク市。
少年がカバンを手に逃げている。これは、少年時代のトム・キーン(ライアン・エッゴールド)。制服の男につかまりそうになったとき、車がやってきて少年を乗せ、走り去る。
車の中には老人(「少佐」と呼ばれている)が乗っていた。少年を「ジェイコブ」(トムの本名)と呼ぶこの男性は、ジェイコブがさまざまな盗みを働いていることや、施設で育っていることを知っている。ジェイコブに関する詳細なファイルを見ながら、「君には素質がある、特別だ」と言う。自分の名前を知っていることを気味悪がるジェイコブ少年は、「仕事?学校?」と聞くが、少佐は「君にチャンスをやろう。今までの生活に戻るか、チャンスを手に入れるか考えろ。君は何でもなれる」と言う。
FBIにて。
クーパー(ハリー・レニックス)が部屋にリズ(メーガン・ブーン)を呼び入れると、司法長官代理(女性)が待っていた。司法長官代理は、「港湾局員エイムズ殺人の件で、連邦検事補が大陪審を招集した。機密任務だと主張したが、クーパーに召喚状が来ている」と状況を説明する。「船にいた本当の理由は?」と聞くクーパーに、「言えない。でもエイムズは殺してない」と言うリズ。
(Photo:IMDb)
クーパー率いる秘密部隊の存在が公になることを恐れる司法長官代理は、なんとか大陪審を阻止したいと考えている。クーパーは、「宣誓下では偽証できない」とリズに釘をさす。
上級裁判所。
裁判所は、大陪審のためにフロアごと閉鎖されている。
担当はリチャード・デナー判事。かつて刑事専門の弁護士だった彼は、政府の不透明さを訴える立場をとっており、リズには不利だ。
(Photo:IMDb)
審議の冒頭から、「国家安全に関わる」と主張する司法長官代理と、「市民が死んでいるんだ」と主張するウィルコック側が真っ向から対立。デナー判事は「非公開でキーン捜査官から聞き取りを行い、審理の必要性の有無を判断したい」と提案する。司法長官代理はしぶしぶ同意する。
FBIにて。
レッド(ジェームズ・スペイダー)、クーパー、レスラー(ディエゴ・クラテンホフ)の3人は、事態の収拾に向けて話合っている。
レッドは、「鍵を握るのは少佐だ」と言う。少佐は、知能が高く犯罪傾向を持つ孤児や不良少年少女をスカウトし、訓練して秘密工作員に育て上げているという。
ところが、ある事情があってレッドは少佐にコンタクトできない。そこで、彼にアクセスする方法として、「マレーシア国連次官であるクリシュナンを誘拐してくれ」とクーパーに頼む。誘拐なんてとんでもない、とクーパーは拒否するが、リズのためにしぶしぶ承諾。
レスラーとサマル(モズハン・マーノ)のチームが、ジョギング中のクリシュナンを車で拉致した。
クリシュナンに対面するレッド。クリシュナンは、少佐にスカウトされた秘密工作員の1人だった。国連次官という顔の裏で、アジアの拠点として、シナロアカルテルを潜伏させているスパイだ。レッドは、「少佐の居所を教えろ。さもないと、身元をバラすぞ」と脅す。
デナー判事の部屋。
リズに対する非公開の聞き取りが始まった。
(Photo:IMDb)
情報提供者がレッドであることに驚く判事。入局後わずか1年半でチームに配属されたこと、リズ、レッド、トム、リズの養父、果てはフルクラムのことまで話すリズ。数々の奇妙な事件(シーズン1からシーズン2の前回までのエピソードがフラッシュバック)について話すが、判事はすべてリズの作り話だと疑っている。そして、「レッドに対する忠誠心から捜査に協力したのか」という判事に、「レッドではない。私の忠誠心を疑わないで欲しい」と怒るリズ。そして、正当防衛でトムを撃ったので、彼はもう死亡していること、船には公務で行ったこと、すでに死亡しているトムを船に監禁だなんてあり得ないことを主張した。
らちが開かないと判断した判事は、「上司に話を聞こう」と、クーパーを呼び出す。
リズが部屋から出て、クーパーが入ってくる。
「公務だったのか?」という質問に「そうだ」と答えるクーパー。判事は、「君は危険な道を歩き出したぞ」と警告する。「では、その任務に関する詳細を教えろ」と迫る判事に、「大陪審を開くか否かの調査には、詳細は必要ないはずだ。詳細は大陪審で話す」とつっぱね、クーパーは部屋を後にする。
スポンサーリンク
ドイツのドレスデン。
例の酒場にいるトム(新しい名前はクリストフ)。ターゲットの男と仲間が「・・・コールはまずい、銃がいる・・・」などと話しているところに、「ザルツブルグに男がいる」と持ちかけるが、「お前のことはまだ信用できない」と断られてしまう。
後日トムは、銃が入った箱を車に運び入れている男たちを遠くから監視している。そして、走り去った車をバイクで追い、運転手を銃で撃つ。
その夜、酒場でターゲットの男が、トムに拳銃の取引を持ちかけてきた。「別の奴がいたのでは?」と聞くトムに、「もういなくなった」と男が答える。トムは、まんまと組織に潜入することに成功した。
(Photo:IMDb)
レッドは、国連次官に「少佐」を呼び出させた。
「トム・キーンはどこだ」と聞くレッド。「トムは、君が保証し推薦したから雇ったのに」と少佐に苦情を言うが、少佐は「トムは優秀だし、私情に流されることはない。トムからは連絡はない」とウソをつく。
ところレッドは、「作戦が完了したら必ずコンテクトしてくるはずだ」とウソを見破り、「トムのせいで、時間、カネ、人命を失うはめになった」とトムの居所を聞く。「居所を言ったら顧客を裏切ることになる」という少佐に、「君は私をもう裏切っただろう?ベルリンに2倍の金額を提示され、私からベルリンに乗り換えるようトムを仕向けたのは君だ」と迫る(左:少佐、右:国連 次官)。
(Photo:IMDb)
ニューヨーク警察のオフィス。
ウィルコック刑事がまたアレコを尋問している。「エイムズを殺したのはお前だろう、死刑になるぞ」と脅すが、アレコは屈しない。ところが、つい「拳銃で撃たれた」と口がすべってしまう。
ウィルコックが鑑識に船を再度調べさせたところ、拳銃の弾が見つかった。
DNA検査と弾道検査の結果、リズの拳銃の弾であり、アレコの血が付着していたことが判明。さっそくウィルコックは判事のもとへ行き、「キーンが偽証している証拠だ」と言う。ウィルコックと判事は、リズの有罪を確信する。
「少佐」からトムの居所を聞き出したレッド。
トムの居所がわかり、首尾良くいった、と満足なレッドに、「トムのことはもっと前にリズに言っておくべきだった」とデンベ(ハイシャム・トーフィーク)が言う。「方法がわからない、できない・・・」というレッドに、「ただ言えばいいんです、ただやるんです」とデンベが言う。
*** レッドにあらたな手下が加わったようです(19話「レナード・コール」の銃撃戦で活躍!)
(Photo:NBC)
『ブラックリスト』に関する記事一覧はこちら:
シーズン1の記事一覧は、こちらから
シーズン2の記事一覧は、こちらから
シーズン3の記事一覧は、こちらから
シーズン4の記事一覧は、こちらから